寒い夜や硬い床の上でも、ちゃんと休める備えができていますか?
寝袋(シェラフ)はキャンプや車中泊で使うイメージが強いですが、環境が整っていない場所で体を休めるための大切なアイテム。例えば、災害が起きたときは体温と体力を守るための必需品とも言われています。
でも、毎日使うものではないので、種類の特徴や性能の違いが分かりにくく自分や家族に合うものがどれがいいか迷う人も少なくありません。
この記事では、
「寝袋のおすすめはどれ?」
とお探し中のあなたへ、国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」がアウトドアのプロの視点から、寝袋の選び方を季節別・用途別・機能別にご紹介。本当に使いやすいおすすめモデルも10点お届けします。
寝袋の種類や機能の違いを知っておくと、あなたに合う寝袋が選びやすくなります。普段のアウトドアだけじゃなく、環境が整わないシーンでも安心して体が休まる準備を整えましょう!
寝袋で災害時の体温と体力を守ろう

寝袋(シェラフ)は命を守る生活必需品
寝袋(シェラフ)は、床や地面の冷え・硬さから体を守り、眠れる環境を自分で作れるアイテム。頭から足先まですべてを包み込んでくれるので、睡眠の質が上がりやすくなり翌日の行動がラクになります。
- 床からの冷えを受けにくくなる
- 体を包めて、眠りに入りやすくなる
- 自分の寝床が決まり、落ち着いて休みやすい
寒冷地や山地だけじゃなく、春や秋の冷え込み、雨で体が冷えた夜、停電で暖房が使えない状況でも寝袋が大活躍。布団の代わりではなく、睡眠を守るための必需品と考えるのがポイントです。
防災用のおすすめは「アウトドア用」の高性能タイプ
非日常が続く災害時は、眠りが浅くなると疲労がなかなか取れません。移動・片付け・情報の確認などがしにくくなり、体への負担が積み重なっていきます。
そんな時に役立つのが寝袋で、おすすめはアウトドア用の高性能タイプ。寒さの中で使うことや持ち運ぶことを前提に作られているので、避難所や車内避難の条件と合いやすいです。
防災目線で見たときに押さえたいポイントは、次の3つです。
- 温度の目安が表示されている
- 収納サイズが小さく、持ち出しやすい
- 汗や湿気を想定した素材が使われている
高性能といっても、特殊な機能は不要。寒い夜に使えて、しまいやすく、扱いに困らないことが大切です。アウトドア用の寝袋は、その条件を満たしやすく、防災用としても選びやすい選択肢になります。
寝袋の種類と特徴を知ろう
寝袋(シェラフ)を選ぶときに、まず知っておきたいのが「形の違い」です。形によって暖かさ・寝心地・使いやすさが大きく変わります。まずは、あなたに合う寝袋を選びやすくするために、代表的な2種類であるマミー型と封筒型についてそれぞれの特徴と向いている人をお伝えしますね。
寒さ対策なら「マミー型」

寒さへの強さを優先するなら、マミー型の寝袋がぴったり。頭から足先まで体に沿う形をしていて、余分な空間が少ないのが特徴です。その分、体の熱が外へ逃げにくく冷えやすい夜でも暖かさを保ちやすくなります。
マミー型の主な特徴は次のとおりです。
- 体にフィットする形で、保温性が高い
- 収納サイズが小さく、持ち運びやすい
- フード付きのモデルが多く、首元や頭の冷えを防ぎやすい
一方で、体に密着する形なので寝返りがしにくいと感じる人もいます。ただ、防災の視点では「しっかり眠れる暖かさ」を重視したい場面が多く、冬の避難所や車内避難ではマミー型の安心感が大助かり。寒さが心配な人や、コンパクトさを重視したい人に、まず検討してほしいタイプです。
ゆったり寝るなら「封筒型」

