ダウンバーストとは?竜巻との違いや前兆を知って身を守る防災対策

downburst
SUNDAY MOUNTAINの防災特集

ダウンバーストとは何かを知って、竜巻との違いや前兆をふまえながら、落ち着いて備えや行動を判断できるようになりませんか?

ダウンバーストは、積乱雲の発達にともなって突然起こる強い突風のこと。名前は聞いたことがあっても、竜巻との違いがよくわからなかったり、どんな前兆に気づけばいいのか迷ったりする方は少なくありません。防災では、ただ不安になるのではなく、まず現象を正しく知って、どんな場面で何を意識すればいいかを整理しておくことが大切です。

ここでは、

ダウンバーストって何?
どう備えればいい?

と気になるあなたへ、起こりやすい気象条件や前兆をわかりやすくご紹介。発生時に安全を確保する方法と、飛来物や停電中に役立つ防災グッズもお伝えします。実際にどんな被害が出やすいのかも確認しながら、いざという時に備えてあなたには何が必要なのかを見つけていきましょう。

ダウンバーストとは積雲や積乱雲から発生する突風現象のこと

Downburst

冷えた空気や雨粒が急激に落下する仕組み

ダウンバースト(down burst)とは、積雲や積乱雲の下で発生する強い突風のこと。雷雲が発達したときに、雲の中で冷えて重くなった空気や雨粒が一気に地面へ落下し、地面にぶつかった空気が周囲へ広がることで強い風が吹きます。

発生までの流れ
  1. 積雲や積乱雲の中で空気が冷える
  2. 雨粒や氷の重みで下降気流が強くなる
  3. 冷えた空気が地面へ急降下
  4. 地面に当たった空気が周囲へ広がる
  5. 突風としてダウンバーストが発生

積乱雲の中では上昇する空気と下降する空気が動いています。雨粒や氷の粒が増えると空気が冷えて重くなり、下へ落ちる流れが強くなります。この下降気流が勢いよく地面に達すると、空気が四方へ広がり、地上では短時間の激しい突風として現れます。

発生時間が短く被害は瞬間的

ダウンバーストは、数分から十数分ほどの短い時間で急に強い風が吹きます。そのため、発生から被害までの時間が非常に短いのが特徴。風が急に強くなったと感じたときには、すでに危険な状況になっている場合もあります。

突風が発生すると空気が中心から外側へ吹き出すように広がるので、被害は円形や扇状のように広がります。倒れた木や飛ばされた物の向きは似た方向に。屋外設備や樹木などが広い範囲で同時に被害を受ける場合もあります。空の様子や風の変化に気づくことが、早めの安全行動につながります。

ダウンバーストの種類は2つ

ダウンバーストは「マクロバースト」と「マイクロバースト」の2つに分類されています。違いは、被害の広がり方や現れ方。ニュースや気象情報で出てくる状況をイメージしやすくするために、それぞれの特徴を詳しく知っておきましょう。

広い範囲に強風をもたらす「マクロバースト」

マクロバーストは、広い範囲で突風が広がるタイプのダウンバースト。被害が広がる範囲はおよそ4km以上とされ、住宅地・森林・道路など一定の範囲で同時に風が強まることがあります。

この現象では、突風が一点ではなく面のように広がるのが特徴。限られた場所だけではなく、周囲の地域でも同時に突風が観測されたケースもあります。

マクロバーストは雷雨や激しい雨を伴うことも多く、積乱雲が発達しているときに発生しやすいとされています。空が急に暗くなる、冷たい風が吹くといった変化が見られる場合には、このような突風が発生する可能性があります。

狭い範囲に突風をもたらす「マイクロバースト」

マイクロバーストは、比較的狭い範囲で発生するダウンバースト。被害の範囲はおおむね4km未満とされ、限られた地域で突風が観測されます。

この現象は発生する範囲が小さいので、近い場所でも風の強さに大きな差が出るのが特徴。ある地点では突風が吹いていても、少し離れた場所ではほとんど風を感じないという状況も見られます。

