【通年の災害】なくて困ったものリスト！経験者が語る本当に役立った防災グッズ10選

災害が起きたとき「足りない」「使えない」「忘れていた」と困らないように、いざという時に本当に役立つ防災グッズを備えておきませんか？

最近の日本は、地震・台風・豪雨・猛暑・寒波など季節や地域を問わずさまざまな災害が発生中。1年のうち、どのタイミングでも命や暮らしを守るには「本当に困る瞬間」のイメージが大切です。

でも、防災グッズは機能もデザインも種類さまざま！どれが本当に「困らない」のか、わかりにくいですよね。

そこで、

「実際、なくて困ったものは何？」
「役に立ったものや、いらなかったものは？」

とお悩み中のあなたへ、災害経験者が発生直後からの期間・年齢・性別・場所・季節ごとに「なくて困った」と感じたものを詳しくご紹介。いざという時の困りごとを防ぐ方法や「あってよかった」と実感された防災グッズもお伝えします。

アウトドア用品を防災に活用する視点も意識しながら、あなたや家族にとって必要なものを少しずつそろえて、日常の中に無理なく防災を取り入れていきましょう！

なぜ「なくて困ったもの」が起きるのか

災害時はこんな声が後を絶ちません。理由は、暮らしそのものがストップしてしまうから。防災グッズを持っているだけじゃ解決できない問題がたくさん出てきます。

ライフラインが止まって「いつも通りにできない」が生まれるから

災害時にまず混乱を招くのが、ライフライン（電気・水道・ガス・通信）の停止。私たちの生活を支える基盤であり、どれか1つでも止まると「いつもできていたこと」が一気に難しくなります。

例えば、次のような状況が実際に多くの被災地で報告されています。

ライフラインは、数時間〜数日だけで復旧するとは限りません。地域や被害の状況によっては1週間以上停止し、不便な生活が続くおそれがあります。

備えていても「使えない」「足りない」「忘れていた」が起きるから

不便な生活が続く中、頼りになるはずの防災グッズも実際に「使える状態」じゃなければただのお荷物。懐中電灯の電池が切れていたり、ボディシートがカラカラに乾いていたりすると日常を取り戻すのがより難しくなります。

被災経験のある方たちに聞いてみると「せっかく用意していたのに使えなかった」という声には、こんな理由が隠れていました。

よくある失敗例	原因の一例	改善のヒント
ランタンの電池が切れていた	長期間しまいっぱなし	定期的に点灯チェックを行う
簡易トイレの使い方がわからない	開封しないまま保管	家で一度試して慣れておく
食品が期限切れ	ローリングストックをしていない	日常の食材と一緒に循環させる
物資の保管場所を忘れた	家族で共有していなかった	一か所にまとめ、一覧表を作る

このような「使えない」「足りない」「忘れていた」という状況は、備えを持っている「だけ」の備蓄にありがち。本当に使える防災対策をするためには「使う練習」「見直し」「共有」が欠かせません。

災害直後：なくて困ったもの

地震・台風・水害などの自然災害が発生した直後、多くの人が「これがあればよかった」と感じたアイテムを見ていきましょう！

特に、注目してほしいのは初動72時間。ライフラインの復旧が追いつかず日常では考えられない不便さが押し寄せてくる中で、避難所へ移動した人も自宅避難を選んだ人も共通して困ることがあります。

どれも「いつも通りの暮らし」ができなくて困るものばかり。1つずつ詳しくお伝えしますね。

通信・情報取得

災害時、いちばん最初に感じる不安は「今、何が起きているのか分からない」という情報不足。電気が止まり、スマホのバッテリーも数時間で切れてしまうとニュースもSNSもチェックできなくなります。自分や家族の命に関わる情報を得られない状態は、想像以上に怖そうですよね。

普段からスマホ1台で何でも済ませている人ほど「通信手段が絶たれることの怖さ」を痛感。防災グッズとしておすすめなのは、モバイルバッテリーにプラスして電源がなくても動くラジオやソーラーや手回し式の多機能ライト。データ通信に頼りきらず、アナログな情報源を1つ持っておくと大きな安心につながります。