寝心地のラクさを重視するなら、封筒型の寝袋がおすすめ。四角に近い形で、布団に近い感覚で使えるのが特徴です。体を締めつけにくく、寝返りがしやすいので普段の寝方に近い姿勢で休みたい人に向いています。
封筒型の特徴をまとめると、次のようになります。
- 中が広く、足を伸ばして寝やすい
- 自宅避難や来客用としても使いやすい
- 開いて掛け布団のように使えるモデルもある
ただし、内部の空間が広い分、冷たい空気が残りやすく寒い環境では暖かさが足りなく感じることも。そのため、封筒型は春や秋、自宅避難など極端な冷え込みがないシーンと相性が良いです。普段使いと防災を兼ねたい人や、寝袋に慣れていない人に、取り入れやすい形と言えます。
タイプ別|防災におすすめの寝袋10選
寝袋は「なんとなく」で選ぶと失敗しやすいアイテム。避難所へ持ち出すのか、自宅で使うのか、冬を越すためなのかになどよって、必要な性能が大きく変わります。
では、アウトドアのプロ「サンデーマウンテン」が、防災シーンでよくある使い方ごとにタイプを分けてそれぞれに合った寝袋を紹介します。あなたの生活環境や避難の可能性を思い浮かべながら「これが合ってるかも」という1枚を見つけてみてくださいね。すべて信頼できるメーカーの正規品です。
避難先で使うコンパクトタイプ
リュックに収まりやすく、必要な暖かさを確保しやすい寝袋を中心に選びました。避難所や一時避難場所で使う寝袋は、非常持ち出し袋に入れて運ぶので持ち運びやすい重さと収納性に優れたサイズが大前提。徒歩での避難や、荷物を最小限にしたい人に向いたモデルです。
スパーク プロ −1C|SEA TO SUMMIT

軽さと収納性を最優先したい人向けの1枚。
スパーク プロ −1C は収納サイズがとても小さく、リュックに入れてもかさばりにくいので、徒歩避難や荷物を減らしたい場面と相性抜群。マミー型で体にフィットしやすく、余分な空間が少ない分、夜の冷え込みでも体温を保ちやすい設計です。春から秋を中心に、防災用としてまず1枚備える寝袋として選びやすいモデルです。
- 避難所へ持ち出す可能性がある
- 荷物の軽さと収納性を重視したい
- 初めて防災用の寝袋を備えようとしている
スパーク 7C|SEA TO SUMMIT

とにかく軽く、かさばらない寝袋を探している人向け。
スパーク 7C は、軽さとコンパクトさを重視した寝袋。収納時のサイズが小さく、非常持ち出し袋に入れやすいのが特徴です。保温力は控えめですが、春や秋の避難、短時間の仮眠には十分対応しやすく、インナーシーツなどを組み合わせて調整しやすい点もメリットです。
- 非常用リュックに常に入れておきたい
- できるだけ軽い寝袋を選びたい
- 春〜秋の避難を想定している
家の中で使うおしゃれタイプ
家族や来客用にも使えるデザイン性と、普通の布団のような感覚で使える寝袋を中心に選びました。自宅での避難生活や普段使いにも似合う寝袋を選ぶなら、動きやすさと寝心地の良さにプラスして、見た目のなじみやすさも大切。日常の延長として使える寝袋は普段から触れる機会が多いので、いざという時の心理的な安心感にもつながります。
丸洗いラビットファータッチシュラフ・-2(うさみみ付)|LOGOS

ふんわり感と使い勝手の良さを両立した1枚。
LOGOSの丸洗いラビットファータッチシュラフ・-2は、表面にふわふわのラビットファー風生地、裏面にはやわらかいフランネル素材を使った寝袋。触れた瞬間から心地よく、布団のようにリラックスして使えます。
首元のうさみみ部分は折りたたんで冷気を防ぐガードになり、取り外せばネックウォーマーとしても使えるなど、デザイン性と実用性を両立。ファスナーを全開にすればラグや掛け布団のように広げて使うこともでき、来客用や家の中での普段使いにもなじみます。丸洗い対応でメンテナンスも簡単です。
- 布団のようなふんわりした寝心地を求めている
- 自宅の昼寝や来客用にも活用したい
- 丸洗いで清潔に使いたい
ラバイマバッグW600|NANGA

