防災グッズを女性が選ぶなら？持ち歩き・持ち出し・備蓄・一人暮らしにおすすめなアイテム

女性には、プライバシー・特別な衛生用品・防犯が欠かせない！災害時も、一般的な防災グッズではカバーしきれないのではないかと不安ですよね。女性のための防災グッズは、最低限じゃなく「私にとって最適か？」を基準に考えることが大切。命を守るのはもちろん、心身の安定を保つことが避難生活を乗り切るためには欠かせません。

ここでは、

「女性ならではの防災グッズって何？」
「実際に役立ったの？」

と気になるあなたへ、いざという時に役立つ防災グッズを「持ち歩き用・非常持ち出し用・自宅備蓄用・一人暮らし用」という4つのシーンに分けて詳しくご紹介！実際に被災した女性たちの体験談も交えながら、リアルに役立ったグッズや避けたい失敗例にも触れています。

アウトドア用品を上手に防災に活用するコツもチェックしながら、あなたのライフスタイルや環境に本当に必要な防災グッズの準備を進めていきましょう！

女性向け防災グッズの備えリストを完成させよう！

防災グッズは3パターンで備えるのが基本

防災グッズの備えは、すべてを一箇所にまとめるのではなく3つのパターンに分けて考えるのが基本。それぞれに役割があり、災害の発生状況やライフラインの停止レベルに応じて使い分けることが重要です。

種類	主な使用シーン	特徴
持ち歩き用	日常生活中に災害が起きた場合	バッグに入るサイズ 軽くて携帯性が高い
非常持ち出し用	発災直後の避難時	最低限の生存物資 すぐに持って出られる
自宅備蓄用	自宅での避難生活が必要なとき	食料や水を多めにストック 長期生活に対応

例えば、外出中や仕事中に災害が起きた場合は「持ち歩き用」が役立ち、避難指示が出た場合は「非常持ち出し用」を背負って避難します。避難せず自宅に留まる場合は「自宅備蓄用」のストックが頼りになります。

この3パターンに分けておくと、必要なときに必要な物だけを使えるようになり、混乱が最小限に！防災用品の購入や整理をするときも、この分け方をベースにすればムダなく備えられます。大切なのは、どのシーンで何を使うのかを想定しておくこと。これだけで、実際の災害時に行動が大きく変わります。

女性ならではの備えをするのが理想的

女性にとっての防災は、単に「生き延びるための準備」にとどまりません。安心・清潔・プライバシーの確保といった要素が欠かせないのです。例えば、避難所での生活では「生理用品が足りない」「着替えができない」「トイレに行きづらい」といった悩みが多数報告されています。これらは男性にはなかなか想像しにくく、備えの内容に差が出やすい部分でもあります。

以下は、女性が特に意識して備えておきたいアイテムの一例です。

カテゴリ	備えておきたいグッズ
衛生管理	・生理用品 ・ドライシャンプー ・デリケートゾーン用シート
プライバシー確保	・ポンチョ ・目隠し用ストール ・着替え用ミニテント
防犯対策	・防犯ブザー ・小型ライト ・鍵付きポーチ
快適性	・マスク ・ハンドクリーム ・リップクリーム

これらは「命を守る道具」じゃないかもしれませんが、被災生活をより快適に心を保った状態で過ごすために欠かせないもの。特に、避難所では生理や着替えのタイミングなど人目が気になるシーンが多々。事前に備えておけば、そのストレスを大幅に軽減できます。

また、備えの内容は年齢やライフスタイルによってさまざま。例えば、妊娠中や育児中の女性は母子手帳・おむつ・哺乳瓶の準備が必要ですし、高齢の女性は常備薬や補助器具が重要な備えになります。女性向けの防災グッズは、自分に合うカスタマイズが重要！万人共通の「正解」はありません。