照明・視界確保

夜間の停電は想像以上に過酷です。例えば、懐中電灯を1本しか持っていないとトイレに行くにも家族全員で順番待ちという状況に。料理・移動・着替えなど、ちょっとしたことも安全にできなくなります。

明るさが調節できる照明器具は、強すぎる光で目が冴えるのを防ぐのでとても便利。アウトドア用品のランタンはUSB充電や乾電池式など種類が豊富なので、日常ではインテリアとして、いざという時には防災グッズとして使えると人気を集めています。

飲料水・給水手段

災害時にまず不足するのが飲料水。人は水がないと3日も生きられないと言われており、大人1人あたり1日3リットルの使用が目安となっています。でも、水道が止まると調理も手洗いもできずペットボトルだけでは到底足りません。

非常持ち出し袋にペットボトルの水を1～2本入れていても、断水が長引けば足りません。そんな時に役立つのがアウトドア用品の携帯浄水器。川の水や雨水をろ過できるので、長引く断水時に大きな助けになります。水の「運びやすさ」と「確保手段」の両方を考えて、家族人数分＋αを備蓄しておくと安心ですよ。

※参照元：大事な水、どうやって備えますか？｜農林水産省（2025年10月時点）

トイレ・衛生用品

断水したら1番困るのがトイレ問題。水が流れないだけじゃなく、排泄の臭いや衛生問題が深刻になります。

ただ、トイレの回数を減らそうと水分摂取を控えるのは、脱水や熱中症につながるので避けるのがベスト。簡易トイレに加え、周囲の視線を遮る目隠しやテントなどの「プライバシー対策」もあわせて考えておくと、より快適に過ごせます。

応急救護・薬・感染症対策

薬局が閉まり、病院にもすぐ行けない災害時には市販薬・絆創膏・体温計などの応急セットが頼りに。また、風邪や感染症が広まりやすい避難生活では、体調管理グッズも重要です。

特に、アレルギーやぜんそくなど持病のある人は最低3日分の薬を持ち出し袋に収納。また、避難所などで風邪やウイルスが流行したときに備え、マスクや手指消毒を多めに用意しておくと周囲にも配慮できます。

※参照元：災害時のために、持病の薬を備えていますか？｜公益社団法人 日本医師会（2025年10月時点）

中期・長期：なくて困ったもの

災害発生から数日以上が経過したときに、多くの人が「じわじわ困ってきた」と感じたアイテムを見ていきましょう！

被災してからしばらく経つと、緊急的な不足だけじゃなく生活を維持するうえでの不便さが浮き彫りに。非日常が長引く状況で、体力・気力の消耗や衛生環境の悪化も深刻な問題になります。

どれも、心と体の健康が守れる生活の質を落とさない備え。1つずつ詳しくお伝えしますね。

正しい情報

被災直後はラジオやスマホである程度の情報が入ってきますが、数日が経過すると少しずつ不足しがちに。テレビやネットが使えない環境では噂や不確かな話が広まることもあり、混乱を招く原因にもなります。

特に、長期の停電や通信障害が続くと以下のような情報が届きにくくなります。

間違った情報を信じて行動すると命に関わるおそれもあるので、正確な情報がさまざまなメディアから得られる手段を複数備えておくことが重要。携帯ラジオのほか、防災無線が聞けるラジオアプリや自治体LINEの災害配信なども平時から活用できるように準備しておきましょう。

温かい食事

保存食は災害時にとても助かりますが、何日も冷たい食事や乾物だけでは心身ともに消耗してしまいます。実際、被災者からも「温かいものを食べた時にほっとした」という声が多数。温かさは、栄養以上の安心をくれる大切な存在です。

特に、避難所や寒い時期の在宅避難では以下のような備えがあると重宝します。

調理できるだけで食事のバリエーションが広がり、避難生活のストレス軽減や健康維持にも繋がります。温かい食事やお湯が用意できるポータブルストーブ（持ち運び式の小型コンロ）なら、防災とアウトドアで兼用できるのでとても便利。日常のレジャーにも活用しながら、いざというときの備えにも役立ちます。