ふたりでゆったり、布団感覚で使える2人用の寝袋。
NANGAのラバイマバッグW600は、封筒型の寝袋をベースに、ゆったりしたスペースと柔らかな寝心地を両立したモデル。中綿にはダウンをたっぷりと入れてあり、ペアやファミリーで使えるサイズ感なので、家の中でも布団のように広々と使えます。
ふたりで寝るとお互いの体温を感じられるので、肌寒い夜でも安心感たっぷり。生地はしなやかで柔らかく、見た目にも落ち着いたテイストなのでインテリアにもなじみやすい1枚です。
- 家族やパートナーと一緒に使いたい
- デザイン性と快適さを両立したい
- 布団のようにゆったり寝たい
冬の寒さを乗り切るタイプ
真冬の避難所・車内避難・寒い地域でも安心して使える寝袋を中心に選びました。冬の防災では、寒さが体力や睡眠の質を奪いやすく、しっかり休めるかどうかが重要。暖かさ重視の寝袋なら、氷点下に近い夜でも体を包み込み、保温力の高い素材や構造によって冷えを感じにくく、寒さによる寝不足を防ぎやすくしてくれます。
オーロラライト 900DX|NANGA

真冬でもしっかり暖かさを求める人向けの高保温モデル。
オーロラライト 900DX は、たっぷりのダウンで冷たい空気を遮断しながら暖かさを保ってくれる寝袋。足元から頭先までしっかり包むマミー型の設計で、外気の冷たさが入りにくい構造になっています。急な冷え込みや冬の夜の冷たさにも対応しやすく、夜通しぐっすり眠る助けになります。真冬を中心に「暖かさ最優先で寝袋を選びたい」という人に適したモデルです。
- 厳しい寒さを想定して暖かさ最優先で寝袋を選びたい
- 冬の避難所や車中泊で暖かさを重視したい
- 寒さによる睡眠不足を避けたい
スパーク-18C ロング|SEA TO SUMMIT

寒冷地や極寒期の防災も見据えたい人向けの高性能モデル。
スパーク −18C は、低温環境に対応した高保温ダウンモデル。一般的な寝袋よりも暖かさに余裕があり、夜の冷え込みが強い冬の避難所や雪国での車中泊に対応しやすい性能です。収納性は防寒特化モデルなのでやや大きめですが、寒さ対策としての安心感は段違い。冬の厳しい環境でも体温を守りやすくする設計で、寒がりの人に選ばれています。
- 真冬の寒さを我慢せずに眠りたい
- 冬期間の車中泊や長時間の仮眠を見込んでいる
- 暖かさを最優先に、信頼できる高性能モデルを選びたい
オールシーズンOKタイプ
幅広い季節で使いやすい寝袋を中心に選びました。季節が変わっても使える寝袋は、防災の「いつ来るかわからない」状況に対応しやすい選択肢。春や秋だけでなく、気温差がある日や夜に対応する余裕があるモデルなら、1本で長く使えるというメリットもあります。
オーロラライト 450DX|NANGA

扱いやすさと全天候対応力を両立した汎用性の高い1枚。
ナンガのオーロラテックスライト600DXは、独自の防水透湿素材「AURORA TEX® LIGHT」を採用した寝袋。雨や結露による湿気をしっかり防ぎつつ、内部の湿気を外へ逃がす機能を持ちます。
760FPの高品質スパニッシュダウン600gを封入し、快適使用温度は-4℃、下限温度は-11℃ほどの性能で、春から初冬、冬の入り口まで幅広い季節に対応。マミー型の形状とコンパクトな収納性により、普段使いのアウトドアから防災用としての備えまで、1本でいろいろ使えるバランス型として選びやすい寝袋です。
- 湿気や結露に対応しやすい寝袋を探している
- 暑すぎず寒すぎない季節にも1枚で対応したい
- 日常のアウトドアと防災の両方で活躍するモデルがほしい
アプローチシンセティックファイバー1200 レギュラー|NANGA

季節をまたいで幅広く使える、扱いやすいオールシーズン寝袋。
NANGAのアプローチシンセティックファイバー1200は、中綿量が多めで保温性に余裕がありながら、化繊素材を使っているため湿気に強く、手入れのしやすさも魅力の1枚。
封筒型に近い構造ながら適度な暖かさがあり、春や秋だけでなく、気温が下がる時期も安心して使えます。化繊素材は濡れや湿気に強く、丸洗いもできるので、日常使いでも扱いやすいのが嬉しいポイントです。
- 暑さ・寒さの差が大きい季節にも使える寝袋が欲しい
- 湿気に強く、手入れやすい寝袋を選びたい
- アウトドア全般で使える1枚を探している
コスパ重視タイプ
手に取りやすい価格帯で、防災用途として使いやすい寝袋を中心に選びました。防災用の寝袋は「高性能=正解」とは限りません。家族分をそろえたいときや最低限の備えから整えたいときは、価格と使いやすさのバランスが大切です。
マリナー スクエア ライトジップ|Snugpak

