【防災リュック中身リスト】家族構成・季節で変わる防災グッズまとめ

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SUNDAY MOUNTAINの防災特集

防災リュックの中身を上手に整えて、いざというときの最強お助けグッズにしませんか?

家族構成・季節・避難方法などによって、本当に必要な防災グッズはさまざま。ただ物を詰めるだけだと、実際は使えなかったり使うのが不安だったりします。

ここでは、

何を入れればいい?
市販のセットだけでいい?
すでにあるけど中身が不安

とお悩み中のあなたへ、国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」が、防災リュックに入れておくと安心な中身のリストをご紹介!女性・子ども・高齢者・ペットなど家族構成ごとのポイントや、夏・冬・雨天など季節・気候に合わせる工夫など、幅広く詳しくお届けします。

市販セットと自作の比較や選び方・詰め方・見直し方もチェックしながら、使いやすくて実用的な「あなたや家族だけの防災リュック」をGETしましょう!

  1. 防災リュックの中身をキレイに整えよう!
    1. 防災リュックは避難時に持ち出す最優先バッグ
    2. リアルに使える中身が命をつないでくれる
    3. 非常持ち出し袋・防災セットとの違い
  2. 防災リュックの中身をそろえる前に考えること
    1. どこで避難生活を送るか
    2. 命に直接関係しているか
    3. 実際に背負って歩けるか
    4. 衛生と情報が確保できるか
    5. 普段から使い慣れておけるか
  3. 防災リュックの中身は避難の仕方で優先順位が違う
    1. 長距離・徒歩で避難するとき
    2. 自宅近くに避難するとき
    3. 在宅避難をするとき
  4. 【共通版】最低限必要な防災リュックの中身リスト
    1. 食料・飲料(最低3日分)
    2. 衛生用品
    3. 情報・通信手段
    4. 医療・応急処置
    5. 睡眠・精神安定
    6. 現金・身分証
  5. 【家族構成・ライフスタイル別】おすすめの中身と注意点
    1. 女性
    2. 一人暮らし
    3. 4人家族・大家族
    4. 子どもがいる家庭
    5. 高齢者がいる家庭
    6. ペットがいる家庭
  6. 防災リュックの中身は季節・気候に合わせて調整しよう
    1. 夏に必要なもの
    2. 冬に必要なもの
    3. 雨天に備えるもの
  7. 防災リュックの中身は市販セットと自作どっちが良い?
    1. 手間とコストを比較
    2. 使いやすさを比較
    3. 続けやすさを比較
  8. 防災リュックを上手に選ぶコツ
    1. 数|家族の人数に応じて分けるのが基本
    2. 容量|必要な荷物が無理なく入るサイズを
    3. 形状|背負いやすく両手が空くものを
    4. 耐水性|雨や浸水に備える防水仕様を
    5. 耐久性|避難中の衝撃や長期保管にも耐えるか
  9. 防災リュックの中身をそろえたあとは?
    1. 上手な詰め方を実践
    2. チェックリストで中身をメモ
    3. 見直しをして日常的に備える
  10. 防災リュックも中身もサンデーマウンテンでそろえよう!
    1. 防災に使える高機能バッグ3選
      1. クラウドバースト 25L|EXPED
      2. パーシスト45L メンズ|NEMO Equipment
      3. アウトドアバックパック 25L|Peak Design
    2. いざという時に頼れる防災アウトドア用品3選
      1. モバイルバッテリー
      2. LEDランタン
      3. 折りたたみチェア
  11. 日常で使える中身をサンデーマウンテンで探そう!

防災リュックの中身をキレイに整えよう!

disaster prevention backpack

防災リュックは避難時に持ち出す最優先バッグ

防災リュックとは、災害発生時に真っ先に持ち出すのを見込んで準備する「命を守るための最小限セット」のこと。避難所や安全な場所へ一時的に移動するときに、必要な物資をすぐに持ち出せるようにしておくのが目的です。

中には最低3日間の生活を支えるアイテムを厳選して入れておき、災害時に救援が届くまでの「空白の時間」を乗り越えます。ただし、詰め込みすぎはNG。背負って歩ける重量(7〜10kg程度)に収め、徒歩での避難を見込んだ中身の絞り込みが重要です。

また、防災リュックは「備える場所」も大切。避難導線上に置いておけば、災害時の判断が遅れてしまうようなシーンでも防災リュックが視界に入り、迅速な避難行動を後押ししてくれます。

リアルに使える中身が命をつないでくれる

災害直後、インフラが止まった状態で避難生活が始まると「実際に使えるかどうか」が命に直結。市販のセットをそのまま使ってみると、意外と使いにくかったり自分には合っていなかったりするケースが少なくありません。

例えば、圧縮されたタオルは広げると薄すぎたり、調理器具にガスバーナーが取り付けられなかったり。「使えるはずなのに困った」という声が多く聞かれます。

防災グッズの中身は、実用性を重視して選ぶことが重要!