マイクロバーストは短時間で急激に風が変化することがあり、航空分野では特に注意されている現象として知られています。雷雨やゲリラ豪雨とともに発生することもあり、積乱雲が急速に発達している場面では局地的な突風に注意が必要です。

ダウンバーストが発生しやすい気象条件

Weather conditions

危険な天候の変化に早く気づき、安全な行動が取れるように、ダウンバーストが発生しやすい希少条件を知っておきましょう。特に注意したい3つをお伝えしますね。

台風接近時の大気の乱れ

台風が近づくと、暖かく湿った空気が大量に流れ込み積乱雲が発達しやすくなります。このとき雲の内部では強い上昇気流と下降気流が生まれやすく、ダウンバーストが発生する可能性も高めに。台風と聞くと大雨や暴風を思い浮かべる人が多いですが、外側の雨雲でも突風が現れます。

  • 急に風が強くなる
  • 雨雲が次々と発達する
  • 雷を伴う強い雨が降る
  • 空の様子が短時間で変わる

こうした変化が見られるときは、ダウンバーストや竜巻などの突風現象が起こりがち。台風の進路から離れた地域でも、積乱雲の発達によって突風が起こることがあるので気象情報のこまめな確認が大切です。

夏の夕立やゲリラ豪雨

夏の夕方に発生する夕立やゲリラ豪雨も、ダウンバーストが発生しやすい典型的な状況です。強い日差しで地面が暖められ、暖かい空気が上昇し、積雲や積乱雲が急速に成長。このとき雲の内部では雨粒や氷の粒が増え、冷えた空気が落下しやすくなります。

  • 空が急に暗くなる
  • 突然強い雨が降る
  • 雷が頻繁に発生する
  • 積乱雲が急速に発達する

こうした変化は、ダウンバーストの発生条件がそろっている状態。都市部でも発生するおそれがあり、突然の突風によって看板や樹木が倒れるなどの被害が報告されています。

特に、夏の午後から夕方にかけては積乱雲が急速に発達しやすく、青空から短時間で空が暗くなるなど天候の変化がはっきり現れる時間帯。空の変化に気づいたときは、早めに屋内へ移動するなど安全な場所を確保しておくと安心です。

寒冷前線の通過

寒冷前線が通過するタイミングに、大気の不安定な状態が強まり積乱雲が発達しやすくなります。寒冷前線とは、冷たい空気が暖かい空気の下に入り込みながら進む境界のこと。暖かい空気が押し上げられるので、積乱雲ができやすくなります。

  • 急に雨雲が広がる
  • 雷を伴う雨が降る
  • 気温が急に下がる
  • 短時間で風向きが変わる

こうした変化が起きているときも、ダウンバーストや竜巻などの突風現象が発生するおそれがあります。天気予報で寒冷前線の通過が伝えられているときは、雷や強い雨だけでなく突風にも注意しておくと安全行動につながります。

ダウンバーストによる被害

Damage

実際に報告されている3つの例を見ながら、ダウンバーストの被害をイメージしてみましょう。突風が面で広がる気象現象なので、住宅地や道路など一定の範囲で同時に発生するケースが多いです。

建物の損傷

ダウンバーストによる被害では、倒木や飛散物の向きが同じ方向にそろうことがあります。これは上空から落ちた空気が地面にぶつかり、外側へ広がる風の特徴によるもの。例えば、気象庁の現地調査(2018年 栃木県栃木市〜小山市)では、次のような被害が確認されました。

  • 屋根の一部破損
  • 外壁や雨どいの破損
  • カーポートや物置の破損
  • 住宅の屋根瓦のずれや落下

この事例では、突風によって住宅の屋根や外装部分に被害が集中。建物の倒壊には至らないものの、強い風によって屋根材や外装設備が損傷するケースが多く確認されています。

※参照元:現地災害調査報告|気象庁(2026年3月時点)