※参照元：災害時の食生活支援対策ガイド｜岡山県（2025年10月時点）

快適な睡眠環境

避難所や車中泊などの慣れない環境では、寝ても疲れがなかなか取れません。硬い床・明るい照明・周囲の物音で眠れない状況が続くと体力を消耗してしまい、免疫力の低下や精神的ストレスにつながってしまいます。

最低限、以下のようなアイテムを準備しておくと安心です。

長引く避難生活に備えるなら、しっかりと眠れる工夫が大切。アウトドアブランドの寝具は軽くて持ち運びやすく、タフな使用にも耐える設計や快適さが備わっているので防災用途にもぴったりです。

清潔な衛生環境

中長期の避難生活では、「お風呂に入れない」「着替えができない」「手洗いができない」などの衛生ストレスが大きな問題に。感染症のリスクが高まり、被災地でノロウイルスやインフルエンザが蔓延した例もあります。

衛生環境を保つには、以下のような備えが有効です。

いつもなら当たり前にできる「清潔を保つこと」が難しくなると、体調不良や精神的な不快感を招きます。特に、女性・子ども・高齢者は体温調節や免疫機能が弱かったり、着替えや排泄のサポートが必要だったりと避難時に配慮が必要。性別や年齢に応じた備えを心がけると、すべての人が安心できる環境づくりにつながります。

※参照元：多様な被災者への配慮とニーズ対応｜防災庁（2025年10月時点）

コミュニケーション

避難生活が続くと、「誰かと話したい」「相談できる人がいない」などの孤立感や不安が積み重なっていきます。情報不足や体調不良が重なると、心のバランスを保つことも困難に。家族や知人とのつながりだけでなく、地域の人との交流も心の支えになります。

災害時、人とのつながりは希望そのもの。スマホの充電が切れると不安が増すなかで、ソーラー充電器やポータブル電源があると、大切な人との連絡を保ち気持ちを支える力にもなってくれます。

年齢・性別：なくて困ったもの

体調を崩しやすかったり、周りの支えが必要だったりする人が「これがあればよかった」と感じたアイテムを見てきましょう。

災害時の困りごとは、年齢や性別によってさまざま。みんなが同じ備えで安心できるとは限らず、それぞれのライフスタイルや身体の特性に合った対策が大切です。

配慮が足りない備えは、かえってストレスや不安を生み出すおそれがあります。それぞれ詳しくお伝えしますね。

女性

女性は、避難生活のなかで着替えや衛生用品不足によって不快感・不安・疲れやすさを強く感じやすい傾向です。下着の替えが足りない、洗えないといったことが心身のストレスに。特に、生理用品の不足は恥ずかしさから周囲に言い出せず、長時間我慢を強いられるケースも多く報告されています。

女性用防災セットを別で準備しておくと、清潔感や安心感がぐんと高まりストレス減。避難所で配布される物資では補いきれないので、自分に必要なものをあらかじめ備えておくことが重要です。

子ども

子どもにとって、災害は大人以上にストレスが大きく必要な備えも異なります。おむつやミルクが不足したり、退屈な避難所生活に心が落ち着かなくなったりし、不安やストレスから泣き声が絶えない状況になることもあります。

災害時は睡眠・食事・遊びの普段の生活リズムが崩れやすく、安心して眠れない、トイレが間に合わないといった事態も。子ども専用の「おたすけバッグ」やお気に入りグッズの備えがあるだけで、子どもの不安がぐっと減ります。

高齢者

高齢者が「なくて困った」と感じるものは、体力や判断力の低下によって日常動作が難しくなることが背景に。普段使っている補聴器・杖・常備薬などは、いざというときに見つからなかったり避難所で代用が効かないケースが多くあります。

周囲に「助けを求めるのが申し訳ない」と感じてしまう方も多く、必要な支援が届かないことも。平常時から、家族や地域で1人ひとりに合った備えと役割分担を考えておくと、安心につながります。

場所・季節：なくて困ったもの

防災グッズを「通年用」でしか備えてこなかった人が、実際の災害で「これがあればよかった」と感じたアイテムを見ていきましょう。

災害は「いつ・どこで・どんな状況で起きるか」によって、必要な備えが大きく変わります。車の中で過ごすのか、自宅にとどまるのか、体育館などの避難所か。真夏や真冬といった季節の影響も加わると「備えたけど足りなかった」と後悔する声も少なくありません。