女性向け防災グッズ：持ち歩き用

災害は、家にいるときだけ起きるわけじゃありませんよね。通勤中・買い物中・旅行中など、日常のどんなシーンでも突然起こり得ます。だからこそ、女性が常に携帯できる「持ち歩き用防災グッズ」を備えておくことは、防災の基本のひとつ。お気に入りのバッグやポーチに入れておける、軽量で実用性の高いアイテムを選びましょう！

最低限の持ち物

持ち歩き用の防災グッズは、とにかく軽く必要最低限にまとめるのがポイント。災害発生直後の行動に必要なものに絞りましょう。以下のようなアイテムは、多くの女性が日常的にバッグに入れやすくとても役立ちます。

アイテム	理由・用途
モバイルバッテリー	通信・情報収集に必須 軽量で2回程度充電できるものが理想
ホイッスル	声が出せない場面でのSOS発信 がれきの下などで活用できる
小型LEDライト	夜間の移動や停電時に 暗い場所での安心感を確保できる
生理用品	不意の体調変化にも対応できる 清潔を保つために2～3枚備える
携帯トイレ	渋滞・断水時の緊急対応 においや漏れを防ぐ密閉型が便利
ウェットティッシュ	手洗いできないときの衛生対策に アルコールタイプが清潔感◎
絆創膏・常備薬	軽いケガや頭痛、胃腸薬など、 自分用のミニ応急セットとして活用

これらのグッズをポーチ1つにまとめておくと、バッグの中でも迷子にならずすぐに取り出せるように。アウトドア用品の中には、防水・防塵・軽量設計のポーチが豊富にあるので防災グッズの収納に最適です。

なお、持ち歩きグッズはあくまで「一次対応」を目的としたもの。最初の数時間を安全に乗り切るために、この小さな備えが大きな助けになります。ただし、本格的な避難や長期生活には非常持ち出し袋や自宅備蓄が欠かせません。

防犯ブザー

女性の防災には「自分を守るための音」も大切。防犯ブザーは、災害時の混乱や避難所生活での危険回避に役立つアイテムです。特に、都市部では不審者との遭遇や夜間の避難などで不安を感じるシーンが増えるので、常に身につけておくことが推奨されています。

使用場面	活用効果
避難時・夜道	大音量で周囲に存在を知らせ、身の安全を確保できる
不審者への威嚇	即座に鳴らせば、相手を遠ざける効果が期待できる
救助要請（崩落現場など）	声が出せない状況でも音で位置を知らせられる

最近はアウトドアブランドや雑貨メーカーからも、USB充電式・LED付き・防水仕様のブザーが登場！コンパクトながら100dBを超える音量が出せるタイプもあり、女性の防災用品として非常に心強い存在です。

防犯ブザーを選ぶ際は、以下の点もチェックしておきましょう。

日常に溶け込むアイテムだからこそ、防災・おしゃれ・使いやすさの両立が大切。あなたが「毎日持ちたくなるもの」を選ぶことが習慣化の第一歩です。

※参照元：女性の視点を活かした防災ミニブック｜福岡市（2025年6月時点）

女性向け防災グッズ：非常持ち出しリュック用

非常持ち出しリュックは、災害が発生した直後に避難するときに持ち出す「命を守る最低限のセット」。被災から72時間は救援が届かないことも多いので、その間を安全かつ衛生的に生き延びるために備えましょう！

リュックの中身は、飲食・救急・衛生・防寒・情報収集など幅広いですが、女性は生理用品・プライバシーへの配慮・防犯対策も欠かせません。ここでは、特に重要なものに絞ってわかりやすくお伝えしますね。

食料・水・調理器具

災害時は食料と水の確保が最優先！最低でも3日分（可能なら7日分）の備えが必要とされています。加えて、調理環境がないことも想定し加熱不要で食べられるものを中心に準備しておきましょう。