倒木や飛来物

ダウンバーストでは、強い突風によって樹木が倒れたり、屋外設備が飛ばされたりすることも。気象庁の突風調査でも、倒木や屋外設備の破損が複数確認されています。

  • 枝折れ
  • 街路樹や庭木の倒木
  • フェンスや看板の破損
  • トタン板や軽い物の飛散

このような突風では、風にあおられた物が飛来物となり、周囲の設備や建物をさらに損傷させるおそれも。倒木や飛散物は、人身事故につながる危険があります。

※参照元:気象業務はいま|気象庁(2026年3月時点)

停電や交通障害

ダウンバーストによって樹木が電線に接触したり道路に倒れたりすると、停電や交通の乱れなど別の被害も出るおそれがあります。気象庁の突風調査では、広い範囲でインフラ被害が確認されました。

  • 倒木による道路の通行止め
  • 約1000世帯の停電
  • 電柱・電線の損傷
  • 道路交通の混乱

ダウンバーストによる被害は突風そのものだけではありません。発生時間が短くても、その後の生活や移動にも関係してきます。

竜巻やガストフロントとの違い

Tornado, Gust Front

突風を伴う気象現象といえば「竜巻」や「ガストフロント」もあります。それぞれを比べながら特徴を知って、気象情報やニュースを見たときにどのような危険があるのかを判断できるようになりましょう。

気流の方向

ダウンバースト下降気流
竜巻回転する上昇気流
ガストフロント地表を横に広がる冷たい空気

ダウンバーストは、雲の中から空気が地面へ落ちる下降気流が中心となる突風。積乱雲の中で冷えて重くなった空気が一気に落ちることで、地上に強い風が広がります。一方、竜巻は上昇する空気の流れが回転しながら強くなり、地面と雲の間で渦を作る現象。ガストフロントは、雷雲から流れ出した冷たい空気が地表を横に広がることで発生します。

風の動き

ダウンバースト地面に当たった空気が外側へ広がる
竜巻回転しながら上昇する渦状の風
ガストフロント冷たい空気が地表を横に広がる風

ダウンバーストでは、地面に落ちた空気が周囲へ一気に広がる形で風が吹きます。中心から外側へ向かって吹き出すため、強風は短時間で広い方向へ広がります。竜巻は、回転する渦の中で風が巻き上がるように動くのが特徴。ガストフロントは、雷雲の前方に冷たい空気が広がり突風のような強い風が吹きます。

この違いにより、同じ突風でも現象の見え方や被害の特徴が変わります。

発生場所

ダウンバースト積乱雲の真下
竜巻積乱雲の内部から地面
ガストフロント雷雲の前方

ダウンバーストが発生する場所は、積雲や積乱雲の真下。雷雨が発生している地域の下で起こることが多く、短時間で強い風が吹きます。竜巻は、発達した積乱雲の中で渦が形成され、雲と地面をつなぐ形で現れます。ガストフロントは、雷雲の前方に広がる冷たい空気の境界で発生します。

被害の広がり方

ダウンバースト円形や扇状に広がる
竜巻帯状に続く
ガストフロント広い範囲に突風

ダウンバーストによる被害は、円形や扇状に広がることが多いのが特徴。空気が地面にぶつかり外側へ広がるため、被害は面的に広がります。竜巻は、回転する渦が移動しながら被害を出すので細長い帯のように被害が続くことがあります。ガストフロントでは、雷雲の前方で広い範囲に強風が吹くことがあります。

ダウンバースト対策に役立つ防災グッズ11選

突風のあとでも落ち着いて行動しやすくなるために、身を守る装備、停電時の明かりや情報源、移動を助ける道具をそろえておきましょう。

倒木・飛来物・停電・道路の通行困難など複数の状況が同時に起こるので、防災グッズも状況ごとに役立つ装備を組み合わせることが大切。中でも、アウトドア用品は、もともと自然環境の中で安全に行動するために作られているものが多く、防災でも活用しやすいのが魅力です。

