買い物はただの物欲の消化にあらず。何を選ぶか、どう使うかはその人のスタイルや視点が確実に表れます。では、あの人は「SUNDAY MOUNTAIN」の膨大な物量の中から何を選び取るのか?
写真家
武蔵野美術大学映像学科卒業後、アメリカへ留学。世界各地の奇妙な風景や事物を博物学的・美学的視点で撮影した写真集『奇界遺産』シリーズなどで知られる。テレビ番組「クレイジージャーニー」などにも出演し、国内外で写真展を開催する。今回の選定テーマは「トラベル」。
「価格の高い順」にソートしてわかる、マニアックぶり
「SUNDAY MOUNTAIN」は、昔アウトドア好きの人に薦められたのがきっかけで知りました。改めて今回見てみると、やっぱり商品数が多くて見ているだけで楽しいですし、それでいてカテゴリーが細かく、アイコンも分かりやすいので迷子になりません。モノの軸だけでなく、アクティビティ別など複数の軸で探せるのが親切ですね。
今回のお題は「トラベル」でしたが、グローバルメニューの「トラベル」カテゴリーからは探しませんでした。僕はカメラバッグを探す時でも、あえて専門外のアウトドアやミリタリーのギアをチェックして転用することが多いんです。自分の場合は、撮影もそうですが、旅での使い勝手も重要なので、汎用性のあるものから探した方がいいんです。
ECサイトを見る時は、まず「価格の高い順」にソートすることが多いですね。そうすると、そのお店のレベルやマニアックさが一目で分かる。ここでも試してみたら、希少な〈HILLEBERG〉のテントまで扱っていたので、かなり網羅してるお店だなと思いました。膨大なブランド一覧もアルファベットのUIで綺麗に整理されていて、非常にストレスなく「正解」に辿り着けるサイトだと思います。
BRAND_GOALZERO
ITEM_ライトハウスマイクロフラッシュ
「定番=正解」の好例
撮影の現場では、暗闇でカメラのボタンが見えない時や、廃墟や洞窟のような場所での補助光としてライトが欠かせません。そこでたどり着いたのが、定番ブランド〈ゴールゼロ〉の「ライトハウス マイクロ フラッシュ」でした。
このライトの良さは、懐中電灯とランタンの二役をこなす汎用性と、手のひらサイズなのにしっかりと明るいこと。撮影において、ストロボを焚くと現場の雰囲気が壊れてしまうことがありますが、光量を調整してLEDの柔らかな光でぼんやりと照らすと、いい空気感が作れるんです。また、海外のホテルは驚くほど部屋が暗いことも多いので、吊るして室内灯代わりに使うこともあります。
僕はバッグなどに関しては、必ずしも「王道」が正解だとは思いません。でも、ガジェットに関しては別で、昨今、スマホでもカメラでもガジェットはメーカーが違ってもかなりの部品が実は共通しているので、最終的な違いはちょっとした作りとか使い勝手のわずかな違いになる。そうなると多くの人が選ぶものが結局正解になるということが、経験的に多いと思っています。多くの専門家やキャンパーに支持され、サードパーティーの拡張パーツまで生まれるような定番商品には、選ばれるだけの明確な理由があります。自分で試行錯誤して結局ここに行き着くのなら、最初からこの「正解」を選んだ方が、最も合理的だと思っています。
BRAND_Matador
ITEM_グローバルトラベルアダプター
命綱である電源を一つに集約
海外の僻地を旅していると、宿の壁にコンセントが一つしかない、なんてことは日常茶飯事です。そのため僕は20年来、延長ケーブルを愛用してきましたが、変換プラグにUSB充電器にと、どうしても荷物が膨れ上がってしまうのが悩みでした。
そんな中で見つけたのが、マタドールの「グローバルトラベルアダプター」です。もともとパッカブルタオルの印象が強いブランドでしたが、これほど実用的なガジェットを出しているとは知らなかったです。これ一台に変換プラグと複数のUSBポートが凝縮されているので、装備をスリム化できるんじゃないかなと。
撮影を終えて宿に入ったら、シャワーよりも先にまず充電するのが自分のルーティンです。電源が少なかったり、電圧が不安定な地域では、限られた時間でカメラやスマホを確実にフル充電しなければなりません。今までだと延長ケーブルにあれこれアダプタをつないで、となっていましたが、これひとつで色々まかなえるのは荷物の削減にもなるし、重宝すると思いますね。
BRAND_凌
ITEM_シノギ カルフワタオル
あると便利な多用途の布
僕が海外へ行く際、必ず持参するのが中東のシュマグ(男性がつけているスカーフ)のような「多目的に使える一枚の布」です。理由はシンプルで、これがあるだけで旅先のあらゆる場面で助かるからです。
例えば、砂埃の舞う場所ではマスク代わりに、僻地の宿でタオルがない時は本来の用途に。特に重宝するのが機内の防寒です。海外の路線は冷房が強いことも多いですが、そういう時にも羽織って使えます。中東の人たちが一枚の布を頭に巻いたり敷物にしたりと使い倒す文化は、非常に合理的で便利だと感じていました。
このタオルは速乾性や吸湿性に優れた機能素材が使われていて、マフラーやブランケット代わりにもなる。わざわざ防寒着を持ち歩かなくても、首に巻いておけば荷物にならず、機内にも身軽に持ち込めます。「荷物を減らし、用途を増やす」。そんな自由な旅を支えてくれる一品ですね。



