必須アイテム	理由・備えのポイント
飲料水（1日3L×人数分）	飲用・手洗い・調理にも使用 ペットボトルよりパウチ式が軽くて便利
レトルト食品・缶詰	開けてすぐ食べられる スプーン付きのものが使いやすい
アルファ米	長期保存可能で水かお湯で戻せる 味付きなら調味料も不要
エネルギーバー	甘味・糖分補給に バッグの隙間に入れやすく軽量
携帯浄水器	汚れた水も飲料水にできる アウトドアでも活躍するコンパクトなモデルが◎
カセットコンロ	火が使えると温かい食事が可能に アウトドア用の小型タイプが最適
アルミ鍋・カップ	湯沸かしや簡単な調理に使える 直火OKな軽量ギアが便利

例えば、携帯浄水器は水道が止まったときに頼れる存在。登山やキャンプでも使われているモデルは安全性や信頼性が高く、数千円で購入できるので防災リュックに1本入れておくと安心です。また、調理器具を選ぶときは「軽さ・耐久性・火にかけられるか」をチェック！アウトドア用品のコンパクトセットは、防災グッズとしても優秀ですよ。

救急・衛生・生理用品

ケガや体調不良は突然やってきますが、応急処置のグッズだけじゃ不十分。女性ならではの衛生対策や生理の備えも忘れずにしておきましょう。避難所では共有トイレや手洗い環境が万全じゃないかもしれません。個人で清潔を保てる工夫が必要です。

衛生・救急グッズ	活用ポイント
絆創膏・ガーゼ	軽い擦り傷や切り傷の手当てに 消毒液や綿棒もセットで準備
ドライシャンプー	水が使えないときに便利 スプレータイプなら扱いやすい
生理用品（ナプキン等）	1週間分を目安に 吸収量が多い夜用を中心にすると枚数を減らせる
おりものシート・使い捨て下着	洗濯できない環境で重宝 不快感を減らし衛生を保てる
ポケットティッシュ・ウェットシート	トイレ・手拭き・体拭きなどに アルコール入りタイプは除菌にもなる
常備薬・鎮痛剤	頭痛・腹痛などに備えて 人によっては婦人科系の薬も必要

例えば、生理用品は防災セットの中でも見落とされがちでありながら非常に重要なアイテム。避難所では入手が難しいかもしれないので、自分のペースに合わせた量を備えておくと安心です。また、簡易トイレや水なし歯みがきジェルなどもストレスの軽減に。見た目は控えめでも、これらの衛生用品は避難生活の精神的な安定につながる大切なアイテムです。

プライバシー保護アイテム

女性の防災で、特に意識したいのが避難所や仮設空間でのプライバシーの確保。不特定多数が同じ場所で過ごす中、着替えや睡眠時に気を張ることで大きなストレスを感じます。以下のようなプライバシー保護アイテムで、心身の疲労を和らげましょう。

アイテム	活用方法・特徴
ポンチョ型タオル	着替え時の目隠しに 体全体を覆えて通気性のある素材が◎
簡易更衣テント	ワンタッチ式のコンパクトなタイプが便利 屋外でも安心して着替え可能
目隠し用ストール・大判布	荷物や体の目隠しに使える 軽くてかさばらないため多用途に活躍
耳栓・アイマスク	就寝時の音・光を遮断し、落ち着いた環境を作る
自立式サンシェード	車中泊やテント泊での空間仕切りに アウトドア用なら軽くて設営も簡単

こうした防災グッズは、年齢や家族構成に関係なくすべての女性にとって心強い存在。「目隠しできる」という安心感は、女性の避難生活を送るうえでとても大きな支えになります。

中でも、簡易テントなどのアウトドア用品は、災害時だけじゃなくレジャーでも使用できるので防災へのハードルを下げてくれます。普段と近い暮らし方ができるほど、避難中のストレスがぐっと軽くなりますよ。

※参照元：災害の「備え」チェックリスト｜首相官邸（2025年6月時点）

女性向け防災グッズ：自宅備蓄用

自宅で被災した場合、すぐに避難所に行けるとは限りません。特に地震や豪雨では、道路や公共交通機関がストップし、数日間自宅で過ごさざるを得ないケースが多くあります。そんなときに頼りになるのが自宅備蓄用の防災グッズ！