同じ「避難」でも直面する課題や必要なものはまったく違います。それぞれのシーンについて詳しくお伝えしますね。

車中泊

被害を受けていないマイカーでの避難は、建物の損壊や避難所の混雑を避けられる手段に。でも、長時間の車中泊は思った以上に過酷。狭く限られた空間で、睡眠・食事・トイレをこなさなければならず、心身の疲労が蓄積していきます。

実際に「プライバシーがなくて着替えができなかった」「真っ暗な車内で不安に襲われた」「狭さと寒さで眠れず、翌朝から頭痛がした」といった声も多く、特に女性や子ども、高齢者にとっては厳しい環境です。

避難所

地域によって設備や体制が異なる避難所。想定人数以上の避難者が集まり、物資やスペースが足りない状況がよく起こります。また、集団生活によるストレスや音・におい・寒暖差など、「想像以上に落ち着けなかった」と感じる人が多いのも現実です。

慣れない環境の日々に「床が冷たくて寝られなかった」「周囲のいびきや話し声で眠れない」「プライバシーがなくて不安だった」という体験談が多数。特に、女性や子連れの方は着替えや授乳の不自由さに悩まされます。

自宅避難

家の倒壊や火災などの危険がないときは「避難所に行かず自宅で過ごしたい」と考える人も。でも、ライフラインが止まった建物は、決して快適な避難場所ではありません。停電・断水・ガス停止が続けば、トイレも使えず、食事も温められず、照明もない中での生活になります。

自宅避難では「普段の家にいるのに、何もできない無力感がつらかった」「夜が暗すぎて子どもが怖がっていた」「トイレを我慢して体調を崩した」という声が多数。日常がまったく機能しないストレスの強さが際立ちます。

屋外避難

火災・津波・余震の危険などによって屋外避難を強いられる場合は、天候や季節の影響が直接身体にのしかかります。特に、長時間屋外にいると日差し・寒暖差・雨風・虫などの自然環境からのダメージが増大。体力を消耗しやすく、衛生県境が悪化しやすくなります。

自然の中に放り出されることで「雨具がなくて全身びしょ濡れになった」「寒さで震えながら朝を迎えた」「地面が硬くて眠れなかった」という声も。公園・グラウンド・河川敷などの何もない場所では、最低限の「守る道具」が命を支えてくれます。

夏

真夏に災害が起きると、熱中症や食中毒のリスクが一気に高まります。避難所・車中泊・自宅の中、エアコンが使えない状況では暑さに耐え続けるのは命の危険に。

災害時は「汗が止まらず着替えが足りなかった」「水がすぐなくなって脱水症状に」「食料が傷みやすく不安だった」など、普段の夏以上に暑さと衛生に注意が必要です。

【夏の災害】なくて困ったものリスト！実際に役立った防災グッズ10選

【夏の災害時になくて困ったもの】をテーマに、避難所・自宅避難・車中泊・屋外避難などのシーン別、子ども・高齢者・女性など性別や年齢別に本当に必要な防災グッズを詳しく紹介。熱中症対策や衛生管理、プライバシー確保に役立つアウトドア用品を専門家目線で解説。実際に役立った防災グッズ・使わなかったものの実例も交え、失敗しない備え方を提案。夏の災害対策に最適なアウトドア用品をお探しなら「サンデーマウンテン」へ。

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2025.06.30

冬

真冬に災害が起きると、命に直結する「寒さ」との闘いに。停電で暖房が使えなくなりガスや水道も止まると、お湯が出ず食事は冷たいまま。冷え切った中の環境で、低体温症になる危険性もあります。

「夜中に寒くて目が覚めた」「寒さで赤ちゃんの手が冷たくなって怖かった」「毛布が足りずコートのまま寝た」という声も多く、備えが不十分だったことへの後悔が多いのが冬の特徴です。