項目確認ポイント
食料普段から口にしているものか/アレルギーの有無
飲料水1人1日2Lを目安に最低3日分
モバイルバッテリー容量10,000mAh以上で、使い方を理解しているか
衛生用品ウェットティッシュ・生理用品・マスクなどは十分か
医薬品常備薬や持病の薬を忘れていないか
情報手段手回しラジオやモバイル電源、使い慣れた端末があるか

特に、トイレやスマホ用の充電など生活の質に関わる部分はストレスを減らすポイントに。避難生活は想像以上に心身の負担がかかるので、安心して使えるアイテムをそろえておけば冷静な判断や行動につながります。

非常持ち出し袋・防災セットとの違い

「防災リュック」「非常持ち出し袋」「防災セット」という言葉はよく似ていますが、実はそれぞれに違いがあります。それを理解しておくと、自分に合った備えがしやすくなりますよ。

種類特徴中身の内容使用タイミング
防災リュック自分用に整えた避難バッグ食料・水・充電器・衛生用品・着替えなど避難時に最優先で持ち出す
非常持ち出し袋市販セットが中心
軽量タイプが多い
笛・ライト・簡易トイレなど基本アイテムすぐに逃げるときに活用
防災セット自宅保管用が多く大容量水や食料、備蓄品を一括パッケージ在宅避難や備蓄に活用

防災リュックは「すぐ持ち出す、すぐ使う」が前提。一方、非常持ち出し袋はあくまで応急的な軽装備で、防災セットは在宅避難や備蓄に向いています。

防災リュックの中身をそろえる前に考えること

purpose of removal

防災リュックの中身を準備する前に、まずは「何を、どんな目的で持ち出すのか」をはっきりさせましょう!

防災グッズをやたらと詰め込むのはNG。避難生活のイメージや自分の生活スタイルに合わせて中身を整えると、はじめて「本当に役立つリュック」になり安心感がぐんとアップします。

  • どこで避難生活を送るか
  • 命に直接関係しているか
  • 実際に背負って歩けるか
  • 衛生と情報が確保できるか
  • 普段から使い慣れておけるか

それぞれ、具体例に触れながらわかりやすくお伝えしますね。

どこで避難生活を送るか

防災リュックの中身は避難先がどんな場所になるのかをイメージして、ムダなく本当に必要なものをきちんとそろえましょう。

避難する場所によって、必要なものはさまざま。避難所(学校や公民館など)での生活か、自家用車内や屋外での避難かで、以下のように備えておきたいものが異なります。

避難先特徴備えておきたいもの
避難所他の人と共同生活/物資支給あり耳栓・アイマスク・プライバシー保護用グッズ
車中泊長時間の同じ姿勢/気温差が大きいエアマット・ブランケット・簡易トイレ
自宅避難ライフラインが止まる可能性飲料水・非常食・ポータブル電源

避難所では電源や水が一時的に供給されることもありますが、混雑・騒音・プライバシーの確保に悩みやすいのが特徴。車中泊では、空間が狭く体勢が限られるのでエコノミークラス症候群や暑さ・寒さ対策が重要に。自宅避難では、慣れた環境で過ごせる一方で、停電や断水などインフラの停止に備えた備蓄が必要です。

命に直接関係しているか

防災リュックに入れるアイテムは「命に関わるかどうか」で優先順位を判断しましょう。緊急時に真っ先に必要になるのは、大きく分けて「水・食料・情報・医療」の4つ。特に、医薬品やアレルギー対応食品など自分だけの必需品は命に直結します。

命に関わる防災アイテム例
  • 飲料水(500ml×6本以上)
  • カロリーが補給できる非常食(3日分)
  • 携帯ラジオやスマホ充電器(電源確保)
  • 緊急連絡先・安否確認メモ
  • 常備薬・持病の薬

また、夜間や悪天候時はヘッドライトやレインポンチョなども命を守る装備に。単なる便利グッズか、命にかかわる必需品かの見極めが重要です。

実際に背負って歩けるか

いざという時に背負って逃げられるように、防災リュックの総重量は体重の15%以下を目安にしましょう。必要なものをすべて入れた結果、重すぎて動けない…というのでは意味がありません。重さを考えながら中身を詰めておくと、歩行や階段の移動が苦になりにくくなります。

体重目安重量
40kg約6kg
50kg約7.5kg
60kg約9kg

実際に背負って歩きやすいのは、背中にフィットする登山用リュックや重さが分散できるチェストベルト付きのタイプ。詰め方にも工夫が必要で、重いものは背中側、軽いものは外側に入れるとバランスが良くなります。背負って歩く練習も、事前に1回しておくと安心です。

衛生と情報が確保できるか

被災後、体調を崩さず正しい状況を知るために、衛生と情報の確保のために欠かせないものを入れましょう。トイレや手洗いが自由にできない状況に備えて、簡易トイレ・アルコールジェル・マスク類などを多めに入れておくと安心です。

  • 携帯用トイレ(1日3回×3日=9袋以上)
  • アルコール消毒液・ウエットティッシュ
  • 生理用品・マスク・清潔な着替え
  • ラジオ・モバイルバッテリー・ライト

体の清潔感がキープできれば、ストレスや感染症のリスクが減らせます。また、停電時はスマホが使えなくなるおそれがあるので、手回しラジオや電池式ラジオを1台持っておくと安心。ライフラインの情報や避難所の発表が確認できます。

普段から使い慣れておけるか

防災リュックには「災害だけに備えるもの」じゃなく「使いこなせるもの」を入れましょう。新品のアイテムや操作が複雑な道具は、いざという時に使えなかったり時間がかかったりしてしまいます。

例えば、携帯コンロ・ラジオ・携帯浄水器などは、普段の生活やキャンプなどのアウトドアで使い方を覚えておけばOK。特に子どもや高齢者がいる家庭では、家族全員が簡単に使えるアイテムを選ぶのが安心です。

アウトドア用品のように「普段からキャンプやレジャーで使える防災グッズ」なら、楽しみながら実際に使って慣れておくことが可能!いざという時に「道具に助けてもらえる状況」が自然と整います。慌てて説明書を読む時間がない災害時こそ、使い慣れたグッズが役立ちますよ。

