【体験談で見る】防災グッズでいらなかったものは?見直してムダゼロ備えを目指そう

SUNDAY MOUNTAINの防災特集

実際は役に立たない防災グッズを避けて、本当にいるものを備えたいと思いませんか?

防災グッズは、いざという時の心身の健康を保つもの。食料・衣類・通信手段・電源関連・ケア用品など、いろんなものを用意する必要がありますが、必要性を見極めないままそろえると、荷物がかさばったり出費がムダになったり。災害時の備えの質を下げてしまいます。

そこで、

いらなかったものは?
本当にいるものは?

と気になるあなたへ、実際の被災者の体験談をもとに、本当に役立ったものと、いらなかった防災グッズを詳しくご紹介。一般的なものだけじゃなく、女性や高齢者だけが感じた「不便」もお届けします。

防災グッズの備えをアウトドア用品でうまく活用する方法もチェックしながら、あなたの備えの質をもっと高めていきましょう!

  1. 防災グッズはいらなかったものを避けよう!
    1. 防災グッズは種類豊富で選び放題
    2. いらなかったものが備えの質を下げる
  2. 実際にいらなかった防災グッズは?
    1. 被災者の体験談①使いこなせなかった
    2. 被災者の体験談②食べづらかった
    3. 被災者の体験談③うまく使えなかった
  3. 女性・高齢者がいらないと感じた防災グッズは?
    1. 女性にとって使いづらかったアイテムと代替案
    2. 高齢者にとって危険または不便だったグッズ
  4. 災害直後に「あってよかった」と感じた防災グッズは?
    1. 被災者の体験談①明かりが助けになった
    2. 被災者の体験談②情報が入らない不安を救ってくれた
    3. 被災者の体験談③スマホが命綱だった
  5. 災害の種類・季節に応じた「必要・不要」グッズの見極め方
    1. 地震
    2. 猛暑・熱波
    3. 大雪・寒波
    4. 風水害(台風・豪雨・洪水)
    5. 火山噴火・火山灰被害・山火事
    6. 停電単独(インフラ障害タイプ)
  6. 上手な防災グッズの収納と管理でムダを減らそう
    1. 備蓄は「見える化」して分散管理
    2. 定期点検で「いらなかったもの」を発見
  7. アウトドア防災グッズでムダをなくそう!
    1. アウトドア用品は「使える防災グッズ」の宝庫
    2. 実用性の高いアウトドア用品5選
      1. モバイルバッテリー(ソーラー対応タイプ)
      2. 携帯浄水器(フィルター内蔵型)
      3. 携帯ラジオ(手回し・ソーラー対応)
      4. 懐中電灯(ヘッドライト型)
      5. ウォータータンク(安全性が高いもの)
  8. 防災グッズをムダにしない4つのステップ
    1. 1|自分に必要なものをリストアップする
    2. 2|アウトドア用品や日用品と兼用できるか考える
    3. 3|使い方を確認しておく
    4. 4|定期的に点検や買い替えをする
  9. 災害時にも役立つ暮らし方がムダをなくす最強の備え

防災グッズはいらなかったものを避けよう!

disaster prevention goods

防災グッズは種類豊富で選び放題

防災グッズは「持っていれば安心」と思いがちですが、実は「買ったけど使わなかった」「避難所では邪魔だった」という声が少なくありません。

特に、初心者にとっては「どれが本当に必要なのか」「いらなかったものは何か」を見極めるのは難しいもの。現在市販されている防災グッズは数百種類を超え、リュック型セットや単品アイテムはもちろんアウトドア用品まで幅広い選択肢があります。

セット商品も「家族用」「女性用」「ペット同伴避難用」などさまざまあり、一見便利そうに見えますが、選び放題=選び方次第でムダになりやすいという側面も。初めて防災グッズをそろえる人ほど「あれもいるかも」「テレビで紹介されていたから」という理由で商品を詰め込みがちです。

選び方の例よくある失敗
多機能ツールを選んだ重くて使い方が分からず、結局使わなかった
一式セットをそのまま購入実際の生活スタイルや体格に合っていない
道具が多く含まれていた
人気商品をSNSで調べて買った被災シーンでは役立たない「映えグッズ」だった
テレビで見たものを衝動買いしたすでに同じ機能のものを持っていた
普段使っているもので代用できた

防災グッズはあくまで「自分や家族の命を守るためのツール」です。重要なのは「数」より「質」。種類が多いからこそ、あなたの暮らしに合っているかどうかを基準に、冷静に「何が本当に必要なのか」を考える姿勢が大切です。

いらなかったものが備えの質を下げる

いざという時に「これは使えない」と感じるアイテムがあると、それだけでストレスが増し、適切な動作や判断に集中できなくなります。特に、避難生活では限られたスペース・時間・体力の中で「使えるもの」だけが真の防災グッズに!以下のようなグッズは「便利そう」に見えても、実際には使われなかったケースが多く報告されています。