なくて困ったものを防ぐには？

災害時に「持っていたのに使えなかった」「そもそも入れていなかった」「足りなかった」と後悔しないために、まずは日頃の備え方を工夫してみましょう！

よくある備え方の失敗を避け、実用的な防災対策につながる5つの方法を詳しくお伝えします。

防災グッズは、そろえるだけでは不十分。形だけの防災から、実際に役立てるための「使える防災」を意識してみてくださいね。

日常使い兼用の道具を選ぶ（フェーズフリー）

普段から使い慣れている道具を災害時にも活用できるように、防災グッズを選ぶときは日常生活でも使えるかどうかを意識しましょう。この考え方を「フェーズフリー」といい、焦りがちなシーンでも迷わず使えるようになるので安心です。

例えば、家族で「なくて困りそうなもの」を出し合い、優先順位をつけて1つずつ備えていくと無理なく準備が進められます。

例えば、見た目がおしゃれで機能性が高いランタンやチタンストーブは、しまいっぱなしにならないのが魅力。知らないうちに、日常の中に自然と「備え」が組み込まれていきます。

フェーズフリーとは災害と日常をつなぐ賢い備え方！もしもに強くなる防災グッズ5選

防災グッズの新常識「フェーズフリー」とは、日常と災害時の両方で活用できる賢い備え方のことです。この記事では、フェーズフリーの意味やメリット、誕生の背景、5原則、具体例、フェーズフリー認証制度、実際に役立った活用事例まで詳しく解説。特にアウトドア用品は、フェーズフリー防災グッズとして高く評価されており、日常でも使える信頼性の高いアイテムが多数あります。防災意識を高めつつ快適な暮らしを叶える方法を、初心者にもわかりやすく紹介しています。

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2025.07.28

代替手段を重ねて備える（リダンダンシー）

災害時の予期せぬトラブルに対応するために、防災グッズは1つの手段だけに頼らずほかでカバーできる状態を作っておきましょう。この考え方をリダンダンシー（冗長性：じょうちょうせい）といい「備えていたのに使えない」という事態が防ぎやすくなります。

ひとつの選択肢に依存せず「もしこれが使えなかったら？」をイメージしながら準備をしておくと、災害時の安心感がぐっと高まります。

消費して買い足す（ローリングストック）

身近な食料品や日用品は、普段の生活で消費しながらなくなる前に買い足して備蓄しましょう。この方法を「ローリングストック」といい、まとめて保管するだけの備蓄にありがちな「賞味期限切れ」や「使い方を忘れてしまう」などのリスクが防げます。

ローリングストックは、防災用品がムダにならず、いざという時に「見慣れた味・使い慣れた道具」で心の安心につながるのが魅力。買い足しのタイミングで、状態のチェックもしやすくなります。

ローリングストックで日常も災害時も困らない！備え方と続けるコツ

ローリングストックは、普段の生活の中で災害時にも役立つ食品や日用品を備える新しい防災スタイル。この記事では、ローリングストックに向いている食品や日用品の選び方、家族構成に応じた備蓄量の目安、収納・管理のコツ、続けるための工夫まで詳しく解説。防災初心者にもわかりやすく、アウトドア用品の活用術も紹介。災害時に困らない備え方を今すぐチェック！

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2025.09.27

使いやすさ・取り出しやすさを重視する

災害直後の混乱時に余裕を持てるように、防災グッズを選ぶときは「操作が簡単」「すぐに取り出せる」かどうかを意識しましょう。備えたアイテムがあっても、使えなかったら意味がありません。「説明書を読めば良い」「急げばいい」と思うかもしれませんが、それが命取りになるおそれもあります。

収納場所や開封のしやすさ、直感的な使い方ができるかなど、家族みんなで実際に手に取って使ってみることが重要。最近は、防災用を兼ねたアウトドア用品の「操作の簡単さ」「出し入れのしやすさ」が人気を集めています。

定期的なチェックと入れ替えをする

防災グッズをそろえたら、定期的なアップデートを習慣にしましょう。備えは「買って終わり」じゃありません。防災リュックの中を久しぶりに開けたら、賞味期限切れの食料や使いかけの乾電池が入っていた…というケースがよくあります。