女性にとっては、食事や衛生面だけじゃなく「安全に、落ち着いて、快適に過ごせる環境を整える」ことが重要です。女性らしい感性と工夫を活かしながら、あなただけの快適な防災空間をつくってみてくださいね。

室内で活躍するキャンプ用品

「停電」「断水」「暖房が使えない」という災害時の暮らしに強い味方になるのがアウトドア用品。特に、室内で安全に使えるコンパクトなキャンプ用品は、女性や高齢者でも扱いやすく収納場所にも困りません。

キャンプ用品	活用シーン・選ぶポイント
LEDランタン	夜間照明用 充電式＋ソーラー兼用だと停電時にも安心
コンパクト寝袋	冷え込む室内での就寝に最適 軽量・保温性の高いものを選ぶ
エアーマット	床の冷えを遮断 空気式なら収納しやすく、設置も簡単
アルミ保温シート	体温を逃さない簡易ブランケットとして使用可能
折りたたみチェア・テーブル	調理・食事・書き物に使える多目的家具 狭いスペースでも使いやすい

キャンプ用品は「フェーズフリー防災」の代表格！

フェーズフリーとは、災害時だけじゃなく日常でも使える製品やサービスを意味する言葉のこと。例えば、日常のアウトドアで使用しているLEDランタンを、停電時にそのまま使用することで「防災のためだけに買う」心理的ハードルが下げられます。

※参照元：フェーズフリーとは｜一般社団法人 フェーズフリー協会（2025年6月時点）

調理や水確保に便利な道具

災害時の「食べる」「飲む」は命をつなぐ行動。自宅に備える道具は、調理や水の確保をムリなく、スムーズにできるものを選ぶのがポイントです。アウトドア用品の中には、非常時にこそ力を発揮する機能的な道具がそろっていますよ。

調理・水関連ギア	活用方法・備え方のコツ
ポータブルガスコンロ	火が使えないときの必需品 カセットボンベも3〜5本備蓄を
アルミ製クッカー	軽量で直火OK 煮る・沸かすが1台ででき、洗いやすい
折りたたみウォータータンク	水の持ち運びや貯水に便利 未使用時はぺたんこに畳めて収納性抜群
携帯浄水器	水道が使えないときに、 川や雨水をろ過して飲料水に変換できる
発熱剤（化学加熱）	火を使わずに温かいご飯を食べたいときに便利 安全性が高い

特に、女性は調理器具の洗いやすさ・軽さ・扱いやすさを重視すると避難生活でもストレスが少なくて済みます。例えば、クッカー（アウトドア用調理鍋）やシェラカップは1つで煮る・焼く・食べるができる優れもの。お湯を沸かしてレトルト食品やインスタントスープを温めるだけでも、心がホッとします。

また、忘れてはならないのが水の確保。人は水がないと3日も生きられないと言われています。水道が止まる可能性を考えて、飲料用・調理用・生活用水を分けて備えておくのが理想！浄水器はアウトドアで使われる高性能タイプ（フィルター式やストロー式）が防災にも最適で、1本備えておくだけで安心感が違います。

女性向け防災グッズ：一人暮らし用

一人暮らしの女性にとって、災害時は「頼れる人がすぐそばにいない」という不安がつきまといます。家族やパートナーが近くにいないからこそ、自分一人で「最初の72時間」をしのげるだけの備えをしておきましょう。

とはいえ、備蓄スペースが限られていることも多く「場所を取らず、かつ必要なものを効率的にそろえる」のが難しいかもしれません。ここでは、一人暮らしの女性に特化した防災グッズの選び方を2つの視点でお伝えしますね。

コンパクトで持ち運びやすいもの

狭いワンルームやアパートでもムリなく備えられるように、防災グッズは軽量・省スペース・多機能をキーワードにチョイスしましょう。アウトドア用品は、一人暮らしの備えにぴったりなコンパクト設計のアイテムが豊富です。