では「安全確保」「電源確保」「移動確保」の3つに分けて、サンデーマウンテンがおすすめしたい防災グッズを紹介しますね。

安全確保

ダウンバーストでは、飛来物や倒木によるけがの危険が高まります。まずは身を守るための装備を考えておきましょう。

ヘルメット

ヘルメットは、落下物や飛来物から頭を守るための基本です。ダウンバーストでは看板・屋根材・枝などが風で飛ばされることも。頭部はけがのリスクが高い場所なので、保護できる装備があると安心です。

役立つシーン
  • 飛来物や落下物から頭を守る
  • 倒木や看板などの危険からケガを防ぐ
  • 強風の中での移動時の安全性を高める
Helmet

登山用ヘルメットは軽くて持ち運びやすいため、防災用としても扱いやすい装備です。

登山ブーツ

登山ブーツは、足元を安定させて安全に歩くための靴。倒木や瓦礫がある場所では、普段の靴では歩きにくいことがあります。登山ブーツは靴底が硬くて滑りにくく、足首を支える構造になっているため、不安定な地面でも歩きやすくなります。

役立つシーン
  • 瓦礫や枝がある場所でも足を保護できる
  • 滑りにくく安定して歩ける
  • 強風時でも踏ん張りやすい
shoes

防水性があると水濡れで足が冷えにくくなり、より安全に移動しやすくなります。

厚手グローブ

厚手グローブは、手を保護しながら作業できる装備です。突風のあとには、折れた枝や破損した物が散乱していることも。素手で触ると、皮膚を切ったり棘が刺さったりなどのけがをする危険があります。

役立つシーン
  • 破片や金属によるケガを防ぐ
  • 飛ばされた物を動かすときに手を守る
  • 片付け作業や応急対応で手を保護できる
globe

アウトドア用のグローブは耐久性・保温性・強度に優れたものが多く、防災でも使いやすいです。

ヘッドライト

ヘッドライトは、停電時でも両手を使いながら周囲を照らせるライト。夜間の停電で視界が大きく制限されたときに、頭に装着するライトがあると移動や作業がしやすくなります。

役立つシーン

・停電時でも両手を使いながら照らせる
・夜間の移動で足元を確認できる
・暗い場所でも安全に行動できる

headlight

アウトドアでは夜間の行動に欠かせない道具で、電源は乾電池とバッテリー充電の両方に対応しているタイプも。長時間連続して照らせるよう、明るさや色味を調整できる便利なものも多いです。

電源確保

突風による被害で停電が起こることも。暗い時間帯でも状況を確認できるよう、明かりや電源を確保しておくと安心です。

LEDランタン

LEDランタンは、停電時の室内照明として使えるライト。長時間点灯しながらも発熱が少なく、広い範囲をやわらかい光で照らすので部屋の中でも使いやすい特徴があります。

LED Lantern
役立つシーン
  • 停電時に室内を広く照らせる
  • 夜間でも周囲の状況を確認できる
  • 避難所や車内でも明かりを確保できる

停電時の生活では、ランタンが1つあるだけでも安心感がぐっと増します。広範囲に照らせるタイプや置いたり吊るしたりできるものを選ぶと、屋内でも使いやすくなります。

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーは、スマホや小型ライトなどの充電に使える持ち運び可能な電源です。現在の状況を把握したり安否確認をしたりするときに、重要な情報源のバッテリーを守ります。

役立つシーン
  • スマホを充電できる
  • 気象情報や避難情報を確認できる
  • 家族や周りの人との連絡手段を保てる
Mobile battery

コンパクトで普段から持ち歩けるので、使い慣れておけるのも魅力的。容量は10000mAh以上を目安に選ぶとスマホが約2回充電できるので、停電が数日続いても安心感があります。

携帯ラジオ

携帯ラジオは、電波で情報を受け取ることができる防災機器です。停電や通信障害が起きると、スマホが使えず気象情報や避難情報が届きにくくなりがち。そんなときでも携帯ラジオがあれば、ラジオ放送を通して必要な情報が受け取れます。

