携帯浄水器が人気上昇中!防災にもアウトドアにも使える最強の理由とは

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SUNDAY MOUNTAINの防災特集

災害時に水が足りなくなったとき、近くにある水を飲めるように変えられたら助かる!と思いませんか?また、アウトドアや海外旅行先で、飲むのが不安な水を安全にできたらもっと快適に過ごせそうですよね。

そんな不安を解消できる防災グッズとして、今注目を集めているのが携帯浄水器。川・雨水・お風呂の残り湯などが飲料水に変えらえる、まるで魔法のようなアイテムです。

ここでは、

携帯浄水器って何?
本当に飲んでも大丈夫?

と気になるあなたへ、国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」が、種類による違いや防災にもアウトドアにも使う前提の選び方をご紹介。主な活用シーンと、安心して使うコツもわかりやすくお届けします。

万能じゃないからこそ、安全に使うために知っておきたい注意点も要チェック!あなたや家族に合った携帯浄水器を見つけて、安全な水が不足したときに備えましょう!

  1. 携帯浄水器が断水時の防災グッズとして人気上昇中!
  2. 携帯浄水器が災害時の備えに役立つ理由
    1. 水は備蓄だけだと不十分
    2. 家族に安全な水が供給できる
    3. 防災グッズの収納スペースが減らせる
  3. 携帯浄水器の活用シーン
    1. 災害時(断水・避難生活)
    2. キャンプや登山などのアウトドア
    3. 海外旅行や海外出張先での水対策
  4. 携帯浄水器の種類は利用シーンに合わせよう
    1. 用途別の種類一覧
    2. ボトルタイプ
    3. 吊り下げタイプ(グラビティ式)
    4. ストロータイプ
    5. ポンプタイプ(手動・電動)
  5. 携帯浄水器の選び方|防災にもアウトドアにも使える基準
    1. ろか方式は用途に合っているか
    2. 1回でどれくらい浄水できるか
    3. 細菌はどこまで除去できるか
    4. フィルターは交換しやすいか
    5. 浄水のスピードは十分か
    6. 清潔さを保ちやすいか
    7. 信頼できるメーカーか
    8. 相場より安すぎないか
  6. 携帯浄水器を安心して使うコツ
    1. 水源がなければ使えない
    2. 使用前後はきちんと洗う
    3. 凍結や高温を避けて保管する
    4. 浄水済みと汚染水の混合を避ける
    5. フィルターの寿命のサインを見逃さない
  7. サンデーマウンテン厳選の携帯浄水器3選
    1. ビーフリーAC 1.0L|KATADYN
    2. ビーフリーAC 0.5L|KATADYN
    3. ウルトラフラスク+500ml フィルターキット|Hydrapak
  8. 携帯浄水器と一緒に備えておきたい防災グッズ
    1. モバイルバッテリー
    2. LEDランタン・ヘッドライト
    3. 折りたたみウォータータンク・水受け容器
    4. 非常用持ち出し袋に追加したい生活必需品
  9. よくある質問Q&A|携帯浄水器に関する疑問を解決
    1. Q:海水でも良い?
    2. Q:どんな水が浄水できない?
    3. Q:どれくらいでフィルターを交換する?
    4. Q:凍結したらどうすればいい?
    5. Q:災害用とアウトドア用は同じで良い?
  10. 今日から始める“水の安心”とアウトドア防災の備え

携帯浄水器が断水時の防災グッズとして人気上昇中!

Portable Water Purifier

携帯浄水器とは、川・池・給水所などで手に入る水をろ過して安全に飲める状態にする小型の浄水器のこと。アウトドア向けに使われてきた道具ですが、最近は防災グッズとして家庭に取り入れる人が増えています。

突然の地震や台風などで水道が止まってしまったとき、一番困るのは「飲み水がなくなること」です。ペットボトルの備蓄は大切ですが、数日以上断水が続くと用意した分では足りなくなるケースが多数。避難生活の中で「命を守る水」が足りなくなり、深刻な問題に発展します。

携帯浄水器が支持される理由は、ただ水をきれいにするだけじゃなく災害時に直面する「備蓄不足」「衛生面の不安」を一気に解消できる点。

  • 断水時に、現地の水を飲料水に変えられる
  • 備蓄がなくなる長期の避難生活で、飲み水が確保できる
  • 折りたためるタイプもあり、省スペースで防災バッグに入れやすい