扱いやすさと機能性を両立したコスパ重視の1枚。
スナグパックのマリナー スクエア ライトジップは、3シーズン対応できる汎用性の高い寝袋。中綿には化学繊維を使っているため丸洗いができ、汚れや汗のケアが簡単にできます。
フルジッパー仕様で足元だけ開けられるので、車中泊や簡易的な避難時でも使いやすい設計。フルオープンにすれば布団代わりとしても使えるので、日常の寝具としても活躍します。
- できるだけ価格を抑えたい
- 丸洗い対応で清潔に使いたい
- 避難所や車内でも使いやすい寝袋を選びたい
丸洗いやわらか あったかシュラフ・-2|LOGOS

やわらかさと保温性のバランスが魅力の1枚。
LOGOSの丸洗いやわらか あったかシュラフ・-3°Cは、表地と肌面にやわらかなフランネル素材を用いた封筒型の寝袋。毛足の長い起毛が空気の層をつくり、気持ちよさと暖かさを兼ねそなえています。
ポリエステル系中綿の軽さもありつつ保温性はしっかり確保されており、丸洗い対応なので日常使いの手入れもラク。親子で連結できるモデルもあり、家族での利用にも適しています。
- 価格を抑えながら快適さも重視したい
- 日常的にも使える寝袋を探している
- 丸洗いで手入れを簡単にしたい
季節別の防災用寝袋|おすすめの選び方
季節ごとの気温や環境の違いを踏まえながら、寝袋の選び方をお伝えします。防災用の寝袋は「いつ使うか」を想定して選ぶことがとても大切。災害は季節を選ばず起こるため、夏と冬では必要な性能がまったく違います。あなたが住んでいる地域や、普段の季節感を目安に読み進めてくださいね。
夏

夏の防災は「暑さ対策」が中心。そのため、夏向けの防災用寝袋は、通気性が良く軽めの仕様を選ぶのがポイントです。気温が高い時期に保温力の高い寝袋を使うと、寝苦しさにつながりやすく、体力を消耗してしまいます。
- 通気性を意識した構造の寝袋
- ファスナーを開いて掛け布団のように使えるタイプ
- 蒸れにくく、暑い夜でも体に熱がこもりにくいモデル
これらは、蒸れにくく使いやすいので夏にぴったり。風通しの悪い室内や冷房が使えない避難所では「涼しく眠れる」のが重要です。
冬

冬の防災は「寒さで体温と体力を大きく奪われない対策」が中心。そのため、冬向けの防災用寝袋は、保温力を最優先で選ぶの基本です。特に、夜間の冷え込みは想像以上に厳しく、睡眠不足が続くと判断力や集中力にも影響が出やすくなります。
- 体にフィットしやすいマミー型の寝袋
- 冷気が入りにくい構造を備えたタイプ
- 中綿量が多く、保温力を重視したモデル
これらは、冷気を遮断しやすく体を包み込むように暖めるので大助かり。断熱マットと組み合わせて使うと、床からの冷えも防ぎやすくなります。冬をまたぐ可能性がある地域では、暖かさに余裕のある寝袋を選んでおくと心強くなります。
オールシーズン対応の防災用寝袋|おすすめの選び方

オールシーズン対応の寝袋は、使う季節が分からない災害への備えとして取り入れやすいタイプ。春や秋を中心に使いやすく、冬はインナーやマットで調整できるモデルを選ぶと幅広い状況に対応しやすくなります。
- 気温に合わせて使い方を調整しやすい寝袋
- インナーや服装と組み合わせて使いやすいタイプ
- 暑すぎず寒すぎにくい、中間的な保温力のモデル
オールシーズン向けの寝袋を選ぶときは、保温力と軽さのバランスを見ることが大切。1本で完璧にすべてをカバーするのは難しいので「調整しながら使えるかどうか」を基準にすると、無理のない備えになります。
使用シーン別の防災用寝袋|おすすめの選び方
使う場所ごとに合った寝袋の選び方をお伝えします。寝袋(シェラフ)は「どこで眠るか」によって重視したいポイントが変わるアイテム。避難所は床の冷えと衛生、自宅避難は寝心地と日常使い、車内避難は狭さと結露対策がポイントです。あなたが過ごす可能性の高いシーンを思い浮かべながら読み進めてくださいね。
避難所