よく挙がる「いらなかった」グッズ理由(実際の声)
ロープや登山用カラビナ「使い方が分からない」
「一般人には不要だった」
発電機「回すのが大変で長く使えない」
「電池式の方が手軽だった」
カップ麺・乾パン「水や火が必要で食べにくい」
「口が乾く」「食欲が湧かない」
大型のテントや寝袋「避難所で使う機会がない」
「場所をとるだけだった」

「事前に使い方を確認していなかった」「実際の避難生活を想定していなかった」というのも、実際にいらなかったと感じた原因の1つ。見栄えや機能性にばかり目を向けると、宝の持ち腐れが増えて避難行動や生活の質が低下してしまいます。

また、リュックにムダな物が多いと重量が増して体力を消耗します。特に、女性・高齢者・子どもにとっては命に関わるリスクにも。だからこそ「これは本当に必要か?」と一度立ち止まって考えるクセをつけることが、防災グッズ選びでは欠かせません。

実際にいらなかった防災グッズは?

被災経験のある方々の体験談から、実際にいらなかった防災グッズを見ていきましょう!

ただし、実際の災害では、使用する人・避難の状況・環境・体調・被災時の天候によって使えるもの・使えないものが違うもの。あなたにとってムダを避けた防災グッズが用意できるように、ご参考までにしていただけると幸いです。

被災者の体験談①使いこなせなかった

テントもロープも準備してたけど、避難所では屋内テントが張れず。
全然使わなかった。

熊本地震の避難経験をもとに、防災士の土界谷梨紗氏がまとめた調査によると、事前に準備していた「ロープ」「コンパス(方位磁石)」「テント」などの防災グッズが、実際の避難生活では使用されなかったケースが多く見られました。

特に、操作に慣れていない道具や、屋内の避難所では設置が難しいアイテムは「持っていても使えなかった」という声が上がっています。コンパスはスマホで代用でき、ロープは用途が明確でない限り出番が少なく、テントも屋外避難時でなければ使用が制限されます。

備えとして「万が一のため」についそろえたくなる道具ですが、実際には使いこなせなかったり避難所の環境に適していなかったり。防災グッズは、使える環境と自分のスキルに合わせて取捨選択することが重要だといえるでしょう。

※参照元:【経験者に聞く】防災グッズでいらなかったものリスト9選!本当に必要なものはどれ?カセットコンロは不要?|関西電力株式会社(2025年7月時点)

被災者の体験談②食べづらかった

乾パンやカップ麺が想像以上に食べづらかった。

熊本地震を経験した40代の男性は、避難生活中に「乾パンやカップ麺が想像以上に食べづらかった」と語っています。避難所では水が制限されていたため、カップ麺はお湯が沸かせず断念。乾パンも「パサパサして喉が渇くうえに、子どもは全く食べたがらなかった」とのこと。

この体験から見えてくるのは、「非常食はカロリーが高ければいい」という考えが通用しない現実です。温めなくても食べられるレトルト食品・ゼリー飲料・ふりかけ付きのごはんパックなど「手間なく食べられる」「口当たりがよい」もののほうが圧倒的に重宝されたそうです。

「非常食は備えたけど、誰も食べなかった」は多くの家庭で共通する失敗。家族の好みや食べやすさを考えず、防災セットの定番だからという理由で選ぶと結局ムダになります。食べ慣れている・食べたくなるかどうかという視点が大切です。

※参照元:特集1 非常食(3)|農林水産省(2025年7月時点)

被災者の体験談③うまく使えなかった

リュックの中に詰めていたテントと寝袋がまったく使えなかった。

令和5年の台風被害で避難した女性(60代)は、「リュックの中に詰めていたテントと寝袋がまったく使えなかった」と話します。市の避難所は体育館形式で、スペースも限られていたため、個別のテントを広げることができず。寝袋はかさばって、他人の迷惑になると思い使用を控えたそうです。

また、ほかの避難者の迷惑にならないよう行動する中で「荷物の少ない人の方が動きやすく、安心感があった」と振り返っています。避難所生活では、自分だけが快適という発想では通用しないこともあると分かりますね。

※参照元:「避難所の見えない問題が浮き彫りに」能登地震の災害支援ナースが語る現地のリアル|株式会社マイナビ(2025年7月時点)

女性・高齢者がいらないと感じた防災グッズは?

防災グッズは、万人向けに作られているように見えても、実際は使う人の性別・年齢・体力・生活環境によって使いやすさがガラリと違います。特に、女性や高齢者には「重すぎる」「使い方が難しい」「衛生的に不安」という理由で、いざという時に活用できなかったという声が少なくありません。

あなたに合ったアイテムを選んで、必要なものだけを厳選できるように、女性・高齢者の体験談も見ていきましょう!