使えない備えは、無いのと同じ。家族構成やライフスタイルの変化にも対応しておけば、常に今の自分たちに合った備えが維持できます。

経験者が「実際に役立った」と語る防災グッズ10選

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」が厳選！

ライフラインが止まっても助けになるもの、長期の避難生活で心の負担を減らせるものなど、通年で備えておきたい10アイテムをご紹介します。

いずれも「いつ・どこで・誰が使ってもすぐ役立つ」という汎用性と実用性の高さが魅力。実際に災害を経験した人も「これはあってよかった」と感じたアイテムです。

モバイルバッテリー

スマホで家族と連絡を取ったりSNSで災害情報を調べたりする今、モバイルバッテリーは命綱。中でも、スマホが2〜3回分充電できる容量10,000mAh以上のタイプが重宝されています。電源がない状態で数日過ごすケースも考えると、ソーラーパネル付きや手回し充電式もおすすめです。

折りたたみチェア

避難所や屋外避難の場では、「座る場所がない」こと自体が大きなストレスに。薄手のレジャーシートでは腰が痛くなる人が多く、折りたたみのアウトドアチェアがあれば快適性がぐんとアップ。座る／立ち上がるという動作の負担軽減にもつながります。

ウォータータンク

給水所で水をもらって帰るときに、運搬用の容器がないととても不便。防水性や耐久性に優れたウォータータンクがあれば、家族分の水が1度に運べます。折りたたみタイプなら、使わない時はコンパクトに収納できるので大助かり。10〜20Lほど入る大容量タイプが人気で、持ち運び用に取っ手があるものや蛇口付きなら自宅での使用にも便利です。

携帯浄水器

災害時は、水が「ある」のに「飲めない」ケースも。そんなとき役立つのが川・雨水・浴槽などの水を飲料レベルに変える携帯浄水器です。個人用ならストロー型、家族用ならボトルやポンプ型が実用的で、アウトドアブランドでも人気のアイテムです。

ボディシート

入浴ができない状況が続くと、身体の不快感だけじゃなく感染症リスクの増加や精神的ストレスに。ボディシートは、全身を拭ける大判タイプや赤ちゃんでも使える低刺激タイプが災害時に喜ばれています。

LEDランタン

夜間の暗さは予想以上に不便で危険。不安も大きくなります。LEDを搭載したランタンや懐中電灯は、広範囲を明るく照らせて両手が空くので防災アイテムの定番。電池式・充電式・ソーラー式など種類があり、用途に応じて複数所持するのもおすすめです。

冷却グッズ

夏の災害では、熱中症や体調不良を防ぐために「冷やす工夫」が重要。首に巻くアイスリング、冷却スプレー、保冷シートなどは、電気がない環境での暑さ対策に大きく役立ちます。

断熱マット

避難所の床は冷たくて硬いので、横になるだけでも体力を奪われてしまいます。そんなときに役立つのが断熱マット。地面から伝わる冷気や熱をしっかり遮り、冬場だけじゃなく1年を通して快適さをサポートしてくれる便利アイテムです。自宅での避難生活や車中泊の備えにもぴったりです。

小型ストーブ

冬の停電時は「寒さで一晩中眠れなかった」という声が多数。そんなときに活躍するのが小型ストーブ。体を温めるだけじゃなく、ほっと安心できる心の支えにもなります。カセットガス式や電池式が主流で、防災用として安全装置付きのタイプを選んでおくと安心。鍋ややかんなどが置けて、煮る・焼く・炊くなど様々な調理ができるタイプもあります。

個包装のお菓子

食事の準備が難しい状況では、すぐ食べられて気分転換にもなる「個包装のお菓子」が心強い存在に。チョコレート・ビスケット・エナジーバーなどは賞味期限が長く、サッと取り出してエネルギーが補給できます。そんな備えをよりスマートにしてくれるのが小さなバッグ。仕切りや収納力に優れたものなら、いざという時にも食と安心が備えられます。

経験者が「いらなかった」と語る防災グッズ例

本当に必要な防災グッズを見極めるために、災害を経験した人たちが「いらなかった」と感じたアイテムを参考にしてみましょう！

頭の中で考えていた避難生活と実際に体験する現場のギャップに、驚く人もたくさん。準備したのに「結局使わなかった」「場所ばかりとって邪魔になった」というアイテムも少なくありません。