アイテム	特徴・一人暮らしでの活用ポイント
折りたたみウォータータンク	未使用時は薄く収納可能 災害時の水の運搬・貯水に役立つ
ポータブルソーラーランタン	停電時に活躍 窓辺に置いて充電できる折りたたみ型が人気
発熱剤付き保存食	加熱調理が不要 スペースを取らず、すぐ食べられる安心感が魅力
エマージェンシーブランケット	軽量・コンパクトなのに保温性抜群 防寒対策に必須
ミニコンロ＆アルミクッカー	調理道具を最小限に 1人分の湯沸かしやレトルト温めに最適
軽量防災リュック	女性でも背負いやすいサイズ感 チェストベルト付きで体にフィットしやすい

一人暮らしでは、何よりも「自分で持ち運べるか」が大切。非常持ち出し袋は詰め込みすぎると重くて扱いにくくなるので、あくまで「自分にとって必要な最低限」に厳選してください。

また、収納場所は「ベッドの下」「玄関近く」「クローゼットの上段」などすぐ取り出せる場所に分散。建物が損壊したり物が散乱したりしても、どこか1つから取り出せる可能性が高まります。

家族や友人と連絡を取るもの

災害時、一人暮らしの女性にとってもっとも不安なのが「誰とも連絡がつかない」こと。スマホが使えない・SNSが繋がらない・家族の安否がわからないという状況に備えて、情報伝達と通信手段を確保しましょう！

通信・連絡ツール	用途・備えのポイント
モバイルバッテリー（大容量）	スマホの充電確保に 10000mAh以上で複数回充電可能なものがおすすめ
手回し充電式ラジオ	情報収集＋充電＋ライトが一体化した、 多機能モデルが便利
安否確認カード	連絡が取れない時のために、 連絡先・持病・避難先を記載して携帯する
ホワイトボード or メモ帳	家に残す伝言用や避難所でのコミュニケーションに活用
簡易Wi-Fiルーター（モバイル通信）	停電時でも通信できる場合あり ポータブルバッテリーで稼働可能なタイプが◎

大地震や大規模災害では、携帯キャリアの通信が制限される「災害モード」になることも。通話やネットがつながりにくくなっても慌てずに済むよう、連絡が取れないケースにも対応できるように備えておくと安心です。

例えば、家族や親しい人と事前に「災害時の連絡ルール」を決めておくこと。「LINEよりSMSを先に送る」「3日経っても音信不通なら◯◯の家を確認する」など。一人暮らしはすべてを自分で判断する必要がありますが、通信手段さえ確保できれば孤立が回避できます。

実際に役立った！女性たちのリアルな体験談を見てみよう

防災グッズをそろえるときは、カタログや専門家の意見も大切ですが、実際に災害を経験した女性たちの声はよりリアル！避難生活や一時的なライフラインの停止を経験した女性たちの「本当に役立った」と感じたアイテムや工夫を見ていきましょう。聞こえてきた共通点は「ちょっとした備えが、心と体の安心を支えてくれた」でした。

季節に合わせた衣替えを忘れがち

非常持ち出し袋の中身を一度準備してそのまま放置していたという人が多く、「冬に夏服しか入っていなかった」「子ども用の服がサイズアウトしていた」といった失敗談が目立ちました。

問題点	解決策
防災袋の服が季節に合わない	季節ごとに中身を入れ替える「衣替えチェック」を習慣にする
子どもの成長に対応できない	半年に一度、防災袋の中身を「試着・確認」する
通年対応が難しい	圧縮袋を活用して、夏用・冬用の両方を少しずつ入れておく

特に、女性は体温調節のしやすさや防寒性が重要なポイントに。アウトドア用の保温インナーや防風ジャケットなどは、軽量かつコンパクトで備えに最適です。

布ガムテープやビニール袋が意外と役立つ

日常では見落としがちなアイテムも、避難生活では多用途で重宝されます。中でも、布ガムテープとビニール袋の使い勝手の良さは群を抜いて高いです。

アイテム	活用シーン例
布ガムテープ	割れた窓の応急処置、靴の補修、荷物のまとめ、防寒対策などに
ビニール袋（大中小）	簡易トイレ、食器カバー、荷物の防水、雨具代わり、手袋代わりなどに活用可