女性にとって使いづらかったアイテムと代替案

1枚だけじゃまったく足りなかった。

  • 安価な簡易トイレ
  • 小さな紙ナプキン1枚
  • 大きすぎる寝袋
  • 重すぎるリュック

女性から多く挙がっている「いらなかった防災グッズ」のひとつが、安価な簡易トイレ質の低い衛生用品です。特に、災害時の避難所生活ではトイレの問題が大きな負担に。「臭いがひどくて使えなかった」「吸収力が弱く漏れてしまった」といった声が多く見られます。また、非常持ち出し袋に入っている紙ナプキン1枚だけじゃまったく足りなかったという女性もいました。

さらに、大きすぎる寝袋重すぎるリュックも女性には不向きとされています。平均的な体格や筋力を想定せずに設計されたリュックでは、移動中に肩や腰に負担がかかり、持ち運べなくなったという事例もあります。

実際の声では、以下のような代替アイテムが高く評価されています。

不便だったグッズより適した代替アイテム
安価な簡易トイレ高吸収・消臭機能付きの防臭簡易トイレ袋
小さな紙ナプキン1枚数日分の生理用品(ナプキン・吸水ショーツなど)
大型の寝袋軽量・圧縮できる防寒アルミブランケット
男女共用の大きなリュック小型で体にフィットする女性向けバックパック

また「避難所で着替えができなかった」「人目が気になった」という声も多く、目隠し用のケープやパーソナルスペース確保グッズがあればよかったと話す人もいます。

防災グッズ選びは「機能性」だけでなく、「使いやすさ」や「安心感」も重要なポイント。女性には、人目や衛生面のストレスが心身の負担につながるので、心理的な快適さも見込んだ備えが必要です。

※参照元:女性視点で考える防災 避難所で直面しやすい問題を考える|特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(2025年7月時点)

高齢者にとって危険または不便だったグッズ

握力が足りず使えなかった。

  • 多機能ナイフ
  • 手回し式の発電ラジオ
  • 2ℓのペットボトル数本
  • 簡単に開封できないもの

高齢者がいらなかったと感じる防災グッズの多くは「使いこなせなかった」「重くて扱えなかった」というシンプルな理由からくるもの。例えば、多機能ナイフ手回し式の発電ラジオは「操作が複雑」「握力が足りず使えなかった」「関節痛で指を動かしにくいから滑ってしまった」といった声が多く聞かれます。また、2ℓペットボトルの水を複数本持って避難しようとしたが重くて諦めたという実例もあります。

加えて、高齢者の中にはペットボトルのふたやレトルト食品の封が開けられなかったというケースもあり、力が必要なパッケージや缶切りが必要な食品は不便で危険だと感じた人もいます。包丁やナイフの使用が必要な調理器具なども、むしろケガのリスクを高める要因となり得ます。

実際の声では、以下のような代替アイテムが高く評価されています。

不便・危険だったグッズより適した代替アイテム
多機能ナイフはさみ・缶切りが単独で使えるシンプルな道具
手回しラジオワンタッチ操作できる乾電池式の携帯ラジオ
ペットボトル大量の水持ち運びしやすい1L以下の水を複数に分けて配置
レトルト・缶詰(固い封)開けやすいタブ付き・ソフトパック食品

高齢者にとって大切なのは「操作が簡単」「軽い」「手になじむ」こと。防災グッズは、使う人の体力や認知力に「無理なく使えるかどうか」を考えながら選ぶことが大切です。

また、高齢者は災害時に転倒や骨折など二次被害に遭いやすいのでスリッパじゃなく滑りにくい運動靴・段差を照らせるヘッドライト・手元を照らす懐中電灯なども推奨されています。

※参照元:災害に備える|諏訪市(2025年7月時点)

災害直後に「あってよかった」と感じた防災グッズは?

防災グッズは、いらないと感じるものとは反対に「あってよかった」と感じるものもたくさん!その価値がわかるのは、まさに災害が起きた直後。停電・断水・通信障害が重なる中で「すぐに使えた」「助けになった」と実感されたアイテムこそが本当に必要なグッズだと言えます。

どんな災害だったのか、どんなシーンでどう役立ったのかというリアルな声を見ながら、あなたに役立ちそうな防災グッズを考えてみましょう!