最近は防災分野での需要の高まりを背景に、より軽量で持ち運びやすくスピーディーにろ過できるモデルが登場。「ろ過方式」や「浄水容量」などの違いによって性能が分かれており、利用目的に合わせて選べるようになりました。

携帯浄水器が災害時の備えに役立つ理由

Why it helps you prepare

携帯浄水器を1つ備えておくと、水の備蓄不足を補い、家族全員に安全な水を届け、防災グッズの収納効率が高められます。災害時の水不足によるトラブルに触れながら、携帯浄水器の魅力をわかりやすくお伝えしますね。

水は備蓄だけだと不十分

携帯浄水器があれば、川・池・給水所の水もすぐに安全な飲み水へ。「備蓄+その場で作る」という二重の備えが完成し、長期の災害生活が安心して乗り切れます。

防災マニュアルでは「1人1日3リットル×最低3日分の水を備蓄する」ことが推奨されています。例えば、4人家族なら36リットル、2リットルのペットボトルで18本。これは一見十分そうに思えますが、実際は長期化する断水には対応できません。

2011年の東日本大震災や2024年の能登半島地震では、1週間以上水道が復旧しない地域もあり備蓄水が底をついた家庭がたくさんありました。また、水は飲料だけじゃなく調理や手洗いにも必要で、想像以上に消費してしまいます。

家族に安全な水が供給できる

携帯浄水器は「いつでもどこでも安全な水をつくり出せる」心強い存在。家族みんなに安心して飲める水を与えてくれる、健康を守ってくれる防災グッズです。

水道が止まると配給の給水車に頼るしかありませんが、並ぶ時間や持ち運びの労力は大きな負担に。支給される水の量には限界があり、家族全員が必要とする水は十分に確保できないおそれもあります。

携帯浄水器があれば、近くの川・池・雨水などを飲料水に変換でき、給水の不安を大幅に減らせます。製品によっては細菌や原虫を99.999%除去する高性能なフィルターを備えており、子ども・高齢者・免疫力が弱い人でも安心。ペットの飲み水としても活用できます。

防災グッズの収納スペースが減らせる

携帯浄水器は「限られたスペースで最大限の備えをする」という、防災の課題を解決してくれます。

防災グッズの準備で意外と困るのが収納場所。水は重量もあり、2リットルのペットボトルを何十本も備蓄すれば相当なスペースを取ってしまいます。

サイズ感
  • A3用紙(297×420mm)より少し小さい床面積にケースを3段積む
    →大きめのスーツケース縦置きくらいの高さ
  • 1週間×4人分(7ケース)
    →押し入れ1区画や小型の本棚1台分にほどの容積と重さ

特に、集合住宅や一人暮らしの部屋では保管場所に限界があり備蓄量を増やしにくいのが現実です。

500mlペットボトルよりコンパクトな携帯浄水器なら、場所を取らずに備えられ、必要なときにしっかり水が確保できるのでとても便利!例えば、ボトル型やストロー型では防災バッグに入れても邪魔にならず、ポンプ型や重力式を選べば家族みんなで利用できます。

携帯浄水器の活用シーン

携帯浄水器は、災害のときだけじゃなくアウトドアや海外旅行など幅広いシーンで大活躍!普段から活用して慣れておけるので、いざという時に落ち着いて使える安心感があります。

代表的な活用シーンを詳しく見て、災害時と普段のどんなときに使えるかをイメージしてみてくださいね。

災害時(断水・避難生活)

During a disaster

災害時は飲料だけじゃなく、調理・歯磨き・最低限の手洗いなど日常の行為すべてに水が必要。そんなときに携帯浄水器があれば、身近な水源を安全な水に変えられるので避難生活の負担がぐっと軽くなります

代表的な活用シーン
  • 雨水を容器にためて使う
  • 川や池の水を緊急時に使う
  • 給水所でもらった水を安全に変える
  • 避難所での手洗いや歯磨きなどに使う