アウトドア経験者からは「ビニール袋は防寒具として足にかぶせると意外と暖かい」という声も。どちらも軽くてかさばらないので、100均やホームセンターで数種類をそろえてストックしておくのがおすすめです。

ドライシャンプーで気持ちをリフレッシュ

避難所や断水時にお風呂に入れない状態が続くと、精神的ストレスが大きくなります。多くの女性が「頭がベタつくだけで気持ちが落ち込む」「他人との距離が近いので気になる」と感じたとのこと。

種類	特徴
スプレータイプ	手軽で速乾性あり 頭皮のにおいも抑えやすい
泡タイプ	マッサージしながら使用できる 洗い流し不要で保湿性あり
シートタイプ	拭き取り式 髪が短めの方や男性にも人気

アウトドア用品でも人気の水なしで使える衛生ケア用品は、災害時にも大きな味方になります。「水が使えなくても、清潔を感じられる」ことが心の安定にもつながりますよ。

ブランケットやランタンで安心感が高まる

保温と照明は、精神的な安心と安全確保の両方につながります。特に、暗闇の中で音が響く避難所では安心できる空間づくりがとても重要！

アイテム	ポイント
エマージェンシーブランケット	小さく畳めるのに体温をしっかり保持 1人1枚は必須アイテム
多機能LEDランタン	調光・吊り下げ可・充電式など、 アウトドア仕様が特に便利
ポンチョ型ブランケット	肩からかけられて動きやすい 冷えにくく、リラックス効果もある

「ブランケットがあると、少しでも家にいるような感覚になれた」「ランタンがあるだけで夜の避難所が安心できた」との声が少なくありません。温もりと照明は、女性にとって防災の心のケア用品とも言えます。

栄養サポートグッズで体調や美容を大切にできる

災害時にはつい「生き延びること」が最優先になりますが、それでも体調管理やホルモンバランスを保つためには「栄養の質」が重要です。

グッズ例	特徴・効果
ビタミンゼリー・栄養ドリンク	食欲がないときも摂取しやすい 栄養バランスを補う
プロテインバー・ナッツ類	腹持ちがよく、タンパク質と脂質が取れる 美容面でも優秀
鉄分・葉酸入りサプリメント	女性に必要な栄養素をカバー 生理や貧血対策としても安心感あり

「甘いものを少しでも口にしたら気持ちがラクになった」「ナッツやゼリーを持っていてよかった」など、精神面・美容面の支えとして「自分のためのグッズ」を入れておくことが推奨されています。

防災にも日常にも活用できる！おすすめアウトドア用品5選

災害時に役立つ道具の中には、実は日常生活やアウトドアでも活躍するアイテムがたくさん！

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」でも、女性にとって使いやすく持ち運びにも便利なアウトドア用品を豊富にご用意しています。

ここでは、特におすすめしたいものを5つ厳選してご紹介しますね。いずれも信頼性の高いブランドの正規品で、機能性や品質に優れたものばかりです。

コンパクト調理器具

避難生活中やライフラインが止まった状況でも、温かい食事が心の支えに。アウトドア用のコンパクト調理器具は、軽量・小型で非常用リュックにも収納しやすいのが特徴です。

製品タイプ	特徴
メスティン	ご飯炊きや煮込みが可能 折りたたみ式で持ち運びに便利
アルコールバーナー	電気・ガス不要 燃料さえあればどこでも使用可能
携帯カセットコンロ	安定性が高く、火力調整もしやすい 室内利用にも対応可能

非常時にはレトルト食品だけでは栄養が偏りがち。温めたり、簡単な調理ができるだけでも満足度が大きく変わります。特に、女性は常温や冷たいものばかりでは体が冷えてしまうので、温かい食事ができる調理器具の備えが欠かせません。