役立つシーン
  • 停電時でも防災情報を受信できる
  • 通信が不安定でも情報を得られる
  • 自治体の避難情報を確認できる
radio

選ぶときは電池式や手回し充電に対応しているかを確認しておくと安心。ライトやスマホ充電機能が付いたタイプもあり、防災用として一台あると役立ちます。

移動確保

強風や雨のあとには、路面の状態が悪くなることがあります。避難や移動に備えて、安定して歩ける装備を用意しておきましょう。

防水リュック

防水リュックは、避難時に荷物を濡らさずに持ち運べるバッグです。ダウンバーストは雷雨と一緒に発生することが多く、強い雨が降る場合も。防水タイプなら、荷物の水濡れを気にせず移動そのものに集中できます。

役立つシーン
  • 防災用品をまとめて持ち運べる
  • 両手を空けて安全に行動できる
  • 雨の中でも荷物を濡らさず移動できる
Waterproof backpack

選ぶときは防水素材や止水ファスナーを採用しているかをチェック。容量は20〜30Lほどあると、防災用品や着替えをまとめて収納しやすくなります。

レインウェア

レインウェアは、雨の中でも体を濡らさず行動できる装備です。ダウンバーストは強い雨を伴うことが多く、雨具がないと体温が下がる原因に。アウトドア用なら、防水性はもちろん、防風や防寒にも優れているので体への負担が大きく減らせます。

役立つシーン
  • 強い雨の中でも体を濡らさず行動できる
  • 避難や屋外作業がしやすくなる
  • 体温低下を防げる
Rain suit

選ぶときは上下セパレートタイプで、動きやすいものがおすすめ。耐水性だけでなく蒸れにくい透湿性があると、長時間の着用でも快適に行動できます。

トレッキングポール

トレッキングポールは、歩行時のバランスを保つための杖のような道具です。足元が不安定になる倒木や段差の場所で、移動を助けてくれます。

役立つシーン

・強風時でもバランスを取りやすい
・不安定な地面で転倒を防ぎやすい
・長距離の徒歩移動の負担を減らせる

Trekking poles

長さ調整ができるタイプ軽量なアルミ素材を選ぶと、初心者でも扱いやすいのでおすすめ。滑りにくいグリップやストラップ付きなら、より安定して使えます。

携帯救急キット

携帯救急キットは、けがをしたときに応急処置ができる道具をまとめたものです。突風のあとには、小さなけがが起きることも。そんな時に1つ備えておけば、悪化を防いだり痛みを和らげたりできます。

役立つシーン

・避難中のケガを応急処置できる
・擦り傷や切り傷に対応できる
・簡単な処置をその場で行える

Portable First Aid Kit

選ぶときは絆創膏・ガーゼ・消毒用品・包帯など基本セットが入っているかを確認。コンパクトで防水ケース入りのものなら、リュックに入れて持ち運びやすくなります。透明ケースだと中身の位置が分かりやすく、欲しいものが取り出しやすくなるのでおすすめです。

ダウンバーストの前兆(サイン)を知っておこう

Signs

少しでも早く安全な行動をとるために、ダウンバーストの発生前に見られるサインを知っておきましょう。普段から空や風の変化に気づけるようになると、危険な場所から離れるなどの行動が取りやすくなります。

空が急に暗くなる

ダウンバーストが起こる前には、空が短い時間で急に暗くなることがあります。これは、積雲や積乱雲が急速に発達し太陽の光を遮るため。特に、夏の昼から夕方にかけては、青空だった空が短時間で灰色の雲に覆われることがあります。

具体例
  • 黒っぽい雲が急に広がる
  • 遠くの空が急に暗くなる
  • 雲の下が暗く見える

こうした変化は、雷雨や強い突風が近づいているサイン。屋外にいるときは、周囲の空の様子を確認しながら早めに屋内へ移動する判断が大切です。

突然冷たい風が吹く

ダウンバーストの前には、体温ではっきりと感じ取れるほど、それまでの空気と違う冷たい風が突然吹くことがあります。積乱雲の中で冷えた空気が地表へ落ち、周囲に広がる風が発生するためです。