備蓄水が尽きても、タープやタンクでためた雨水をフィルターに通して飲料用に。近くの川や池の水など、身近な水源からも最低限の飲み水が確保できます。

また、災害のときに配給される水は必ずしも清潔とは限りません。携帯浄水器を通せば、安心して飲用可能。口にできる水があれば、歯磨き・うがい・手洗いなどでも感染症リスクが軽減できます。

キャンプや登山などのアウトドア

Outdoor

アウトドアでは「どれだけ水を持っていくか」が荷物の重さを大きく左右します。登山やキャンプでは消費量が増えるので、すべてをペットボトルで持ち込むのは非現実的。携帯浄水器があれば、沢や渓流の水がその場で安全に飲料へ変えられるので荷物を軽くしながら安心して活動できます

代表的な活用シーン
  • 調理用の水を確保する
  • 沢や渓流の水をろ過して飲む
  • 長時間の登山やキャンプで使う
  • 熱中症対策の水分補給に活かす

コーヒーの抽出やラーメンの汁作りなど、ちょっとした調理に大活躍。ボトル型やグラビティ式(重力を使ってろ過)を使えば、参加者の人数分がまとめて浄水できます。

また、暑い夏場での屋外活動には熱中症対策が欠かせません。水分補給として、頻繁に飲める安心感が活動の安全性につながります。携帯浄水器は「自然を楽しむ自由」と「災害への備え」を両立できる素敵なアイテムだといえるでしょう。

海外旅行や海外出張先での水対策

Overseas travel

日本は「水道水をそのまま飲める」というWHOの基準を満たしていますが、海外では飲めない地域もたくさん。大腸菌や寄生虫が含まれることもあり、口にすると下痢や体調不良につながる原因になりかねません。携帯浄水器を持参すれば、現地の水道水や井戸水を安全な飲料水に変えられるので旅行先や出張先で安心して過ごせます

代表的な活用シーン
  • 現地の店で出された水を浄水して飲む
  • ホテルや滞在先の水道水を浄水する
  • 長期滞在で安全な水を飲み続ける
  • ペットボトルのゴミを減らす

せっかくの海外旅行で体調を崩さないためにも、水によるトラブルは避けたいところ。旅行先のレストランや施設で出された水をフィルターに通せば、安心して水分補給が可能に。ペットボトルや缶などを買い続けなくても良いので、経済的でエコにもつながります。

海外では特に「健康リスクを避けること」が大切。携帯浄水器は、安心して飲める水を確保し快適な滞在を支える強い味方です。

※参照元:WHO 飲料水水質ガイドライン|厚生労働省(2025年8月時点)

携帯浄水器の種類は利用シーンに合わせよう

Type

携帯浄水器の種類は、主に4つ!どれも防災用として活躍しますが、形状や使い方によって特徴が違い得意とするシーンもさまざまです。

  • ボトルタイプ
  • 吊り下げタイプ
  • ストロータイプ
  • ポンプタイプ(手動・電動)

どれか1つを選ぶ前に、種類ごとのメリットや注意点を知ってあなたのスタイルに合うものをイメージしてみましょう!

用途別の種類一覧

携帯浄水器について、代表的な4つのタイプをまとめました。

種類特徴主な利用シーン
ボトルタイプ飲みながらろ過できる手軽さ防災バッグ、ソロキャンプ、登山
吊り下げタイプ大容量を重力で自動ろ過避難所、家族・グループ利用
ストロータイプ直接吸い込むシンプル構造軽量登山、緊急用の予備
ポンプタイプ(手動・電動)大量の水を効率的に処理長期避難、複数人での使用

このように並べると、それぞれの強みと弱点が一目で分かります。例えば、防災用なら「備蓄水を補う目的」で使いやすいボトルタイプ吊り下げタイプが人気。アウトドアでは軽量さを重視してストロータイプを選ぶ人が多く、ポンプタイプは長期利用や大人数に向いています。

ボトルタイプ

ボトルタイプは、携帯浄水器の中で最も一般的で使いやすく「普段から慣れておける」防災グッズ。見た目は普通のペットボトルや水筒に近く、中にろ過フィルターが内蔵されているのが特徴。水を入れてキャップからそのまま飲むだけで、フィルターを通過した安全な水が口に届く仕組みになっています。