被災者の体験談①明かりが助けになった

夜の停電、本当に真っ暗で怖かった。懐中電灯がなかったら動けなかったと思う。

地震や台風の停電時に「助かった!」という声が多かったのが、懐中電灯です。消防防災博物館の調査でも、83.5%の人が「役立った」と答えており、かなり信頼できるアイテムだということが分かります。

特に、夜の停電は自宅でも避難所でも一歩動くだけで転倒や物にぶつかる危険大。明かりがあるだけで、気持ちが落ち着いて安全に動けるようになります。

最近は、両手が使えるヘッドライト型や周囲をふんわり照らせるLEDランタンが「便利だった」「癒された」という声も。ランタンは置くだけで部屋全体が明るくなり、みんなで使えるのがいいところです。

さらに、スマホの充電ができるタイプや、電池・手回し・ソーラー充電ができるものも人気。ただ明るいだけじゃなく「どうやって充電するか」「どこで使うか」も考えて選ぶと、停電中の不安をグッと減らせます。

※参照元:大地震被災経験者に聞く「被災時にあってよかったもの」調査|財団法人 消防科学総合センター(2025年7月時点)

被災者の体験談②情報が入らない不安を救ってくれた

スマホが圏外で頼れないとき、ラジオから流れる声がすごく心強かった。

災害時に「本当に助かった」と言われるのが携帯ラジオです。特に、停電やスマホの電波が届かない状況ではラジオが唯一の情報源になることも多々。実際、消防防災博物館の調査でも75.8%の人が「役立った」と答えています

被災地の最新状況・避難情報・ライフラインの復旧状況などをリアルタイムで把握できるのは大きな安心。テレビやネットが使えないときに、今なにが起きているのかがわからない不安をラジオがしっかりカバーしてくれます。

中でもおすすめは、乾電池式や手回し充電ができるタイプ。電源がない場所でも聞けるので、いざという時にとても頼りになります。普段は存在感が薄いかもしれませんが、声でつながるライフラインとして備えておくと安心感がまったく違います。

※参照元:大地震被災経験者に聞く「被災時にあってよかったもの」調査|財団法人 消防科学総合センター(2025年7月時点)

被災者の体験談③スマホが命綱だった

スマホが唯一の情報源だったから、モバイルバッテリーはまさに命綱でした


災害時に「一番助かった」と話す人が多いのがモバイルバッテリー。熊本地震を経験した母親も「スマホの充電だけが頼りだったから、本当に心強かった」と振り返っています。

停電中は、家族や周りとの連絡もスマホが命綱。でも、充電できる場所は停電していたり自宅から離れていたりするとなかなか見つかりません。日常の復旧まで何日もかかることもあるので、モバイルバッテリーがあるだけで安心感がまったく違います。

情報を調べたり、安否確認をしたり、ライト代わりに使ったり。スマホ1台でできることが多いからこそ電源の確保は最優先。一人暮らしはもちろん、小さなお子さんがいる家庭や高齢者がいる家でも大切な備えです。

最近は、1000mAh以上の大容量タイプや太陽光で充電できるタイプも人気。使いたいシーンに合わせて選ぶと、災害時にグッと頼もしくなります。

※参照元:「なんとかなる」は大間違い、防災は「知る」「備える」ことが大切、必ずやってくるその時のために、今すぐできること|株式会社ベネッセコーポレーション(2025年7月時点)

災害の種類・季節に応じた「必要・不要」グッズの見極め方

防災グッズを選ぶとときに見落としがちなのが「災害の種類や季節によって、本当に必要なものが変わる」という点。地震と台風では求められる備えが違い、冬と夏とでは優先すべき対策がガラリと違います。よくある防災セットをそのまま備えるだけでは、災害時に「使えなかった」「不十分だった」と感じることになりかねません。

  • 地震
  • 猛暑・熱波
  • 大雪・寒波
  • 風水害(台風・豪雨・洪水)
  • 火山噴火・火山灰被害・山火事
  • 停電単独(インフラ障害タイプ)

それぞれの災害タイプ・季節ならではのリスクに対応するために、どんな防災グッズが必要で、逆にどんなものが不要になりやすいのかを見ていきましょう!

地震

earthquake

地震は予測が難しく、突然発生するので初動の安全確保と停電や断水への備えが最重要。建物の倒壊・家具の転倒・ガラスの破損などが発生するおそれがあるので、まずは自分の身を守るための装備が欠かせません。

必要なもの
  • 軍手・防刃手袋(ガラスの破片対策)
  • 携帯ラジオ(通信遮断時の情報収集)
  • ホイッスル(閉じ込められた際の合図)
  • 懐中電灯・ヘッドライト(停電時の移動用)
  • 靴(スリッパじゃなく底の厚いスニーカー)

いらなかったものは、ロープや非常用ナイフなど。日常生活に近い避難所では使い道が限られ「持っているだけで重く、使わずじまいだった」というケースが多く報告されています。地震では「持ち運びやすく、すぐに使える」ものが特に重要です。複雑な操作を必要としない、シンプルかつ機能的な防災グッズを優先しましょう。