防災リュックの中身は避難の仕方で優先順位が違う

evacuation

防災リュックを「何を、どんな目的で持ち出すのか」がはっきりしたら「どうやって持ち出すか」を考えましょう。必要な中身をすべて詰め込もうとすると、重くて動けません。最悪、避難が遅れて命を落とす危険もあります。

  • 長距離・徒歩で避難するとき
  • 自宅近くに避難するとき
  • 在宅避難をするとき

例えば、長距離を歩く避難人と自宅近くの施設への一時避難では体への負担の感じ方が違うので、リュックの中身もそれぞれに合ったものが必要です。上記の代表的な3つの避難スタイルを見ながら、あなたや家族の避難パターンをイメージして「優先順位」をつけてみてくださいね。

長距離・徒歩で避難するとき

災害直後は道路が寸断されたり車が使えなかったりすることが多く、徒歩での避難が前提になるケースもあります。こうしたシーンでの中身は「軽さ」と「行動のしやすさ」を重視しましょう!

総重量は10kg以内に抑えて、中身は「命に直結するものだけ」に絞り込むのが基本。特に、避難所まで数km以上を歩く予定の人は、両手が自由になるリュックタイプを選ぶと、バランスよく歩きやすくなり安全性が高まります。

優先度アイテム理由
飲料水(500ml×2本程度)脱水症状を防ぐ
携帯食(ようかん、カロリーメイト)すぐに食べられる
軽量で持ち運びやすい
モバイルバッテリースマホの電源確保
レインポンチョ
アルミブランケット
天候の変化・防寒対策
衛生用品
着替え
長時間の歩行ではかさばる

軽くてすぐに使えるものを優先すると、体力を温存しながら安全に避難できます。中身の優先度に迷ったら「これを背負って、5km歩ける?」と想像してみると絞りやすくなりますよ。

自宅近くに避難するとき

公園や小学校など自宅周辺の指定避難場所に避難する場合、滞在時間は数時間〜1日程度と比較的短くなるケースが多め。こうしたシーンでの中身は「しばらく屋外で安全を確保できるか」をイメージして決めましょう。

優先度アイテム理由
レインウェア
帽子
雨や強い日差しから身を守る
モバイルバッテリー+ラジオ情報収集と連絡手段
敷物や折りたたみチェア長時間地面に座るのを回避できる
スナック菓子や飲料軽食があると精神的にも安心
下着や着替え短時間の避難では不要なことも

過剰に詰め込みすぎず、寒さ・暑さ・雨への備えを重視するのがポイント。自宅に戻れるまでの一時的な避難では「過ごしやすさ」と「情報の確保」が快適さと安心感につながります。

在宅避難をするとき

「在宅避難」とは、災害後も自宅の建物が安全でライフラインが使える、もしくは最低限の備えがある場合に自宅に留まる選択肢こと。こうしたシーンでの中身は「電気・水道・ガスが止まった生活を長期的に送る」ことをイメージして決めましょう。

優先度アイテム理由
長期保存水
食料(3〜7日分)
配給や復旧まで時間がかかる
簡易トイレ
除菌ウェットティッシュ
トイレ問題は衛生に直結する
ソーラーランタン
懐中電灯
夜間の照明確保
カセットコンロ+ガス缶温かい食事や湯沸かしに必要
エアマットや寝袋居住空間の快適さを高める

在宅避難は「防災リュック」はもちろん「自宅備蓄」も含めてしっかり備えておくのが理想。避難所に移動しない分、数が多くなりがちになるので普段使いしながらストックを維持する「ローリングストック法」もぜひ活用しましょう。

【共通版】最低限必要な防災リュックの中身リスト

どんなものを入れればいいか分からない…

そんな人は、まずここから!

防災リュックの中身は家族構成や避難スタイルによって変わりますが、どんな人でも共通して備えておくべき「最低限の持ち物」があります。

食料・飲料(最低3日分)

災害時はライフラインが止まる可能性が高いので、最低でも3日分の食料と飲料水を備えましょう。1人あたり1日2Lの水が必要とされており、飲用だけじゃなく、歯磨きや洗顔などにも使うことを考えると意外と量が必要です。

持ち運びしやすいアイテム例
  • 長期保存水(500ml〜1Lのペットボトルで分けると便利)
  • 火を使わず食べられるごはんパックや缶詰(スプーン付き)
  • エネルギー補給用のゼリー飲料や栄養バー

定番は、保存期間の長い「長期保存食」や「レトルト」「フリーズドライ食品」。食事は心の支えにもなるので「味の好み」も意識しながら、普段から非常食を試しておき食べ慣れておくと安心です。

衛生用品

災害時は水道やトイレの使用が制限されることも。感染症を防ぐ意味でも、体が清潔に保てるものを備えましょう。特に、女性や乳幼児のいる家庭ではそれぞれの生活スタイルに合わせたものが必要です。

主なアイテム
  • 除菌シート、ウェットティッシュ
  • トイレに流せるポケットティッシュ
  • マスク(防塵・防寒・感染症対策に)
  • 簡易トイレ(袋式や凝固剤タイプ)
  • 生理用品、おしりふき

この中でも特に重要度が高いのは、軽量でコンパクトな簡易トイレ。災害時の「トイレ問題」はストレスの原因にもなりやすいので、数日分を確保しておきましょう。

情報・通信手段

スマホの充電が切れると連絡も情報収集もできなくなるので、通信手段を維持するための道具を備えましょう。災害のときこそ、正確な情報が命を守ります

主なアイテム
  • モバイルバッテリー(大容量、2台あるとベスト)
  • 手回し式やソーラー充電式のラジオ
  • 家族や親戚の連絡先を書いたメモ
  • 市町村発行の防災マップ(紙)