  • メリット:手軽、持ち運びやすい、防災バッグに常備しやすい
  • デメリット:1度に大量処理は不向き、個人用向け

飲みながらろ過できる」という手軽さが大きなメリットで、特別な操作や力が不要なので子どもから高齢者まで直感的に使えるのが魅力。容量は0.5〜1リットル程度と少なめだからこそ、防災バッグに入れてもかさばらず普段から持ち歩いて水筒代わりもできます。

素早く水を確保したいときや、アウトドアで荷物を減らしたいときに便利ですが、1度に大量の水を処理するには向いていません。あくまで「個人用」として考えるのが適切で、サブとして複数本備えておくと安心感が高まります。

吊り下げタイプ(グラビティ式)

吊り下げタイプは、袋状のタンクに大量の水を入れて高い位置に吊るし、重力を利用してろ過する「大人数の生活を支える」防災用浄水器。英語では「グラビティ式」と呼ばれ、加圧や電源を必要とせず吊るすだけで自動的に水が浄水されていきます。

1度に数リットルを処理できるので、家族やグループでの避難生活やキャンプに便利。たった1分間で数リットル処理できる高性能なモデルもあり、調理や衛生用の水をまとめて確保できます。また、力が不要なので体力を消耗しにくく、避難所生活の負担軽減にもつながります。

  • メリット:省力で大量処理、家族やグループに最適
  • デメリット:吊るす場所が必要、ソロや軽量登山には不向き

避難所や家庭での長期断水時に重宝しますが、袋を吊るす場所が必要な点や収納時にややかさばる点が弱点。一人暮らしの方やソロ登山や荷物を最小限にしたい人には向いていません。

ストロータイプ

ストロータイプは、その名の通りストローのように直接水源に差し込み、吸い込んで浄水する方式の携帯浄水器。緊急時に「とりあえず飲める状態の水を確保する」という安心感を与えてくれます。

構造がシンプルで非常に軽量なので、登山やハイキングなど荷物をできるだけ軽くしたいシーン向け。多くの製品が100g以下という超軽量で、手のひらサイズのコンパクトさから、防災バッグの隙間に入れても邪魔になりません。価格は比較的リーズナブルなものが多いので、予備用として複数持っておくことも可能です。

  • メリット:シンプル構造、コストが安い、緊急時の予備に最適
  • デメリット:吸うのに力が必要、大量処理は不可、家族利用には不向き

軽さと手軽さを重視する人にぴったりですが、1度に大量の水を処理するのには不向き。吸うときにやや力が必要になること、飲む人以外に水を分けにくいことがデメリットです。

ポンプタイプ(手動・電動)

ポンプタイプは、携帯浄水器の中で最も処理能力が高い「効率よく大量の水が確保できる」本格派モデル。コストや重量はかかるものの、1台備えておくだけで防災対策の安心感がぐんと高まります。

ポンプタイプの種類は、レバーやハンドルを手で動かし水に圧力を加えてフィルターを通す方式と、バッテリー内蔵で自動でろ過できる電動モデル。どちらも数リットル単位の水を短時間で浄水できるので、長期の断水や大人数での避難生活に最適です。

  • メリット:短時間で数リットル処理、大人数や長期利用に強い
  • デメリット:重量があり高価、構造が複雑でメンテナンスが必要

災害時は家族全員分の水をまかなう力があり、アウトドアでは長期キャンプやグループでの使用に頼れる存在。一方で、構造が複雑で重量があり価格は比較的高いのがデメリット。フィルター交換やメンテナンスの手間も必要なので、頻繁に使うのはややハードルがあります。

携帯浄水器の選び方|防災にもアウトドアにも使える基準

choice

携帯浄水器の選び方は「どんなシーンで使うのか」「どれだけの水が欲しいのか」を考えるのがコツ!種類によって得意・不得意があり、購入前にチェックポイントをおさえておかないと「思ったより使えなかった」と後悔するかもしれません。

  • ろか方式は用途に合っているか
  • 1回でどれくらい浄水できるか
  • 細菌はどこまで除去できるか
  • フィルターは交換しやすいか
  • 浄水のスピードは十分か
  • 清潔さを保ちやすいか
  • 信頼できるメーカーか

防災やアウトドアで安心して使うために、この7つの項目を1つずつ詳しく見ていきましょう。具体例もお伝えするので、あなたに合いそうな1本をイメージしてみてくださいね。