猛暑・熱波

extreme heat

夏の災害、特に停電を伴う猛暑や熱波では命に関わる熱中症への対策が最優先。屋内にいてもエアコンが使えないときは、熱中症を防ぐための対策グッズが欠かせません。

必要なもの
  • 経口補水液・塩タブレット
  • 冷感タオル・ネッククーラー
  • 遮光性の高いカーテン・断熱シート
  • 窓を開けたときの防虫ネット(蚊やハエ対策)
  • うちわ・ポータブル扇風機(電池式やソーラー式)

この季節は、毛布・カイロ・アルミブランケットなどの防寒具は不要になりやすいです。防災セットに通年グッズとして入っていても、夏場の備えには向いていません。

猛暑・熱波への備えでは、「どうすれば体温を下げられるか」「脱水症状を防げるか」という考え方が大切。季節ごとの気候や状況に合わせて、防災グッズを入れ替える工夫をしましょう。

大雪・寒波

heavy snowfall

冬の災害では、寒さによる低体温症や暖房の停止が深刻な問題に。特に、停電が長引くと暖房が使えず体調を崩す人が増える傾向です。心身ともに冷え切ってしまわないよう、防寒対策を重視した備えが欠かせません。

必要なもの
  • 防寒アルミブランケット
  • 保温できる飲み物・スープ類
  • 電池式ヒーターや保温グッズ
  • カイロ(貼るタイプ・足用など)
  • スリーピングバッグ(保温性重視)

この季節は、冷感タオルや扇風機などの夏用グッズは不要。また、気温が氷点下になりやすい地域では水道が凍結するおそれがあるので、水の保管場所や凍結防止対策(室内に保管、ポリタンクに毛布を巻くなど)も必要です。

寒冷災害では「暖かさをいかに保つか」が備えの質を大きく左右します。特に、寒さに弱い高齢者や子どもには、個別に防寒対策を整えましょう。

風水害(台風・豪雨・洪水)

wind and flood damage

風水害は発生前に予兆があるケースが多いので、浸水や土砂災害への備えが重要。強風や豪雨で外出が難しくなるので、自宅での避難(在宅避難)を前提に備えるケースが多くなります。

必要なもの
  • 簡易トイレ(断水対策)
  • LEDランタン(停電時の照明)
  • 家電の高所移動に使えるスノコ・台
  • レインコート・長靴(緊急避難時に両手が使える)
  • 防水バッグ・ジップロック(書類・充電器類の保護)

火やガスを使う調理器具は、風で火が流される危険があるので屋内のみで使用。ロープやシャベルなどの屋外用グッズは、誤った使い方で自分自身やまわりの人を危険にさらすおそれがあるので、慎重な判断が必要です。

風水害では、「水からどう身を守るか」「停電・断水にどれだけ耐えられるか」が備えの中心。室内と屋外、両方のリスクに対応できるような防災グッズを準備しましょう。

火山噴火・火山灰被害・山火事

volcanic eruption

火山噴火・火山灰・山火事といった自然災害では、空気の汚染・視界不良・火傷や呼吸器系のトラブルへの対策が重要。特に、火山灰は吸い込むことで咳や喉の痛みが出たり、雨どいや排水溝に詰まって浸水しやすくなったり。見た目以上に健康被害や生活被害を引き起こします。

必要なもの
  • ゴーグル(目の保護)
  • 長袖・長ズボン(肌の保護)
  • 飲料水の密閉保管(灰による汚染対策)
  • 室内の密閉(テープや新聞紙で隙間をふさぐ)
  • N95マスクや防塵マスク(布マスクは不十分)

肌の露出が多い服装・不織布マスク・防水性のない衣類などは、火山灰が体に触れるのを防ぎきれないのでNG。また、灰が舞う中で使用するテントは、密閉性や耐久性が劣っていると、呼吸器トラブルや倒壊リスクが高まります。

このタイプの災害では、吸い込まない・触れない・汚さないが基本。通常の防災とは違う視点で防災グッズを選びましょう。

停電単独(インフラ障害タイプ)

accident

自然によるものじゃなく、設備トラブル・異常気象・事故などにより発生する停電も災害の1つ。生活に大きな影響を与えるので、防災グッズの備えが欠かせません。特に、マンション高層階やビルなどでは水の供給が止まりやすいので、断水による電気と水の確保が重要です。

必要なもの
  • 水(トイレ・飲料用に分けて保管)
  • モバイルバッテリー(複数台あると安心)
  • ポータブル電源(冷蔵庫や医療機器用に)
  • LEDランタン(充電式・ソーラー式が便利)
  • 手回しラジオ(電源不要で情報が得られる)

いらないものは、ガス式や電気式でしか作動しない調理器具や照明器具。冷蔵庫の食材が傷んでしまうこともあるので、常温保存できる食品の常備も欠かせません。停電は、地震と同様に予測が難しいもの。日常生活の延長で備えられるグッズ(アウトドア用品との兼用含む)を準備しておくのがおすすめです。

上手な防災グッズの収納と管理でムダを減らそう

あなたに本当に必要な防災グッズが準備できたら、うまく収納と管理を!せっかく買ったのに存在を忘れていたり、いざ使おうとしたら使い方がわからなかったり。賞味期限が切れていたという失敗も、とてももったいないです。

防災グッズの上手に収納と管理するコツは、いつも見えるようにしておき定期的にチェックすること。それぞれの方法とメリットを詳しく見ていきましょう!