インターネットが使えなくなる状況を想定して、紙の地図や避難所情報など電波が届かないときでも機能する道具を確保しておくと安心。自治体や国の機関が提供する防災アプリも事前にダウンロードし日頃から使っておくと、いざという時の「正確な情報」として活用できます。

医療・応急処置

避難生活では、ちょっとしたケガや体調不良が不安とストレスに。家族の健康状態に合わせて、個別の薬やアレルギー対応を忘れずに備えましょう。特に、医療用品や持病の薬は命を守るためにも絶対に欠かせません。

主なアイテム
  • 常備薬や処方薬(1週間分以上)
  • 絆創膏、ガーゼ、消毒液
  • 解熱鎮痛剤、胃腸薬
  • 熱冷まし用のシート
  • 虫刺され、かゆみ止め

これらを防水ケースやジップ袋にまとめておくと、いざという時すぐに取り出せるので便利。普段から使い慣れた薬を入れておくと、避難先での体調管理がしやすくなります。飲み忘れを防ぐために、1回分ずつ分けたピルケースや薬の内容と服用タイミングを記載したメモを添えておくと安心です。

睡眠・精神安定

心身の健康を保つために「ちゃんと眠れる環境が作れる」ものを備えましょう。床が固い避難所では、ほんの少しの寝具やアイマスク、耳栓があるだけで睡眠の質が良くなります。

主なアイテム
  • 耳栓・アイマスク
  • アルミブランケットまたは寝袋
  • エアピロー(空気でふくらませる枕)
  • 好きな香りのアロマシートや飴

眠れないことが体力や判断力の低下につながるので「寝るための道具」は1セット以上あると安心。軽量コンパクトなものが多く、防災リュックに詰め込みやすいのも魅力です。ストレスを和らげるために、自分にとって安心できるアイテムをひとつ入れておくのも効果的ですよ。

現金・身分証

停電によってレジやATMが停止と、現金がないと何も買えなくなるおそれがあります。生活に必要な買い物や、避難所での本人確認・医療対応をスムーズにするために「現金と身分証」を備えましょう。キャッシュレスが普及した現代でも、災害時は現金が最強の支払い手段。身分証や保険証は、避難所での本人確認や医療対応に必要です。

主なアイテム
  • 千円札・小銭(自動販売機や公衆電話対策)
  • 健康保険証のコピー
  • 運転免許証やマイナンバーカードのコピー
  • 保険証券や緊急連絡先を書いたカード

財布とは別に、防水ケースに入れて分けて保管しておくと水濡れが防げて安心。特に、現金は硬貨と小さなお札を用意しておくと小さな買い物で困りません。

※参照元:災害の「備え」チェックリスト|内閣府(2025年8月時点)

【家族構成・ライフスタイル別】おすすめの中身と注意点

family composition

防災リュックは「とりあえず一式そろえれば安心」というものじゃなく、家族構成やライフスタイルに応じた中身のカスタマイズがとても重要!あなたの性別・年齢・暮らし方に合わせて、必要なアイテムの優先順位を考えてみましょう!

ここでは、タイプ別に「これがあると安心」「忘れがちな注意点」をお伝えしますね。

女性

女性の防災リュックには、生理用品・防犯グッズ・冷え対策が欠かせません。災害時は人目を気にする環境やストレスの多い状況になりやすく、心身ともに疲れやすいので自分を守るための備えを重視してください。

主な追加アイテム
  • 生理用ナプキン・布ナプキン・おりものシート(1週間分ほど)
  • 着替えや下着(袋に小分けしておくと便利)
  • カイロや靴下など冷え対策グッズ
  • 防犯ブザーやホイッスル

このほか、避難所でのプライバシー確保が難しいときは、防水ポンチョや大きめのスカーフなどが大活躍。心のケアとして、リラックスできる香りのアイテムを入れておくのもおすすめです。

一人暮らし

一人暮らしの人は、すべてを自分ひとりで完結できる中身のカスタマイズが必要。誰かに頼れない状況を見込んで、道具の使い方や食事の準備もシンプルに済むような構成が理想です。荷物はコンパクトかつ多機能なものを意識しましょう。

主な追加アイテム
  • 調理不要の食料(カロリーメイトやパン缶など)
  • ランタンや手回しライト(両手が使えるものが便利)
  • マルチツール(缶切りやナイフなどが一体化したもの)

このほか「誰かに知らせる」手段として、家族や友人への緊急連絡カードを紙で持っておくと安心。避難所の場所や連絡方法をあらかじめ決めておくことも忘れずに。

4人家族・大家族

家族で避難するとき、防災リュックは1つだけじゃ足りません。1人1つずつ持つのが理想ですが「誰か1人が食料担当」「誰かが医療用品担当」などと分担しすぎるのは要注意。はぐれたときや片方の荷物だけを持ち出せたときに困ってしまいます。

そのため、それぞれのリュックに「必要最低限のセット」をバランスよく入れておくことが大切!