ろか方式は用途に合っているか

携帯浄水器の基本といえる「ろ過方式」。あなたが使うシーンを考えながら、どの方式が適しているかを選びましょう。

具体例
  • 中空糸膜フィルター:カタダイン BeFree 1.0L(細菌や原虫を物理的に除去)
  • 活性炭フィルター:グレイル GEOPRESS(味や臭いを改善し化学物質も軽減)
  • イオン交換樹脂:家庭用浄水器に多く搭載、防災用では上位モデルに採用されることも

中空糸膜は0.1マイクロメートルほどの微細な穴を通して水をろ過し、大腸菌や原虫などの細菌を除去。活性炭は水の臭い・塩素・農薬などの化学物質を吸着して味を改善する働きがあります。イオン交換樹脂という方式では、鉛などの重金属を減らす効果が期待できます。

防災用なら「細菌除去」を優先しつつ、できれば味や化学物質にも対応できるモデルが安心。アウトドアなら飲みやすさも重要なので、活性炭付きが便利です。

1回でどれくらい浄水できるか

携帯浄水器は種類によって処理できる水の量に差があります。「ソロで登山に使う」「家族で避難生活に備える」などの使用シーンに合わせて、容量を選びましょう。

具体例
  • ボトル型:0.5〜1Lの水をそのまま飲める(例:ソーヤー MINI SP128)
  • 吊り下げ型:3〜10Lをまとめてろ過(例:カタダイン Gravity BeFree 3.0L)
  • ポンプ型:1分間に約1L以上処理可能(例:MSR MiniWorks EX)

ストロー型やボトル型はその場で飲むのに便利ですが、1度に浄水できる量は数百ミリリットル程度。吊り下げ型やポンプ型は1度に数リットルを処理できるので、家族やグループでの利用に向いています。

災害時は家族全員分の水を確保する必要があるので、容量を基準に選ぶのはとても重要。例えば、大人1人で1日2〜3リットルの水が必要なので、家族4人では1週間で50L以上が目安です。この数字をふまえて、備蓄水と携帯浄水器を上手に併用する方法も考えておきましょう。

細菌はどこまで除去できるか

携帯浄水器は「細菌や微生物を取り除くこと」が1番の役割。もちろん、細菌・原虫・ウイルスまですべて除去できるモデルを選べば安心感は最も高くなります。でもその分、価格が高かったり重量が増えたり処理スピードが遅くなったりする弱点も。だからこそ、あなたが使うシーンに合わせて必要な性能を備えたモデルを選びましょう。

具体例
  • 細菌対応
    →大腸菌やコレラ菌などが除去でき、日本国内の川や池の水を安全にするための基本機能
  • 細菌+原虫対応
    →クリプトスポリジウムやジアルジアなどの原虫まで除去でき、防災用の最低限の基準
  • ウイルス対応
    →ノロウイルスやA型肝炎ウイルスなども除去でき、発展途上国や生活排水が混じるおそれのある環境向け

国内の防災なら「細菌+原虫対応」で十分、海外や水質が不安な地域では「ウイルス対応」がおすすめ。すべてに対応したモデルは安心ですが、手軽さや使いやすさで不便があることを覚えておきましょう。

フィルターは交換しやすいか

Filter replacement

携帯浄水器のフィルターは、交換しやすいかどうかをチェックしましょう。 水をきれいにする仕組みはフィルターに頼っているので、使い続けると性能は徐々に落ちていきます。交換が難しかったり替えが手に入らなかったりすると、せっかく本体を備えていてもいざという時に使えない事態になりかねません。

具体例
  • カタダイン BeFree:フィルター交換可能、替えフィルターも入手容易
  • MSR MiniWorks:フィルター寿命は約2000L、交換用カートリッジが豊富
  • 無名ブランドの安価モデル:交換用フィルターが手に入りにくいこともある

多くのモデルでは「浄水可能量」が明記されており、例えば1,000リットル使用可能などと記載されています。防災用に備えて長期保管したいときやアウトドアで頻繁に使いたいときは、交換が簡単で、購入元のショップで替えフィルターが入手できるモデルを選ぶと安心ですよ。