備蓄は「見える化」して分散管理

visualization

防災グッズの収納で最も避けたいのは、どこに何があるか分からない状態です。段ボール箱に詰め込んで押し入れの奥にしまってしまうと、存在を忘れてしまったりいざというときに取り出せなかったり。大切なのは、見える化と分散管理です。

見える化とは、中身をひと目で把握できるように収納すること。例えば、透明の収納ボックスやラベル付きのケースを使えば、開けなくても内容が分かり管理しやすくなります。

収納方法メリット
透明ボックスに分類収納中身がすぐに分かり、出し入れしやすい
アイテム別にラベルを貼る家族全員がどこに何があるかすぐに把握できる
備蓄リストを冷蔵庫などに貼る定期的な点検や補充を忘れにくくなる

分散管理とは、保管場所を1か所にまとめず、玄関・寝室・車・職場など複数の場所に分けておくこと。災害時に自宅の一部にアクセスできない場合でも、ほかのところから備蓄が確保できます。特に、モバイルバッテリー・携帯トイレ・懐中電灯などは複数の箇所に置くことで、どこにいても必要なものにすぐ手が届き安全に動ける範囲が増えます。

定期点検で「いらなかったもの」を発見

check

防災グッズは、上手に収納していても時間とともに「いらなかったもの」が増える傾向です。例えば、子どもが成長して使わなくなった育児用品や、季節が変わって役立たなくなったグッズなど。複数回の点検を重ねる中で「これは実際には使えないな」と気づくアイテムも少なくありません。

ムダな備えを減らすコツは、定期的な点検と見直し。点検のタイミングは、忘れないように以下のようなイベントに合わせるのがおすすめです。

  • 季節の変わり目(衣類や冷感・防寒グッズの入れ替え)
  • 防災の日(9月1日)や防災週間(毎年8月末~9月頭)
  • 年末年始や大掃除のタイミング

点検時は、賞味期限や使用期限の確認だけじゃなく「実際に使えるかどうか」もチェックしてください。例えば、非常食を開けて味や食感を試してみる、懐中電灯が点くかチェックする、携帯トイレを試しに使ってみるなど疑似体験を通した判断が効率的です

点検項目チェックポイント
非常食・飲料賞味期限切れはないか?
家族が食べられる味か?
衛生用品衛生面に問題はないか?
使い勝手は?
電池・バッテリー類残量は十分か?
液漏れ・劣化はないか?
衣類・タオル・寝具季節に合っているか?
サイズが合っているか?
新たに不要と感じたアイテム実際に避難生活で使えるか?
重すぎないか?

点検で見つけた「いらなかったもの」は、思い切って備蓄から外したり日常使いに回したりするのがベスト。備えの鮮度と必要性がキープできます。

災害に「備える」のは大切ですが、使えないものばかりだと命を守る準備の妨げになること。こまめな見直しを習慣にして、あなたにぴったりの防災セットを育てていきましょう。

アウトドア防災グッズでムダをなくそう!

outdoor equipment

市販の防災グッズセットには「これ本当に使えるの?」と感じるものもありますよね。実際、被災した方の声でも「非常用に買ったけど、一度も出番がなかった」というグッズは意外と多いんです。 

そんな中で、最近注目されているのがアウトドア用品を防災グッズに取り入れるスタイル!もともと自然の中で快適に過ごすために作られているので、避難生活でもその力を発揮してくれます。

さらに、丈夫で使いやすくて普段使いもできるからムダが出にくいのもポイント。日本最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」が、防災にもアウトドアにも使える「頼れるアイテム」たちを厳選して紹介しますね!

アウトドア用品は「使える防災グッズ」の宝庫

アウトドア用品は、もともと「不便な環境でも快適に過ごす」ことを前提に作られてるので防災グッズとしてもかなり優秀。よくある「買ったけど1度も使わなかった」「非常時以外はしまいっぱなし」というムダが防げます。

例えば、アウトドア用のLEDランタンや携帯浄水器は、キャンプ・ピクニック・旅行などで使いつつ災害時にも大活躍。日常で使い慣れておけば、いざという時にもスムーズに扱えるので安心感がアップします。

アウトドア用品は、見た目がおしゃれで使い勝手が良く家族みんなでシェアしやすいのも魅力的!