避難所で使う寝袋選びは、「持ち出せる」と「底冷えが減らせる」が最優先。体育館やフローリングは床が冷たく、毛布だけだと背中側が冷えやすいので、寝袋は「掛ける」より「包まれる」発想で選ぶのがベストです。
- コンパクトに収納できる(非常持ち出し袋に入るサイズ感)
- 体に沿う形(マミー型)で冷気が入りにくい
- 断熱マットを敷いてもズレにくい
避難所は人が多く、衛生面が気になって他人が使った毛布やマットが使いづらく感じることも。数が足りないおそれもあるので、寝袋があれば自分専用の寝床が確保しやすく落ち着いて休みやすくなります。
自宅避難

自宅避難で使う寝袋選びは「布団に近い快適さ」を優先すればOK。家の中なら持ち運びよりも「眠りやすさ」「出し入れのしやすさ」が体力温存につながります。寝袋に慣れていない人ほど、ゆったりした封筒型がおすすめですよ。
- 体を動かしやすい(封筒型、広げて掛け布団っぽく使える)
- 洗える、もしくは手入れが簡単(長期保管でも安心)
- 見た目が落ち着いていて普段も使える
日常生活の中で、寒いときや雑魚寝をするときにも使えるデザインを選ぶと、防災用としての寝袋が「備えっぱなし」になりません。いつもの布団として使ったり、クローゼットの手前に置いたりするだけでも「眠り慣れている寝袋」が完成します。
車内避難

車内避難で使う寝袋選びは「狭さ」と「結露(窓や壁が濡れる現象」が解決できるかを優先的にチェック。スペースが限られた車内では、大きく広がる寝袋よりも体にフィットする形のほうが扱いやすく、寝返りのたびにズレにくいです。
また、車内は湿気がこもりやすいので結露で寝袋が濡れてしまうことも。乾きやすく扱いやすい素材かどうかも大切になります。素材選びも大事になります。
- 断熱マットで背中側の冷えを補助
- 体に沿う形(マミー型)で邪魔になりにくい
- 湿気に強い化繊中綿も候補(濡れに弱い不安を減らせる)
冬はもちろん、春秋でも車内は想像より冷えます。寝袋だけで完璧を目指すより、マットやインナーシーツで調整できる前提でそろえると失敗が減りますよ。
機能別の防災用寝袋|おすすめの選び方

選ぶときに確認しておきたい、基本的な機能の見方をわかりやすく紹介します。寝袋(シェラフ)は、温度表記・中綿素材・サイズや形状によって、暖かさや扱いやすさがさまざま。数字や専門用語に戸惑いがちですが、ポイントを押さえれば難しくありません。
温度表記
まず確認したいのが温度表記。多くの寝袋には「快適温度」「下限温度」といった目安が表示されています。
- 快適温度:一般的に無理なく眠りやすい温度帯
- 下限温度:防寒対策をすれば耐えられる最低ライン
防災用として考える場合は、快適温度を基準に選ぶのが安心。下限温度だけを見て選ぶと「数字上は大丈夫でも実際は寒い」と感じやすくなります。特に、避難所や車内では床や外気の冷えが加わるので、余裕のある温度設定を意識すると体を休めやすくなります。
中綿素材
寝袋の中綿素材は、大きく「ダウン(羽毛)」と「化繊(化学繊維)」に分かれます。
- ダウン:軽くて暖かく、収納サイズが小さい
- 化繊:湿気に強く、手入れがしやすい
防災用では、使う環境と保管状況を基準に考えるのがおすすめ。徒歩避難や持ち出し用なら軽さが活きるダウン、自宅避難や湿気が気になる環境なら化繊が扱いやすい傾向です。どちらが正解というより、使い方に合っているかどうかが重要です。
サイズと形状
寝袋は「入れば同じ」ではなく、サイズ感と形状で眠りやすさが大きく変わります。
- マミー型:体にフィットし、暖かさを保ちやすい
- 封筒型:ゆったり使えて、布団に近い感覚
体を締め付けすぎないかもチェックポイント。寝返りを打ちやすいサイズ感や、開いて掛け布団のように使えるかどうかが、長時間休むときの疲れにくさにつながります。身長に合ったサイズを選ぶことも忘れずに確認しましょう。
寝袋のメーカーはどこが信頼できる?
寝袋を選ぶときは、どのメーカーかも大事な判断材料に。同じ価格帯でも設計思想や細かな性能が違うので、それぞれの特徴を知ると自分の目的に合ったものが自然と見えてきます。
| ブランド | 暖かさ | 収納性 | 湿気・手入れ | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| NANGA | 高い | 普通 | ダウン注意 | 中〜高 |
| Snugpak | 普通 | 普通 | 強い | 低〜中 |
| SEA TO SUMMIT | 中〜高 | 優れる | 普通 | 中 |
防災用途でも評価が高く、実際に多くのアウトドアユーザーや防災の専門家が推奨する3つのブランドを紹介します。
NANGA(ナンガ)