  • 全体→水・食料は人数分
  • 父→通信・照明・工具類
  • 母→医療・衛生・現金・連絡先
  • 子ども→自分のお菓子やおもちゃ(精神安定用)

小さな子どもや高齢者が背負うリュックは、重さを考慮してカートやボストン型に切り替えてもOK。避難所では家族がスムーズに行動できるように、靴や衣類のサイズをあらかじめ確認しておきましょう。

子どもがいる家庭

子どもは大人よりも環境の変化に敏感で、精神的なケアがとても大切です。防災リュックには「命を守るもの」だけじゃなく「安心させるもの」もバランスよく入れておきましょう。

主な追加アイテム
  • 着替え(着慣れた服)
  • 子ども用の非常食・おやつ
  • 絵本やぬいぐるみ、おもちゃ
  • 母子手帳や健康保険証のコピー
  • ミルク・離乳食・おむつ・おしりふき(年齢に応じて)

このほか、子どもに合わせた衛生用品や薬も家族全体とは分けて準備しておくと安心。避難所では子どもが泣き出して周囲に気を遣う場面もありますが、お気に入りのアイテムがあれば心が落ち着き、親の負担も軽減されます

高齢者がいる家庭

高齢者は体力・視力・聴力が衰えていたり、持病があったりする場合が多いので特別な配慮が必要です。リュック自体も重すぎないよう工夫し、本人が使い慣れたものを優先して入れておきましょう。

主な追加アイテム
  • 補聴器の予備電池、老眼鏡
  • 大きめの文字で書かれた連絡カード
  • 服薬セット(薬ケース・処方箋コピー)
  • 介護用品(紙おむつ、尿とりパッドなど)

このほか、混雑する避難所で、トイレに間に合わないという不安を軽減するために簡易トイレや防水シートも用意しておくと安心。避難時の移動手段もしっかりとイメージし、できればキャリーカートタイプの備えを検討しましょう。

ペットがいる家庭

ペットは大切な家族の一員ですが、避難所によっては同伴ができないケースも。ペット専用の食料と衛生用品を最低でも3日分用意しておき、ペット可の避難所・一時預かり施設・動物病院の場所などの情報収集もしておきましょう。

主な追加アイテム
  • トイレシート・処理袋
  • ペットフード・水・食器
  • 予防接種証明書や迷子札
  • お気に入りのおもちゃや毛布
  • キャリーバッグ・首輪・リード

避難生活は、音・におい・環境の変化に敏感なペットにとって強いストレスになることも。普段からキャリーバッグに慣れさせておいたり、安心できるスペースを確保する訓練をしておくことも立派な備えです。

また、人と同じように、ペットにも「いつもと違う状況」は大きな負担に。移動時は必ずリードをつけたりキャリーに入れたりし、パニックになって逃げ出すのを防ぎましょう。どこかに預ける場合に備えて、フードの種類や投薬スケジュールなど、日常ケアをメモしておくと預け先でも安心です。

防災リュックの中身は季節・気候に合わせて調整しよう

防災リュックの中身は、背負って歩けるようになるべく軽量に。季節や気候に合わせてアイテムを入れ替えながら「使えないもの」を減らしましょう。日本には、夏と冬では気温差が大きく雨が多い時期や台風シーズンもあります。快適に避難生活を送るためにも、気温・湿度・天候の変化に対応できる備えを意識してくださいね。

夏に必要なもの

Things you need for summer

夏場の災害は、暑さ・汗・熱中症への対策が最優先。特に、真夏の屋外避難や停電が起きたときは熱がこもって体調を崩しやすくなります。安心感をより高めるために、冷房のない環境でも過ごせるようなグッズを用意しておきましょう。

夏向けの主な追加アイテム
  • 汗拭きシート、ボディシート(清涼タイプが便利)
  • 携帯用扇風機(ハンディファン)、うちわ
  • 保冷剤(常温保存可の冷却パックなど)
  • サンシェード、帽子(屋外避難時用)
  • 塩分タブレット、経口補水液
  • 虫よけスプレー、蚊取り線香

このほか、ウェットシート・ドライシャンプー・スキンケア用品など、こまめにケアできるグッズがあると快適さぐんとアップ。特に、女性や子どもは汗による不快感や肌トラブルが起こりやすくストレスの原因に。被災時はシャワーが使えないケースも多いので、手軽に清潔を保てるアイテムを豊富に備えておくと安心です。

冬に必要なもの

Things you need for winter

冬場の災害は、寒さによる体力消耗や低体温症のリスクが高まります。避難所では暖房が不十分なことが多く、在宅避難でも停電で暖房が使えないおそれも。暖かく過ごすために、体温をしっかり守れる準備をしておきましょう。

冬に加えるべきアイテム:

冬向けの主な追加アイテム
  • 寝袋または保温シート
  • 使い捨てカイロ(できれば複数枚)
  • アルミブランケット(軽量・断熱性あり)
  • 湯たんぽ(ペットボトルタイプでも代用可)
  • 手袋・ネックウォーマー・靴下(重ね履き用も)

このほか、寒さでトイレが近くなりやすい人は携帯トイレを多めに用意。暖房がなくても体を温められる道具や衣類を用意しておけば、避難生活のストレスや不安が軽減されます。

雨天に備えるもの

poncho

台風や大雨による災害は、避難時に濡れて体温を奪われたり、持ち物が濡れて使えなくなったりするトラブルが多発。移動中の雨対策やリュックの中身を濡らさない工夫も忘れずに考えておきましょう。

雨対策向けの主な追加アイテム
  • ポンチョやレインコート(傘より両手が空くタイプ)
  • 防水仕様のリュックまたはリュック用の防水カバー
  • ジップロックや防水バッグ(中身の小分け用)
  • 防水性の高い靴カバーまたは長靴
  • タオル(速乾性のあるもの)

避難が必要なときに土砂降りだと、それだけで行動のハードルが一気に上がります。だからこそ「リュックごと濡れない」「自分の体を冷やさない」工夫がより実用的な備えになります。

もし、追加アイテムを増やしたくないなら防水性に優れたリュックを最初から選ぶのがベスト。ポンチョやカバーで外側を守るのも有効ですが、リュック自体に防水性能があれば工夫はいりません。

防災リュックの中身は市販セットと自作どっちが良い?

comparison

防災リュックの中身は、市販のセットでそろえると手間がかからずラクそうですよね。でも、自分で少しずつそろえていきたい人もいるのではないでしょうか?