メリット
  • 兼用性:防災時はもちろん、普段のレジャーや旅行にも使える
  • 耐久性:過酷な自然環境に耐えられる設計で、長く使える
  • 経済性:日常的に使うことでムダにならず、コスパが良い
  • 即戦力:操作が簡単で、すぐに使えるものが多い

防災とアウトドアは、どちらも「自分で自分を守る力」を支えるもの。アウトドア用品をうまく取り入れて、ムダのない賢い防災対策を実現させましょう!

実用性の高いアウトドア用品5選

Sundaymountain

アウトドア用品のプロ「サンデーマウンテン」が5つ厳選!災害時と日常、それぞれの実際の利用シーンとあわせてご紹介します。

いずれも、品質の信頼性が高いブランドの正規品ばかり。長く愛用できるので、いざという時にムダにならずあなたや家族の心身を守ります。

モバイルバッテリー(ソーラー対応タイプ)

Mobile battery
利用シーン
  • 停電時や避難所でのスマホの充電
  • 自宅内の充電コードが届かない場所・キャンプ・野外フェスなど

バッテリー容量は13,400mAh、クイックチャージ機能搭載で、スマホが約3回以上急速充電できるモバイルバッテリー。連絡や情報収集の命綱を守るアイテムとして安心を与えつつ、普段も身近に置いていける「ムダになりにくい」代表格です。

3色切り替えのLEDライトとして長時間まわりを明るく照らせるので、停電時や夜間の移動にも大活躍。本体は防水防塵タイプで、約425gのコンパクトボディ。4段階のバッテリー残量表示付きなので、普段の使用や防災グッズの点検がラクです。

携帯浄水器(フィルター内蔵型)

water filter
利用シーン
  • 断水時や野外での飲み水確保
  • 登山やキャンプなど

水に含まれる微生物を99.9%、バクテリアを99.9999%除去するホロファイバーフィルター。臭いの元となる物質や塩素等を吸着し、臭いや味を軽減する活性炭フィルター。それぞれに水を段階的に通して、飲めない水を安全に美味しく変えてくれる携帯浄水器です。

アウトドアでは渓流や山の湧き水に、災害時は川・雨水・お風呂の残り湯に。断水が長引き、配給される水だけでは足りないときにも活躍します。本体は、わずか76gで軽くコンパクトに折りたためるのが特徴。パーツごとに分解できるので、お手入れしやすく清潔感がキープできます。

携帯ラジオ(手回し・ソーラー対応)

radio
利用シーン
  • 災害時の最新情報収集
  • レジャーやドライブ中のBGM

FM/AM/SWラジオ・モバイルバッテリー・ライト・アラーム・スピーカー・音楽再生・時計と、幅広いシーンで活躍するマルチライト。スマホが使えない状況下で、メディアからの正確な情報を届けてくれます。

電源の取り方は、USB(メイン)・手回し・ソーラーの3種類。普段はコンセントから充電し、災害時はモバイルバッテリーや太陽光で電源が確保できます。昭和レトロな雰囲気で、どこか懐かしさを感じるデザインも魅力的。災害時は「音」「好きなデザイン」が不安を和らげる効果が期待できるので、心理的にも役立ちます。

懐中電灯(ヘッドライト型)

headlight
利用シーン
  • 夜間の避難や停電時の生活照明
  • キャンプ場や夜間のアウトドアでの作業用

水深1.1mの真水に30分耐えられる、優れた防水性をもつヘッドライト。両手がふさがらないので、暗い中での物探しや階段での移動時に安全性が高まります。

近接/遠距離モード・ディミング(増/減光)・ストロボ・赤色ナイトビジョン・ロックモードと、軽量&コンパクトな1台でさまざまなシーンに合わせて照らし方を調整できるので実用性バツグン!バッテリーの残量が表示されているので、点検もラクです。

ウォータータンク(安全性が高いもの)

water tank
利用シーン
  • 断水時の水の保管・配給水の持ち帰り
  • アウトドアでの手洗い用水や飲用水の確保

用途に応じて、置き方が変えられる八角形のウォータータンク。水の備蓄だけじゃなく「水を運ぶ・貯める・使う・飲む」ときに役立ちます。付属のコック(蛇口)を取り付ければ、手洗いや給水が簡単に。広口は手が入る大きさなので、タンク内が洗いやすく清潔をキープできます。

本体には、約2人分・約2日分の防災グッズが収納できるのも魅力的!素材は、燃焼時に発生するCO2が70%削減できるように製造されており、 食品衛生法適合証明書を取得しているので飲水や食品にも安心して使用できます。

防災グッズをムダにしない4つのステップ

4step

防災グッズを「とりあえずそろえる」だけでいると、使わないまま賞味期限が切れていたり避難時に重くて持ち出せなかったり。実際、たくさんのご家庭で「これいらなかった」と感じられています。

これから買う防災グッズをムダにしないために、重要なのが「正しい備え方」を知ること!