浄水のスピードは十分か

不安な水を処理するスピードも、見逃せないポイント。どれだけ安全な水を作れても、飲みたいときに時間がかかりすぎると不便です。携帯浄水器を選ぶときは「どのくらいの量を、どのくらいの時間で用意できるか」をあらかじめチェックしておきましょう。

具体例
  • ストロー型:約0.2〜0.5L/分
  • ボトル型:約0.5〜1L/分
  • 吊り下げ型:約2L/分
  • ポンプ型:1〜2L/分

例えば、ボトル型は比較的スムーズに飲めますがストロー型は吸い込む力でろ過するため少し時間がかかります。吊り下げ型やポンプ型は数リットルを数分で処理できるので、家族単位での利用に最適。災害時に配給で手に入れた水をすぐに飲めるようにしたいときは、処理速度が速いモデルが役立ちます。

清潔さを保ちやすいか

分解や洗浄が簡単で、清潔さを保ちやすい携帯浄水器を選びましょう。扱いが難しいモデルだと、使い続けるうちにフィルター内部で雑菌が繁殖してしまうおそれがあります。特に、災害時は衛生環境が十分に整っていないことも多いので、簡単にメンテナンスできる設計かどうかが安心につながります。

具体例
  • カタダイン BeFree:シェイクするだけで洗浄できる簡単設計
  • ソーヤー MINI:逆流させる専用注射器でクリーニング可能
  • MSR Guardian:自動逆洗機能付きで常に清潔を維持できる

使用後はフィルターを乾燥させたり、水を逆流させて洗浄したりすると性能が長持ちさせられます。災害時のように環境が限られている場面では「どれだけ手軽に清潔を保てるか」が安心感につながりますよ。

信頼できるメーカーか

最後に見逃せないのがメーカーの信頼性。携帯浄水器は命に関わるアイテムだからこそ、安心して使える実績あるメーカーを選びましょう。

具体例
  • カタダイン(スイス):災害支援や国際機関でも採用実績あり
  • ソーヤー(アメリカ):軽量で登山家やバックパッカーに人気
  • MSR(アメリカ):ポンプ式高性能モデルを展開、長期利用に強い

例えば、スイスのカタダイン・アメリカのソーヤー・アウトドアで定評のあるMSRは、世界中の登山家や人道支援団体に採用されています。一方で、安価な無名製品は除去性能が不明確なものもあり、肝心なときに安心して使えないおそれがあります。いざという時に頼れるのは、信頼性のあるメーカーの製品だと覚えておいてくださいね。

相場より安すぎないか

インターネットで検索すると、驚くほど安い携帯浄水器が販売されています。しかし、安価なモデルには「除去率が明記されていない」「交換用フィルターが入手できない」といったリスクがあることも少なくありません。価格だけで判断せず、必ずスペックと実績を確認しましょう。

チェックポイント
  • 除去性能(細菌99.999%除去など明記があるか)
  • フィルター寿命(何リットルまで浄水できるか)
  • メーカーの実績(国際機関や登山家に使われているか)

見た目は同じでも、実際の性能は大きく違う可能性も。防災対策では、信頼できるメーカーや国際規格に準拠した製品など「安さ」よりも「性能と安全性」を優先することが後悔しない選び方です。

携帯浄水器を安心して使うコツ

Use with confidence

携帯浄水器は災害時やアウトドアで頼れる便利な道具ですが、どんな水でも自由に飲めるようにしてくれるわけじゃありません。性能や構造には限界があり、正しく理解していないと「使ったのに安全じゃなかった」というトラブルにつながるおそれがあります。

  • 水源がなければ使えない
  • 使用前後はきちんと洗う
  • 凍結や高温を避けて保管する
  • 浄水済みと汚染水の混合は避ける
  • フィルターの寿命のサインを見逃さない

携帯浄水器が正しく安全に使えるように、上記の注意点を詳しく見ていきましょう!