ナンガは日本発の寝袋ブランドで、品質と暖かさで定評があります。
日本の四季や寒さを想定した設計が特徴。特に、ダウン素材の技術が高く、冷え込みが強い場所でも暖かさを保ちやすい作りになっています。
国内ブランドとしての丁寧なつくりや耐久性にも定評があり、長年使う防災グッズとして安心。モデルによっては日本国内の縫製や素材にこだわっているものもあり、寒冷地での防災や車内避難にも対応できる性能を持つ商品がそろっています。防災用として信頼できるブランドの1つです。
Snugpak(スナグパック)

スナグパックはイギリス発祥のアウトドアブランドで、実用性を重視した寝袋が多いです。
軍や救助隊などの装備開発の背景をもつブランドなので、過酷な環境での使用を前提にした機能性が高め。化繊素材を使ったモデルが多く、湿気や結露に強い点が特徴です。
例えば、避難所や車内避難のような湿りやすい環境でも、ダウンより扱いやすい寝袋が多く初めての防災用寝袋として選ぶ人も多いです。また、比較的手頃な価格帯で、家族分をそろえる場合にも選びやすいのがポイントです。
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット)

シートゥサミットはオーストラリア発のアウトドアギアメーカーで、軽量・コンパクト性に優れた寝袋がそろいます。
特徴は「持ち運びやすさ」と「機能性のバランス」に優れていること。登山やバックパック用の軽量装備として評価が高く、防災用でも非常持ち出し袋に入れやすいサイズと重量が魅力です。
ダウンを使ったモデルは軽さを保ちつつ暖かさを確保しやすい作りで、春〜秋はもちろん、冬前の寒さにも対応しやすいラインナップが多くあります。防災と普段使いの両方を意識する人に向いています。
災害時は寝袋をこう使う
やってしまいがちな寝袋の使い方の注意点と、より快適に使うための組み合わせ方をご紹介します。
防災用の寝袋(シェラフ)は、使い方ひとつで快適さがガラリと変わるアイテム。特に、災害時は環境を選べないことが多く、寝袋の性能だけに頼ると寒さや疲れが残りやすくなります。
直接床に敷くのはNG
寝袋を床に直接敷いて使うと、底冷えによって体が冷えやすくなるので要注意。体を包むことで暖かさを保つ道具なので、床から伝わる冷気には弱い構造です。
特に、避難所の体育館や公共施設の床は、コンクリートや板張りが多く、夜になると冷たさが一気に増えてしまいます。背中側が冷えると眠りが浅くなり、起きたときに体が重く感じやすいので、床と体の間に断熱する層をつくる意識が重要です。
組み合わせで快適性を上げるのがおすすめ
寝袋は、単体で使うよりも補助アイテムと組み合わせると睡眠環境を整えやすくなります。ここでは、特に効果を感じやすい3つのアイテムを紹介しますね。
断熱マット

断熱マットは、床からの冷えを遮る役割を持つアイテム。薄手でも体と床の間に空気の層が作れるので、寝袋の下に敷くだけで体温が奪われにくくなります。防災用としては軽くて折りたためるタイプが扱いやすく、避難所や車内でも使いやすいです。
インナーシーツ

インナーシーツは、寝袋の中に入れて使う薄いシーツ。肌ざわりの心地よさを高めるのはもちろん、体温を逃がしにくくする役割もあります。汗や皮脂による汚れを防ぎ、寝袋本体を清潔に保ちやすくなる点も魅力。季節によって素材を変えると、暑さや寒さの調整もしやすくなります。
ネックピロー・枕