  1. 自分に必要なものをリストアップする
  2. アウトドア用品や日用品と兼用できるか考える
  3. 使い方を確認しておく
  4. 定期的に点検や買い替えをする

上記は、今からでもすぐできる4つのステップ。1つずつチェックしながら、ぜひ準備を進めてみてくださいね。

1|自分に必要なものをリストアップする

まず大切なのは、「自分と家族にとって必要なものは何か」をリストアップしてしっかり見極めること。ネットで紹介されている防災リストをそのままコピーするのではなく、家族構成・健康状態・居住環境・ペットの有無など、生活背景に合わせてカスタマイズしましょう。

  • 小さな子どもがいる → 紙おむつ・ミルク・子ども用の非常食
  • 高齢者がいる → 常備薬・補聴器用電池・やわらかい食品
  • アレルギーがある → 専用の食料や医薬品など

このように「誰が・どんな場面で・どれくらい使うのか」を考えながら、必要な理由とセットでリストアップすることが、ムダを減らす第一歩です。

2|アウトドア用品や日用品と兼用できるか考える

次に、専用の防災グッズだけじゃなく普段使っている日用品やアウトドアグッズで代用できるかを検討しましょう。ムダをなくすのはもちろん、普段から使い慣れておき、いざという時に焦らず活用できるという大きなメリットにもつながります。

  • クーラーボックス → 断水時の食材保管に
  • アウトドアチェア → 避難所での床直座りを防ぐ
  • 登山用のヘッドライト → 災害時の懐中電灯代わりに

このように「兼用できるか」を意識しながら選ぶと、ムダな買い物を減らし防災グッズ用の収納スペースを圧迫しません。災害時に「これはどうやって使うんだっけ?」「充電ってどうやってするんだっけ?」と迷うリスクが減らせます。

3|使い方を確認しておく

いざという時に防災グッズを使いこなすなら、冷静でいられる今がチャンス!災害時をイメージしながら操作に慣れておきましょう。

  • 購入後に1度使ってみる
  • 家族と一緒に使ってみる
  • 操作動画をスマホに保存しておく

特に、発電機・簡易トイレ・浄水器などの構造が少し複雑なアイテムは、説明書を見ずにいきなり使うのはハードル高め。災害時は、焦って冷静な判断ができなかったり手元がバタついたりしがちなので、初めてのアイテムを扱うのはとても大変です。

4|定期的に点検や買い替えをする

防災グッズは「買って終わり」じゃありません。定期的に中身をチェックして、常に「役立てられる状態」をキープしましょう。点検するものを少しでも減らしたいなら、アウトドア用品のように普段と兼用できるグッズを多くそろえるのがおすすめです。

点検の目安
  • ライトやラジオの動作確認
  • 非常食の賞味期限チェック
  • 季節に合わせた衣類の入れ替え
  • 年に2回(防災の日の3月・9月)

食品・電池・薬などは使用期限や寿命のあるものが多いので、そのまま放置していると使えなくなることも。定期的に見直さないと、せっかくの備えがムダになってしまうかもしれません。

また、ライフスタイルや家族構成の変化に合わせて中身を買い替えるのも重要。例えば「子どもが大きくなった」「ペットを飼い始めた」など、暮らしが変われば備えも変わってきます。定期点検を習慣にすると「いらなかったグッズ」「足りなかった備え」にも早く気づけるようになり、ムダを根本から防げるようになりますよ。

災害時にも役立つ暮らし方がムダをなくす最強の備え

防災グッズで「いらなかったもの」が増えてしまう原因のひとつは「非常時のためだけ」に備えてしまうこと。実際の被災体験から見えたのが「使い慣れていないもの・持ち出せなかったもの・イメージと違う環境で使えなかったものは、結局ムダになりやすい」です。

だからこそ、これからの防災は「日常とつながる意識」が欠かせません。例えば、アウトドア用品のように、普段の暮らしや趣味にも使えて、いざという時にもちゃんと役に立つものこそ「本当に使える防災グッズ」です。

  • モバイルバッテリー → 日常・アウトドア・災害時、いつでも心の安定剤
  • ウォータータンク → アウトドア・災害時、どちらも手洗い用水や飲用水の確保に
  • 携帯浄水器やヘッドライト → アウトドア・災害時、どちらも安全性を高めてくれる

このように「兼用できて実用性の高いアイテム」を選べば、ムダなく備えられるだけじゃなく普段から活用できる分だけコスパもバツグン!

日本最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」では、防災にもアウトドアにも使える「日常になじむ備え」をコンセプトに、厳選したアウトドア用品を種類豊富にご用意しています。単に生き延びるためじゃなく、暮らしの延長として自然にできる備えを続けていきましょう!

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