水源がなければ使えない

携帯浄水器はあくまで「水をきれいにする道具」であり、水そのものを生み出す装置じゃないことを覚えておきましょう。利用できる水の有無を考えずに「携帯浄水器があれば大丈夫」と思い込むのは危険。どんなに性能が高くても、乾いた環境や砂漠地帯など水が汲めない場所では機能しません。

代表的な水源
  • 河川や池
  • 雨水(タープ等にためる)
  • 給水所や避難所のタンク
  • お風呂の残り湯

防災シーンで考えると、都市部では給水所やマンホールトイレの水槽、郊外では川やため池が主な利用先になります。ただし、こうした水もいつでも確保できるとは限らず天候や環境によって利用できないかもしれません。防災対策では、最低限の備蓄水と携帯浄水器を併用して備えておくのが現実的です。

使用前後はきちんと洗う

次回使うときに安全性が下がってしまう危険を防ぐために、携帯浄水器の使用前後は必ず洗浄して清潔を保ちましょう。使うたびにフィルター内部に微粒子や汚れが残るので、そのまま放置すると雑菌が繁殖してしまいます。特に、アウトドアや災害時の利用では、汚れた水を扱うことが多いためフィルターのケアを怠ると寿命が短くなります

ただ、災害のときは洗浄用の水が確保できないかもしれません。その場合は、備蓄水や浄水済みのきれいな水を少量だけ使って洗浄するか、フィルターを軽く振って乾かすだけでも効果があります。環境が限られているときでも「できる範囲で清潔を保つ意識」を持ちましょう。

実践ポイント
  • 使用後は必ず清潔な水で洗い流す
  • 洗浄後は通気性のある場所で乾燥させる
  • 付属の専用シリンジやクリーニングキットを活用する

洗い方は製品によって異なりますが、代表的なものは「逆流洗浄(バックフラッシュ)」と呼ばれる方法。清潔な水を逆方向に流してフィルターに詰まった汚れを押し出す仕組みで、主にストロー型やボトル型で採用されています。また、カタダインBeFreeのようにフィルターを水でシェイクするだけで洗浄できるモデルもあります。

凍結や高温を避けて保管する

携帯浄水器のフィルターは精密な構造をしており、極端な環境には弱い性質があります。普段使わないからといって、押し入れや車のトランクに入れっぱなしにするのは避けましょう。特に、注意が必要なのが凍結と高温。「凍らせない・熱くしない」というシンプルなルールを守るだけで、格段に長持ちします。

保管の工夫
  • 冬季は室内に持ち帰って保管
  • 夏場は風通しの良い日陰に置く
  • 使用後はしっかり乾燥させてから収納

フィルター内部に残った水が凍ると膨張して破損し、目に見えなくても性能が低下。真夏の車内や直射日光の下に放置すると高温で劣化が進み、除去性能が低下。防災用として保管する場合も、凍結しやすい冬季や、熱がこもる場所での長期放置は大敵です。

浄水済みと汚染水の混合を避ける

携帯浄水器を使うときは、浄水済みと原水(汚染水)を混ぜないように気をつけましょう。誤って同じ容器に入れたり、汲んだボトルの外側が汚れていて触れたりするとせっかくきれいにした水が再び汚染。災害時は衛生環境が悪化しやすいので、ほんの少しの不注意でも食中毒や感染症につながるおそれがあります。

混合を防ぐ工夫
  • 浄水用と水源用の容器を分ける
  • 汚染水が付着した手で直接触らない
  • ろ過後の水は清潔なコップやボトルに移す

「浄水した水は必ず別の容器に移す」という基本ルールを守るだけで、安全性がぐんと高まります。

フィルターの寿命のサインを見逃さない

携帯浄水器には必ず寿命があり、使い続けるとろ過性能が落ちていきます。無理に使い続けると安全性が損なわれるので、寿命のサインを発見したら早めに交換しましょう。

寿命のサイン
  • 水の味や臭いが気になる
  • 浄水スピードが極端に遅い
  • 使用可能量・使用期間を超えた

風味やろ過の感覚がいつも通りじゃなければ、フィルター内部に汚れが詰まっていたり性能落ちてきたりしている証拠。さらに、各製品には「何リットルまで使用可能」という目安があり、1000Lや2000Lなどの数値も交換の目安にできます。

ただ、メーカー記載の交換目安はあくまで理想的な環境でのタイミングなので、実際には使う水の状態によって寿命は変わります。特に泥や濁りの多い水を処理することが多い場合は、そのぶん寿命が早く縮むと考えておきましょう。