具体例
  • 気温が下がったように感じる
  • 急に強い風が吹き始める
  • 風向きが変わる

このような変化は、積乱雲の活動が活発になっているサインの1つ。強い風が続くときは、建物の中など安全な場所へ移動することが重要です。

激しい雨や雹が降る

ダウンバーストは、強い雨や雹を伴う雷雨の中で発生することも。積乱雲が発達し、雨の粒や氷の粒が大量に落ちるため、短時間で激しい降水になります。

具体例
  • 雨の音が強くなる
  • 大粒の雨が急に降り始める
  • 氷の粒である雹が落ちてくる

こうした降水は、積乱雲の活動が強まっているサイン。視界が悪くなるほど雨が降るときは、無理に移動せず安全な場所で様子を見ることも大切です。

積乱雲が急速に発達する

ダウンバーストは、発達した積乱雲の下で発生する突風。積乱雲は上空へ大きく成長する雲で、雷雨や強風の原因になることがあります。

具体例
  • 入道雲のように高く伸びる雲
  • 雲の上部が広がる形になる
  • 雲の下が暗くなる

こうした雲が見えるときは、雷雨が発生する可能性が高め。空の様子を確認しながら、天候の変化に注意することが大切です。

竜巻注意情報が発表される

気象庁は、積乱雲の発達によって突風の可能性が高い場合に「竜巻注意情報」を発表します。これは、竜巻だけでなくダウンバーストなどの突風現象にも注意を促すものです。

具体例
  • 天気アプリで注意情報が表示される
  • 自治体の防災メールや防災アプリで通知が届く
  • テレビやラジオの気象情報で注意が呼びかけられる
  • 空の変化に注意する
  • 屋外での活動を控える
  • 頑丈な建物へ移動する

これらの情報が出ているときは、雷雲が近づいているサイン。屋外での活動を控えたり頑丈な建物へ移動したりなど、早めに身を守る行動をとることが重要です。

ダウンバーストは予測できるのか

Weather radar

ダウンバーストは発生場所や時間を正確に予測するのが難しい現象。ただし、気象レーダーや突風の予測情報を確認すると、積乱雲の発達や突風が起こりやすい状況が把握できます。どのような部分を見れば「強い雷雨や突風が来る」と判断できるのかを知っておきましょう。

気象レーダーによる観測

ダウンバーストの発生に関係する積乱雲が、常に観測されているのが気象レーダー。電波を空へ発射し、雨粒や氷の粒に当たって戻ってくる反射波を測定する装置です。これにより、雨雲の位置や強さが確認ができます。

確認ポイント
  • 強い雨のエリアが短時間で急に広がっている
  • 強い雨のエリアが自分のいる方向へ移動している
  • 赤や紫などの非常に強い雨のエリアが表示されている
  • 雷マークが表示されている発達した雷雲が近づいている

このような雨雲が近づいているときは、突風を伴う雷雨の可能性もあるため要注意。スマホの天気アプリでもレーダー画像を見ることができるので、空の様子とあわせて確認すると状況を理解しやすくなります。

竜巻発生確度ナウキャスト

気象庁が突風の可能性を知らせる情報として提供する、竜巻発生確度ナウキャスト。現在から1時間程度先までの短時間の予測を示す情報で、積乱雲の発達状況をもとにダウンバーストや竜巻などが発生する可能性を示しています。

確認ポイント
  • 竜巻注意情報と同時に表示されている
  • 積乱雲が発達している地域が継続して表示されている
  • 自分のいる地域が黄色または赤色のエリアになっている
  • 時間表示を進めると突風の可能性エリアが近づいている

この表示が出ている場合は、積乱雲に伴う突風が発生するおそれがあります。突風の可能性が高い地域に入ったときは、空の様子や風の変化に注意を。早めに安全な場所へ移動することが重要です。