こちらのコンロは、持ち運びに便利なコンパクトサイズ。グリーン・レッド・イエローのポップなカラーバリエーションが食卓を明るく彩り、日本の伝統的な暮らしの道具「かまど」をイメージしたレトロ感も楽しめます。火力はダイヤルで調節可能で、トルネードタイプなのでガスの消費が効率的。風に強いので屋外でもきちんと使用できます。

多機能LEDライト

夜間の暗さは、女性にとって精神的な不安を大きくするもの。LEDライトの中でもアウトドア向けの多機能タイプが防災用途にも最適です。

製品タイプ	特徴
ソーラー充電ライト	電池が不要で環境にやさしく、電源がなくても安心
手回し充電タイプ	手動で発電できるので、完全に電気が止まっても使用可能
ランタン＋懐中電灯型	広範囲を照らす＋ピンポイント照射の2WAY テント内でも安心

調光機能やSOS点滅モードが付いたタイプを選べば、避難所での夜間照明や移動時の安全確保にも大助かり！

こちらのLEDランタンは、炎のゆらぎのように光るLEDライトでほっとリラックスできるのが魅力。人が落ち着きを感じやすい色温度が忠実に再現されています。光り方も、明るさは3段階に変えられつつ「ゆらぎ」にもできるのが魅力的。置いたり引っかけたりはもちろん、フラッシュライトモードで懐中電灯としても活用できます。

携帯浄水器

水道が止まったとき、最も困るのが安全な飲み水の確保。アウトドア用の携帯浄水器は、自然水や雨水などをろ過し、飲める状態にしてくれる便利な道具です。

種類（例）	特徴
ミニタイプ	超軽量で手のひらサイズ
ストロータイプ	飲み口を直接水源に差し込んで使用
グラビティ式浄水器	複数人での使用に便利 吊るして自然の重力でろ過するタイプ

家庭用の備蓄水だけでは数日が限界。特に女性は、生理・授乳・体調管理のために水の質と量の確保が重要です。

こちらの携帯浄水器は、水に含まれる微生物を99.9%、バクテリアを99.9999%除去するホロファイバーフィルターと、臭いの元となる物質や塩素等を吸着し、臭いや味を軽減する活性炭フィルターの2つを搭載。2段階で浄水するシステムで、安全で美味しい飲み水が作れます。軽量でコンパクトに収納でき、パーツごとに分解してお手入れがしやすいのも魅力的！

モバイルバッテリー

スマホは情報収集・安否確認・ライト代わりと、非常時にこそ欠かせないアイテム。モバイルバッテリーは日常ではもちろん、防災グッズとしてももはや必需品と言えるでしょう。

種類	特徴
大容量タイプ	30,000mAh以上でスマホ7〜8回分の充電が可能
ソーラー対応型	日中に太陽光で充電できる 充電インフラが壊滅した時に便利
急速充電タイプ	限られた時間で効率よく電力を補給 避難所の共有コンセント対策にも

夜間や災害情報のチェック、連絡手段の確保のためにも、常に持ち歩けるコンパクトなタイプが便利です。

こちらのモバイルバッテリーは、19200mAhの大容量タイプ。3色に切り替えできるLEDライト機能を搭載しており、目的や好みによって使い分けられます。温かな雰囲気を演出する「WARM」、食卓を囲む時などに賑やかな雰囲気を演出する「BRIGHT」、蛍光灯のような「COOL」。いずれも、さまざまな配置方法で明るく照らせます。

防災ポーチ

普段のバッグや職場の引き出しに入れておける防災ポーチは、まさに防災と日常の橋渡しアイテム。最低限の備えをスマートに持ち運べるのが魅力です。

中身の例	解説
生理用品・マスク・絆創膏	女性に特化した衛生・ケアグッズ
携帯トイレ・除菌シート	公共トイレが使えない場面や清潔確保に対応
小型ライト・携帯食	突然の帰宅困難時でも安心