重すぎる・大きすぎるもの

防災バッグに詰め込んだはいいものの、実際に持って避難しようとしたら重くて動けなかったという声。特に、車が使えない徒歩避難では、荷物の重さがそのまま移動距離の限界を決めてしまいます。

以下のようなアイテムは、避難行動に支障が出るおそれがあります。

災害時「あれば役立つ」と思って準備していたものが、実際は持ち出せないほどかさばり、使えなかったという例も見られます。

また、防災リュックに詰め込みすぎて肩や腰を痛めたという人もおり「持てる量」であることが大前提。荷物の合計重量は男性で15kg以内、女性や高齢者なら10kg前後が目安と言われています。

防災グッズも防災リュックも、大きすぎてスペースを取るものも要注意。避難所や車中泊では、広げるスペースすらないかもしれません。災害用グッズは「大は小を兼ねない」と心得て、持ち運びやすさや収納のしやすさを優先するようにしましょう。

※参照元：防災グッズ一覧｜広島県（2025年10月時点）

使い方が複雑なもの

便利そうに見えても、実際には操作がわかりにくくて使いこなせなかったという声も。災害時はストレスや焦りの中で行動するので、取扱説明書をきちんと読む余裕はありません。

使いこなせなかったとの声が多かったのは、以下のようなアイテムです。

普段あまり使っていないものは、いざという時に「これ、どうやって使うんだっけ？」と慌ててしまいがち。停電や暗い場所では、小さなボタンや画面操作も難しくなります。そんなときにあると安心なのが、シンプルなつくりで感覚的に使えるアイテム。例えば、ダイヤルを回すだけのラジオは操作がわかりやすいのですぐに役立てられます。

多すぎたもの

防災グッズの充実度に意識が向きすぎて、あるアイテムを大量に準備してしまった結果、ほかの重要アイテムが入らなかったという声も。消耗品・衣類・食品などにありがちな失敗です。

以下のようなケースがよく見られます。

備えはもちろん大切ですが、「必要量＋α」程度で十分。とくに非常持ち出し袋や防災リュックバッグには、容量に限りがあります。必要以上に詰め込むと、ほかに必要なもの（常備薬、衛生用品、モバイルバッテリーなど）が入れられないかもしれません。。

また、食品系では「同じ味に飽きて食べられなかった」「同じものを買いすぎて余ってしまった」という声も。ローリングストックを取り入れて、使い切りながら補充するサイクルを回すのが現実的です。

防災グッズで本当に必要なもの！アウトドアのプロが選ぶ最強10アイテム

防災グッズで本当に必要なものを知っていますか？この記事では、災害時に役立つ0次・1次・2次の備え方と、自分や家族に本当に必要な防災グッズを詳しく解説。アウトドア用品で代用できる便利アイテムも多数紹介しています。キャンプやレジャーを通じて日常から備える「フェーズフリー防災」の実践にも最適。いざという時に慌てないための準備を今すぐ始めましょう。

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2025.08.19

サンデーマウンテンで「使える防災アウトドア用品」を探そう！

以下の5つの視点から、防災にも活かせるアウトドア用品を探してみましょう！

災害は突然やってくるもの。でも、普段から使えるアウトドア用品を防災グッズとして意識しておけば、いざというときに大活躍！国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」にも、日常・災害両方で「使える」アイテムが豊富にあります。すべて信頼できるブランドの正規品なので、品質に問題はありません。

「軽くて持ち運びやすい」「多機能でコスパが高い」「家でも映えるデザイン」など、選ぶ基準は人それぞれ。だからこそ、自分に合った視点で選ぶのが正解です。

持ち運びやすさで選ぶ

防災用品は、まず「持ち運べるかどうか」を意識して選びましょう。災害時は、自宅からの避難や場所移動が必要になることも多く、持ち運びにくいアイテムは使いたくても手に取れない状況になりがち。特に、重いもの・大きいもの・かさばるものは、限られた時間や体力の中で荷物として負担になります。

また、持ち運びやすさは「携帯性」と「収納性」にも直結します。車中泊・避難所生活・自宅での備えとしても、すぐに使えるようにまとめておくことが重要。アウトドア用品の中には、この点に優れたコンパクト設計や軽量素材を使ったアイテムが豊富にあります。