  • 手間とコスト
  • 使いやすさ
  • 続けやすさ

こちらの項目の比較結果をチェックしながら、あなたに合った防災スタイルを見つけていきましょう!

手間とコストを比較

比較項目市販セット自作リュック
手間ほとんどかからない情報収集・購入に時間がかかる
コスト割高になることが多い安価に抑えられる可能性が高い
カスタマイズ性低い(内容の変更が難しい)高い(ニーズに合わせて自由)

防災リュックの中身は「手間をかけずに最低限でも備えたいのか」「自分や家族に合った内容に調整したいのか」で選ぶと失敗しにくくなります。

市販セットは、一度の購入で必要最低限のアイテムがそろうので準備にかかる手間が大幅に省けるのが最大のメリット。防災初心者や忙しい人にとっては、選ぶ時間やリサーチの負担がないのが魅力です。

でも、中身を詳しくチェックしてみると「これはいらないかも」「あれが足りないかも」といった問題も。一方、自作の中身は1つずつ自分で選ぶ分、コストを抑えつつ本当に必要なものだけがそろえられます。情報収集や買い物の手間はかかりますが、ムダなくコストを抑えやすいのが魅力で、家族構成や生活スタイルに合わせた備えが実現します。

使いやすさを比較

比較項目市販セット自作リュック
使い勝手内容物に当たり外れがある日常使い慣れたものを選べる
実用性一部が災害時に不十分な場合も必要な機能を確認しながら選べる
ストレス軽減一律の内容で合わないことも肌や嗜好に合ったものが選べる
使用前チェック未開封のままだと不明購入時に確認しやすい

防災リュックの中身は「価格やブランド」よりも「自分にとって本当に使えるかどうか」が何よりも大切なポイントです。

市販セットはコンパクトにまとまっているものの、実際に使ってみると使い勝手が悪かったり必要なシーンで十分な性能を発揮できなかったり。例えば、安い製品はライトが暗すぎて灯りの役割が果たせず、保存食は好みじゃなく食べにくいケースがあります。

一方で、自作リュックは自分の使い慣れたものが選べるので使いやすさの満足度が高くなりやすい傾向があります。たとえば、普段から飲み慣れている飲料や、肌に合う衛生用品を入れておくことで、避難中のストレスも軽減できます。

続けやすさを比較

比較項目市販セット自作リュック
管理のしやすさ期限や交換目安が記載されているすべて自分で把握・記録が必要
見直しの負担通知や点検しやすい設計ありリスト化や点検の手間がかかる
継続性時期がわかりやすく忘れにくい意識しないと放置しやすい
柔軟性内容が固定されている中身の入れ替えが自由

防災リュックは「作って満足」では不十分。食品や電池の期限切れ・子どもの成長・季節変化への対応など、継続的な見直しが必要な備えです。

市販セットの中身は、賞味期限や使用推奨期限が明記されていたり点検タイミングを通知するアプリ連携やメールサービスがあったり。定期チェックの手間を減らす工夫がされている製品もあります。半年〜1年ごとの見直しでも十分対応できるように設計されており、防災初心者や忙しい人にとても便利です。

一方で、自作リュックは中身の自由度が高く、家族や自身のニーズに合わせた内容に調整できるのが大きなメリット。でも、管理はすべて自己責任になるので備えに対する意識と手間が求められます。

防災リュックを上手に選ぶコツ

Tips for choosing

防災リュックは、中身はもちろん本体のサイズ・素材・機能性などにもご注目!

いざというとき、実際に背負って歩いて逃げるのはそのリュック。持ち運びにくかったり、壊れやすかったりすると、避難の妨げになりかねません。せっかくの備えを台無しにしないためにも、以下のポイントを押さえて、本当に頼れるものを選びましょう。

  • 容量
  • 形状
  • 耐水性
  • 耐久性

それぞれ、具体例を挙げながらお伝えしますね。

数|家族の人数に応じて分けるのが基本

防災リュックは「1世帯に1つ」じゃ足りません。基本は1人につき1つずつ準備するのが理想。家族構成や年齢に合わせて、本当に必要な中身になるよう意識しましょう。

大人と子どもでは、持てる重さが違いますし必要な物もさまざま。例えば、子どもにはおやつやお気に入りのおもちゃを、大人には情報ツールや応急セットを多めに入れるなど、役割分担ができるように複数に分けるのがおすすめです。

また、1つのリュックにすべてを詰め込むと重すぎて持ち運べなくなることも。避難時はスムーズに動けることが最優先なので、適切な数で分散して準備しましょう。大人と子どもの4人家族なら、2〜3つのリュックに分けておくと安心です。

容量|必要な荷物が無理なく入るサイズを

防災リュックの容量は、20L〜30Lが一般的とされています。あまりにも小さいと必要なものが入らず、大きすぎると重量が増して持ち運びが困難に。徒歩で避難するなら、サイズは1人が3日間過ごすための最低限の荷物が無理なく入るくらいがちょうどいいです。

下記の表を参考に、人数や避難スタイルに合わせた容量を考えてみてください。

用途の目安容量(リットル)
一人暮らし20L〜25L
夫婦・2人世帯25L〜30L
家族での分担用30L〜40L

ポケットの数や仕切りの配置によって整理のしやすさが変わるので、容量だけじゃなく「中の構造」にも注目すると使いやすさがアップ。例えば、外側に水筒や折りたたみ傘が入るサイドポケットがあるとすぐに取り出せて便利。内側に細かく仕切られた収納があると、ライト・衛生用品・貴重品などがごちゃつかずに管理しやすくなります。