首や頭を支えるアイテムがあると、姿勢が安定し、体の緊張が和らぎやすくなります。避難所や車内でも、ネックピローや枕があると首が安定し、体を預けやすくなります。ちょっとした支えがあるだけで、休みやすさがぐんと良くなりますよ。
寝袋を災害時に役立てるコツ
寝袋(シェラフ)を災害時にしっかり役立てるために、日頃から意識しておきたいポイントを見ていきましょう。どれも難しいことではなく、少しの習慣でOK。災害が起きて、いざ使うというシーンで「すぐ眠れる状態か」「正しく扱えるか」がとても重要です。
定期的に広げてお手入れをする
本来の保温力を保つために、定期的に収納袋から出して広げて空気を含ませましょう。寝袋は、長くしまったままだと中綿がつぶれやすく、ふくらみが戻りにくくなります。その状態では空気を含みにくいので、暖かさをあまり感じません。また、カビ・におい・ファスナーの引っかかりなど、不具合の早期発見にもつながります。
- 収納袋から出して全体を広げ、軽く空気を含ませる
- 表面や内側にカビ・におい・汚れがないかを見る
- ファスナーを動かして、引っかかりや不具合がないか確かめる
ときどき空気を含ませておくと、寝袋は暖かさを感じやすい状態を保てます。半年に一度を目安に広げておくと、非常時に「思ったより寒い」と感じるリスクが軽くできますよ。
使用後や長期保管前にケアをする
寝袋の状態を保つために、使ったあとはしっかり乾かしてから収納しましょう。汗や湿気が残ったままだと、においや素材の劣化につながりやすくなります。特に、防災用として長期間しまっておく場合は収納前の状態がそのまま保管中のコンディションに影響します。
- 風通しの良い場所で陰干しし、湿気をしっかり飛ばす
- 汚れが気になる場合は、取扱表示を確認して対処する
- 内側まで完全に乾いていることを確認してから収納する
収納前にきちんと乾かしておくことが、安心して使い続けるための基本。湿気を残さず収納すると、においや素材の傷みを防ぎやすくなります。
取り出しやすい場所へ保管する
使い始めまでの動きをスムーズにするために、日頃から手に取りやすい場所に置いておきましょう。防災用の寝袋は、押し入れの奥や高い棚にしまい込んでしまうと、必要なときにすぐ取り出せません。慌てた状況では、探す時間や動作そのものが負担になりやすいためです。
- 非常持ち出し袋の近くにまとめて置く
- 家族全員が保管場所を把握しているか確認する
- 玄関やクローゼットなど、出し入れしやすい位置に保管する
使うシーンを意識した保管が、いざという時の安心感に。決まった場所に保管しておけば、落ち着いて準備ができない状況でも寝袋をすぐに取り出しやすくなります。
アウトドアで使い慣れておく
環境が変わる災害時でも落ち着いて使うために、キャンプ・車中泊・家での仮眠などで使い方を体験しておきましょう。寝袋は、実際に広げて入ってみないと寝心地や扱い方が分かりにくいアイテム。1度使っておけば、広げ方やしまい方の感覚がつかみやすくなります。
- 暖かさや寝心地を実際に体感しておく
- ファスナーの位置や開閉の向きを確認しておく
- 断熱マットやインナーなど、組み合わせるアイテムを見直す
いざという場面でも迷わず体を休めるための、大切な準備のひとつ。あらかじめ使い慣れておくことで「どう使うとラクか」が自然と分かるようになります。
「眠れる備え」をサンデーマウンテンで
寝袋(シェラフ)は、災害時に体温と体力を守るための大切な防災グッズ。自分の状況に合った1枚を選ぶことが何より大切です。避難所で使うならコンパクトさ、自宅避難なら寝心地、冬を想定するなら保温力。どれを優先するかをはっきりさせて、寝袋選びをぐんとラクにしましょう!

軽くて暖かいダウン寝袋、湿気に強い化繊モデル、組み合わせて使えるマットやインナーシーツ。こうしたアウトドア用品は、非常時だけでなく、普段のキャンプや車中泊でも大活躍。サンデーマウンテンでは、防災にも使える信頼性の高いアウトドア用品を幅広く取り扱っており、いざという時だけじゃなく「いつもの外遊び」でもムダになりません。
眠れる備えを整えることは、安心して行動できる備えにつながります。自分や家族の状況を思い浮かべながら、サンデーマウンテンで「本当に使える寝袋」を選んでみてください。


























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