避難時の移動シーンを想定して、実際に「持って歩いてみる」のもおすすめ。リュックに収まるサイズ感か、背負いやすい重さかも含めて選びましょう。

多用途・多機能で選ぶ

限られた荷物の中で最大限の活用を目指すなら、多用途・多機能のアイテムをチョイス。アウトドア用品には、1つで2役3役をこなすものが多いので、災害のときにもかなり重宝します。使い道が多ければ、収納スペースが限られている中で結果的に持ち物を減らせるというメリットもあります。

防災時には「想定外の使い方」が求められることもしばしば。その場に応じて柔軟に活用できるよう、多機能な道具をあらかじめ選んでおくと安心です。何にでも使える万能アイテムじゃなく、「災害時に具体的に役立ちそうな用途」が自分の生活に合っているかを見極めましょう。

デザイン性×実用性で選ぶ

ふだん愛用しながら備えるアイテムだからこそ「気分が上がるデザイン」を選びましょう。防災グッズといえばシンプルすぎる見た目や機能優先が多いイメージですが、アウトドア用品ならおしゃれでインテリアにもなじむものがたくさんあります。

特に、家庭内備蓄としてリビングや玄関に置くアイテムは、見た目の良さが備えを続けるモチベーションに。「出しっぱなしでも気にならない」ものは、収納や取り出しの手間を減らし結果的に使いやすさにもつながります。

防災用として備えたアイテムが「生活感ゼロ＝手に取りにくい」では意味がありません。自分らしいセレクトをして、日常になじませていきましょう。

環境対応・エコ視点で選ぶ

自然災害が増えているいまだからこそ、防災グッズにも環境へのやさしさを取り入れていきましょう。持続可能な暮らしを目指すには「自然とうまく付き合える道具選び」も大切。また、災害時はゴミの収集が滞るので使い捨てのアイテムが多いと衛生面や資源面での問題につながるおそれもあります。

環境負荷を抑える設計や、再利用可能な素材・構造を意識した選び方が未来を守る備えに。自分だけの安全を守るのではなく、社会全体への影響も意識したグッズ選びを心がけましょう。

大切な人へのギフトで選ぶ

一人暮らしの家族・遠方に住む高齢の親・育児中の友人など「気になっているけど準備できていない人」へ、実用的かつ思いやりのこもったギフトとして届けてみましょう。防災グッズは「自分のため」だけじゃなく「誰かのため」にもなる贈り物として注目され始めています。

ギフト向けの防災グッズは、おしゃれなパッケージやセットになっていることが多く受け取る側にも負担感を与えません。「備えてほしいけど、言いづらい」そんなときは、ギフトに気持ちを託してみるのもひとつの選択です。

【体験談で見る】防災グッズでいらなかったものは？見直してムダゼロ備えを目指そう

被災者の体験談から見えてきた「防災グッズでいらなかったもの」とは？この記事では、実際にムダになったアイテムの事例を紹介しながら、防災グッズの選び方や見直しポイントをわかりやすく解説。女性・高齢者別の視点や、災害の種類・季節別に必要な備えも網羅。アウトドア用品を活用した賢い防災対策にも注目し、日常で使えるおすすめ防災グッズを紹介します。ムダのない備えで、本当に役立つ防災グッズを選びましょう。

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2025.07.29

いつもの道具が「いざという時」の安心に！

災害時に「なくて困ったもの」は、実は特別な防災グッズよりも普段の暮らしの中で使っている身近なアイテムであることがほとんど。つまり「いつも使えるもの」「そばに置いておけるもの」を基準に準備を見直せば、防災はもっとシンプルに、もっと現実的になります。

例えば・・・

こうしたアイテムを「ふだん使い」と「いざという時」の両方で使えるようにしておくことが「フェーズフリー防災」への第一歩。

さらに、

こうした考え方を取り入れることで、防災はもっと現実的で続けやすいものになります。

インテリアやアウトドアの楽しさと防災の安心を両立したいなら、国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」へ！「もしも」に備えるだけじゃなく「いつも」を充実させることが未来を守る力になります。