市販品のほか、自分で中身をカスタマイズする人も多く「わたし専用の非常用キット」として持っておくのが今の主流！

こちらの防災ポーチは、表面と裏面をコーティングした耐久性のある100デニールのリサイクルチェスナイロン生地。縫い目から浸水を防ぐシームシーリング処理とはっ水ファスナー搭載で、雨や水から中身を守ります。メインファスナーが大きく開くので、化粧水や保湿液などが取り出しやすいのも魅力です。

女性向け防災グッズの準備を4ステップで始めよう

防災対策は、1度にすべてをそろえるのではなく段階的に進めていくとスムーズ！特に、安心・快適・安全の3つの視点から、自分らしい防災スタイルをつくることが大切です。続けられる備えができるように、初心者でも簡単に取り組める4つのステップを見ていきましょう。

必要なものをリストアップする

まずは、自分にとって本当に必要な防災グッズをはっきりさせるのがスタートライン。住んでいる地域の災害リスク（地震、台風、豪雨など）や、持病の有無、子どもや高齢者の有無などを考えながら決めてみましょう。

チェック項目	考えるポイント
日常生活で使うもの	生理用品、常備薬、コンタクトレンズなど
災害時に特に必要になるもの	水、食料、情報源（ラジオ・スマホ）など
自分の体調や特性に応じたもの	アレルギー対応食、吸入器、授乳ケープなど

手書きのメモやスマホのリスト機能を使って、具体的な商品名や個数まで記録しておくと買い物中に迷わず済みます。

買い足すものをアウトドア視点で選ぶ

リストをもとに不足しているものを買い足すときは、アウトドア用品を視野に！軽量・コンパクト・多機能なアイテムが効率よくそろえられます。

アウトドア用品は「耐久性」と「実用性」に優れているので、長期保存にも向いています。

防災を意識しながら日常で使い慣れる

防災グッズは、備えるだけで満足してしまいがちですが実際に使ってみることで初めて分かることも多いもの。例えば、モバイルバッテリーの充電速度・LEDランタンの明るさ・携帯食の味などを事前に試しておくと、いざという時にも安心です。

また、「使い慣れている＝心理的にも安心」という効果もあります。特に、女性は衛生用品や衣類の使用感が不快だとストレスを感じやすいので、日常生活に取り入れながら「慣れ」を作っておくのがポイントです。

定期的な見直しとメンテナンスをする

備蓄したグッズは「使わなければOK」じゃありません。賞味期限や使用期限のあるアイテムも多いので、定期的な見直しやメンテナンスが必要です。

点検頻度	主なチェックポイント
3〜6ヶ月ごと	食料・水・電池・常備薬の賞味／使用期限
季節の変わり目ごと	衣類・カイロ・虫除けなどの季節対応用品
年1回	バッグの重さ、収納しやすさ、防犯アイテムの作動確認

自宅のカレンダーやスマホにリマインダーを設定しておくと、忘れずにチェックできます。年末の大掃除や夏休みなど、まとまった時間を確保できる日に取り組むのもおすすめです。

アウトドア視点を取り入れた安心感の高い備えを！

「防災グッズをそろえるのは大変そう」「何を選べばいいのかわからない」と感じていた方も、この記事を読んで少しでも備え方のイメージができたのではないでしょうか？

実は、防災に役立つアイテムの多くはアウトドア用品と共通しています。軽量でコンパクト、使い勝手がよく、長期間保管しても劣化しにくい。防災のためにわざわざ買うのではなく、アウトドアの楽しみの延長線上で「備える」という発想に切り替えるだけで、準備がぐっと気軽になりそうですよね。

日常にすっとなじむアウトドア用品を取り入れることは、防災リテラシーを高める第一歩！国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」では、防災にも使える優秀なアイテムをたくさんご用意しています。「防災＝特別な準備」じゃなく「アウトドア＝賢い備え」という視点で、自分と大切な人を守るための準備を今日から始めてみませんか？