形状|背負いやすく両手が空くものを

防災リュックは「両手が自由になること」が大前提。避難時は危険な場所を歩いたり、子どもを抱えたりと動きづらい状況も考えられるので、もっとも安全で効率的な背負えるタイプを選びましょう。

例えば、肩ベルトが太くクッション性のあるものなら重さの負担が軽減。ウエストベルトやチェストベルトがあれば、身体にしっかりフィット。走ったりしゃがんだりしてもズレにくいのでとてもラクです。

避けたほうがいいのは、トートバッグやキャリーバッグです。見た目はおしゃれですが、防災グッズ入れとしては不向き。特に、両手がふさがっていると段差や階段でバランスを崩しやすくなり危険です。

耐水性|雨や浸水に備える防水仕様を

防災リュックには雨や水濡れへの対策が欠かせません。豪雨や台風の中を移動するおそれがあるので、本体が防水や撥水素材でできているもの、またはレインカバーが付属しているものを選びましょう。

完全防水じゃなくても、ファスナー部分にフラップ(かぶせ)があるだけで内部への浸水がかなり防げます。また、重要書類やモバイルバッテリーなど、濡れると困るものはジップロックや防水ポーチで小分けを。さらに頑丈になります。

水害の被災経験者の声でも「リュックの中身が濡れて使えなかった…」という声が少なくありません。せっかく備えていても、いざというときに役立たなければもったいないですよね。防水対策の有無は、備えの実力に大きく関わります。外側の素材はもちろん、中の収納方法にもひと工夫しておくと安心感がぐっと高まりますよ。

※参照元:3度の災害を経験した防災士に聞く、防災グッズで本当に必要なものとは?|東京ガス株式会社(2025年8月時点)

耐久性|避難中の衝撃や長期保管にも耐えるか

避難時はアスファルト・瓦礫・ぬかるみなど、過酷で不安定な地面の上を歩くかもしれません。中身を衝撃から守るために、ナイロンやポリエステルなどの強度の高い素材で底面が二重構造になっているものを選びましょう。

また、実際の避難では荷物を詰めて歩く・雨風にさらされる・段差を乗り越えるなど、リュックにかかる負担が大きくなるので最低限の耐久性と品質を備えたものを選ぶと安心。防災リュックは機会がなれけば長期間保管するもの。100円ショップなどの簡易なリュックは手軽ですが、生地が薄かったり縫製が甘かったりして災害時に破れてしまうおそれがあります。

さらに、ファスナーやバックルなどのパーツも壊れにくいものを選ぶと安心!実際に購入前に背負ってみて、肩への負担や背中の当たり具合もチェックしておくと失敗しにくくなりますよ。

防災リュックの中身をそろえたあとは?

How to pack the contents

せっかく防災リュックの中身をそろえても、いざという時に取り出しにくかったり、何が入っているか忘れていたりしてはもったいない!

  • 上手な詰め方を実践
  • チェックリストで中身をメモ
  • 見直しをして日常的に備える

これら3つの備え続ける工夫を取り入れて「持っていること」より「使えること」を大切にしましょう。

上手な詰め方を実践

防災リュックの中身を詰めるときは、ただ入れるだけじゃなく重さのバランスや使用頻度を考えた収納がポイント。背負ったときに「重すぎる」「ぐらつく」「中身がすぐに出せない」という状態を防ぐために、以下のルールを意識しましょう。

  • 重いものは背中側・下側に
    → ペットボトル、缶詰、バッテリーなどは重心を安定させるために背中に近い場所へ
  • すぐ使うものは手前側・上側に
    → 懐中電灯、ホイッスル、マスク、救急セットなどはサッと取り出せる位置に
  • 大きなものは圧縮袋でコンパクトに
    → 着替えやタオル類は圧縮袋を使えば省スペースで防水対策にもなる
  • バラバラになるものはポーチやジップ袋で小分け
    → 歯ブラシ、薬、充電ケーブルなどはカテゴリー別に小分けしておくと探しやすい

これらの工夫で、リュックの中身が整理されて見直しやすくなり背負ったときはラクに移動できます。詰めるだけじゃなく、取り出す動作までシミュレーションしておくとより実践的ですよ。

チェックリストで中身をメモ

防災リュックの中身は、一度そろえても時間とともに内容が変わっていきます。「賞味期限が切れていた」「入れたはずのものが無い」なんてことも意外と多いもの。そんなときに役立つのが中身を一覧化したチェックリストです。

◆チェックリストの一例

ジャンル具体的な内容の例
食料・飲料レトルトご飯、缶詰、エナジーバー、飲料水3L
衛生用品マスク、ウェットティッシュ、簡易トイレ
情報・通信手段モバイルバッテリー、手回しラジオ
医療・応急処置常備薬、絆創膏、消毒液
睡眠・精神安定アイマスク、耳栓、レジャーシート
貴重品・書類類現金、身分証、保険証コピー

このように、ジャンルごとに記録しておけば定期点検や入れ替えのときもスムーズ。紙に書いてリュックの外ポケットに入れておく、スマホで撮って保存する、アプリを活用するなど、自分が続けやすい方法で管理しましょう。特に、家族で共有する場合は誰がどのアイテムを持っているかを形にすることが、分担の確認にもなります。

見直しをして日常的に備える

防災リュックは、定期的に見直しをして最新の状態をキープしましょう。といっても、忙しい毎日にいきなり防災チェックの時間を取るのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが「見直しカレンダー」の活用。例えば、スマホや紙のカレンダーに、以下のようなタイミングを設定しておくと習慣化しやすくなります。

  • 季節の変わり目(春・秋)に衣類や体温調節グッズを見直す
  • 賞味期限が近い食品を交換(半年〜1年スパンで)
  • 子どもの成長に合わせてサイズ変更や内容追加

忘れないように「防災の日(9月1日)」や「年末年始の片づけ時期」など、家族全体で見直しやすいタイミングを活用するのもおすすめです。

ラクに続けるためには、古くなった中身を「普段使いして消費する」仕組みを作るのが効果的。ローリングストックと組み合わせれば、ムダも防げて一石二鳥です。

防災リュックも中身もサンデーマウンテンでそろえよう!