ダウンバースト発生時の安全行動

Safe Behavior

自宅にいるとき・屋外にいるとき・車の中にいるときの3つの状況ごとに、ダウンバースト発生時の身を守る行動を知っておきましょう。短時間で強い突風が吹くので、慌てて行動すると危険が大きくなります。

自宅にいるとき

自宅にいるときは、窓や外壁から離れて建物の内側で待機するのが基本。突風とともに物が飛ばされることがあるので、窓の近くはとても危険です。風が強まってきたら窓ガラスから距離を取り、室内の安全な場所で状況が落ち着くのを待ちましょう。

  • 窓やベランダから離れる
  • カーテンや雨戸を閉める
  • 家の中心に近い部屋へ移動する
  • 屋外の様子を無理に確認しない

突風は短時間で弱まることも多いので、無理に外へ出るよりも屋内で安全を確保するほうが安心です。

屋外にいるとき

屋外にいるときは、頑丈な建物の中への移動が身を守ることにつながります。飛来物や倒木の危険があるので、周囲に遮るものがない場所にいると危険が高くなります。空が暗くなったり冷たい風が吹き始めたりしたら、できるだけ早く移動しましょう。

  • 近くの建物の中へ入る
  • 樹木や電柱の近くから離れる
  • 看板や屋外設備の下を避ける

突風が強くなってきたときは、無理に移動を続けず近くの建物や安全な場所で様子を見ることも大切です。

車の中にいるとき

車の中にいるときは、周囲の状況を確認しながら安全な場所で停車することが基本。ダウンバーストは強い横風が発生することがあり、車を動かすことが危険になるケースがあります。倒木や飛来物によって道路の状況が急に変わることもあります。

  • 安全な場所に車を停める
  • 樹木や看板の近くを避ける
  • ハザードランプを点灯する
  • 車外に出ない

突風の中での運転は危険。無理に車外へ出ず、周囲の状況を確認しながら車内で待機しましょう。

突然の突風に備える装備を日常から整えておく

積雲や積乱雲の下で突然発生するダウンバースト。発生する場所や時間の細かな予測はできません。空が急に暗くなる、冷たい風が吹く、強い雨が降るなどの前兆を感じたら、落ち着いて身を守る行動をとりましょう。

飛来物や倒木、停電、交通の乱れなどが同時に起こるおそれがあるので、防災グッズは次の3つを意識して準備しておくと安心。

  • 身を守る
  • 明かりや情報源を確保する
  • 安全に移動する

登山やキャンプで使われるアウトドア用品は、雨や風、暗さ、足場の悪い場所など自然環境の変化を前提に作られているものばかり。突風のあとでも安全に行動するための装備として役立ちます。

大切なのは、特別な防災用品だけを考えるのではなく、日常やアウトドアで使い慣れながら「いざという時に使える」状態を整えておくこと。

Sundaymountain

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」では、防災にも活用できるアイテムを多数ご用意しています。日常生活やアウトドアシーンにも、自然となじむ機能性とデザインを兼ねそなえたものばかりです。

ダウンバーストのような突然の気象現象に備えるためにも、1度見てみてくださいね。

コメント

SUNDAY MOUNTAIN とは

アウトドアを楽しんでいるイメージ

自分らしさを見つけて、自分らしく過ごす

SUNDAY MOUNTAINは自分らしくアウトドアを楽しむための
最高の体験を提供するショップを目指しています。
誰かと同じでなくても良い。楽しみ方は多種多様です。
SUNDAY MOUNTAINは出来るだけ多くのお客様に楽しんで頂けるように
様々なアイテムを取り揃えています。
SUNDAY MOUNTAINが考える「Outdoor Wellbeing」とはそれは、
当店に遊びに来ていただいたみなさんが
アウトドアを通して心も体も健康になり、人生が豊かになるということ。
創業当時よりずっと変わらないSUNDAY MOUNTAINの想いです。