Sundaymountain

防災リュックは、ただの収納バッグじゃなく命を守るための装備!だからこそ、アウトドアでの信頼性が高いブランドやギアを選んで、防災リュックのクオリティを上げてみませんか

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」なら、「見た目がアウトドアっぽすぎるのはちょっと…」という方にもなじむデザイン性と、実際の災害時にも役立つ機能性を兼ねそなえた防災グッズがそろいます。

  • 防災にも活用できる高性能なリュック3つ
  • 防災アウトドア用品として本当に役立つアイテム3つ

それぞれご紹介しますね。

防災に使える高機能バッグ3選

防災リュック選びで重要なのは「背負いやすさ」「耐久性」「防水性」。特に、ロールトップ式(袋の開口部をクルクル巻いて留めるタイプ)は、中身の取り出しやすさと雨への強さが両立できるので防災シーンでの使い勝手が抜群。防水レベルはIPX5〜7以上だと、あらゆる方向からの噴流水に耐えられるので暴風雨や浸水地域の避難でも安心です。

クラウドバースト 25L|EXPED

disaster prevention backpack

雨から中身をしっかり守り、開閉がスムーズなロールトップ式。PUコーティング+シームシーリング加工の完全防水仕様で、突然の大雨や浸水から大切な備えをガードしてくれます。25Lの容量は、1人分の3日間の備えに最適。緊急時に負担を感じさせない軽さで、避難中のストレスを大幅に軽減してくれます。

パーシスト45L メンズ|NEMO Equipment

disaster prevention backpack

耐水性・通気性・収納性・環境性のバランスに優れており、高機能なリュックをお探しの方におすすめ。しっかりした耐久性と断熱性を兼ねそなえつつ、必要な防災グッズがゆったり詰め込めるサイズ感。中身が重くても快適に背負える背面パネルで、ショルダーストラップやウエストベルトには小物の収納に便利なポケットも配置されています

アウトドアバックパック 25L|Peak Design

disaster prevention backpack

シンプルで見た目がかっこいいリュック。拡張性と耐久性に優れたロールトップ式で、素材に高耐久のTerra Shell™を採用しTPUコーティングによって高い防水性能を備えています。背面とトップの両方からアクセスできるので、災害のときでも落ち着いて中身が出し入れできます。

いざという時に頼れる防災アウトドア用品3選

「防災用」だからといって、防災グッズを押し入れの奥にしまいこんでしまうといざという時に役立てられません。普段から使えるアウトドア用品を選ぶと、使い慣れておけるのでいざという時にも迷わず使えます。

以下の3つは、サンデーマウンテンで手に入る「本当に役立つ」防災アウトドア用品です。

モバイルバッテリー

Mobile battery

容量13,400mAhで、スマホが3回以上充電できるモバイルバッテリー。手軽に持ち運べるコンパクトボディで、リュックに収納しやすく災害時の電源確保に役立ちます。クイックチャージ機能搭載で、給電がスピーディーなのも魅力。電球色・昼光色・昼白色(明るさ2倍)が選べるLEDライトも、停電時には大助かり。シーンに合わせて最適な光が得られます。

LEDランタン

lantern

折りたたみ可能で紙風船のように膨らませる、置き型・吊り下げ型のソーラーランタン。7〜9時間の充電で最大72時間点灯し、広範囲が照らせるので、避難所やテント内での使用に最適です。暖色と白色に切り替えられるLEDタイプで、シーンや気分に合わせて安定した明るさを提供。約86gの軽量型で、IP67の優れた耐水性ももっています。

折りたたみチェア

folding chair

座面が低く、背もたれを高くしたリラックス感が高い折りたたみ式チェア。避難所での足腰の負担を軽減してくれます。背中を包んでくれるゆったり感が魅力で、コンパクトに収納できるのが便利。見るだけで気分が上がりそうなカラー展開で、災害のときの心も明るくしてくれます。

日常で使える中身をサンデーマウンテンで探そう!

防災リュックの中身というと、つい「災害のときしか使わない特別な道具」を思い浮かべがち。でも、実際に災害が起きたときに本当に役立つのは、普段の生活の中でも自然に使い慣れているアイテムたちです。例えば、いつもの飲料や常備薬、肌に合う衛生用品、簡単に使えるライトやモバイルバッテリーなどは、ストレスの多い避難生活の中で大きな安心につながります。

「使い慣れている」「補充しやすい」「使いまわしがきく」

そんな視点で選ぶことが、実はムダのない現実的な防災対策に!だからこそ、日常使いもできて災害時にも頼れる、アウトドアやキャンプ用品の活用はベストな選択。防水性・耐久性・携帯性に優れた防災グッズがそろう「サンデーマウンテン」なら、防災初心者から上級者まで、あなたや家族に合った備えが見つかります。

使いやすくて続けやすい本当の備えを、サンデーマウンテンで一緒に探してみませんか?

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