サンデーマウンテン厳選の携帯浄水器3選

Sundaymountain

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」が厳選!防災やアウトドアで信頼できる携帯浄水器を探しているあなたに、3つのモデルを紹介します。

それぞれ、どんな目的やシーンに向いているかを詳しく記載しました。あなたのスタイルや用途に合わせて、最適な1本を選んでみてくださいね。

ビーフリーAC 1.0L|KATADYN

water filter

災害時の備えや、家族と行くアウトドアに最適。口当たり良く、臭いを抑えた飲み水が素早く確保できるモデル。2段階フィルター(中空糸膜+活性炭)を備え、最大毎分2リットルの高速浄水が可能。フィルターは最大1,000リットル浄水対応(活性炭は200リットル)で、シェイクして簡単に洗浄できる「EZ‑Clean Membrane™」を採用しています。

ビーフリーAC 0.5L|KATADYN

Portable Water Purifiers

防災バッグのコンパクト収納に向いており、ひとり登山やランニングにも便利な「持ち歩き重視」のモデル。1.0 Lモデルと同じ浄水技術を搭載しつつ、小型・軽量で携帯性に優れています。容量と重量を最小限に抑えている点が魅力です。

ウルトラフラスク+500ml フィルターキット|Hydrapak

Portable Water Purifier

軽さと持ち運びやすさを求める人にぴったりのモデル。ランニング用の小型リュックや水分補給機能つきベストのポケットにもスムーズに収まる設計。柔らかく折りたためるので、使わないときはコンパクトに収納できます。浄水性能は毎分最大1リットル、合計で約1,500リットルまで対応。さらに広口で水を入れやすく、付属の逆洗浄用パーツで手軽に洗浄できるのも魅力です。

携帯浄水器と一緒に備えておきたい防災グッズ

水と一緒に「暮らしの安心」が備えられる防災グッズも見ていきましょう!

携帯浄水器は災害時に「飲み水」を確保できる心強いアイテムですが、防災の備えとしてはそれだけで万全とはいえません。ほかの防災グッズと組み合わせて準備すると、断水や停電などが起きたときにより安心して生活が続けられます。

モバイルバッテリー

Mobile battery

情報収集や家族との連絡手段に欠かせない、充電用のモバイルバッテリー。災害時にスマホが使えなくなると、必要な情報が得られず大切な人との連絡も撮れなくなってしまいます。

容量10,000mAh以上のものなら、スマホが数回フル充電できて安心。長時間の停電に備えて、ソーラーパネル付きや手回し発電タイプを選ぶとしっかり電源が確保できます。「通信手段の確保は命を守をつなぐ行動になる」と意識して、携帯浄水器と一緒にバッグに入れておきましょう。

LEDランタン・ヘッドライト

headlight

停電時は照明が欠かせません。特に、夜間の避難や屋内移動では両手を自由に使えるヘッドライトが便利です。LEDランタンは省電力で広範囲を照らせるので、避難所や家族での共同生活で活躍します。

乾電池式は交換しやすく防災用に向いていますが、充電式+ソーラー併用型なら長期停電にも対応可能。「明かりがあるだけで心の安心感が違う」という点も大切で、心理的な不安を和らげる効果も期待できます。

折りたたみウォータータンク・水受け容器

water tank

携帯浄水器があっても、水をためておく容器がなければ効率的に使えません。折りたたみ式のウォータータンクや水受け容器は、コンパクトにたためて収納がかさばらず、使用時には10〜20リットルほどの水が確保できます。

給水所で配布された水を持ち帰るときや、浄水した水を一時的に保存するのにも便利。「浄水器+水タンク」という組み合わせを防災の基本セットとして考えておきましょう。

非常用持ち出し袋に追加したい生活必需品

bodysheet

非常用持ち出し袋には、食料や水とともに生活必需品を入れておくことが大切。例えば、マスク・アルコール除菌シート・簡易トイレ・常備薬・タオル・ビニール袋などは、避難生活での衛生と快適さを大きく左右します。

特に、トイレ環境の悪化は健康リスクにつながるので簡易トイレは欠かせません。携帯浄水器と合わせてこれらをそろえておくと「飲み水+生活の衛生環境」の両方を守る備えが整います。

よくある質問Q&A|携帯浄水器に関する疑問を解決

携帯浄水器は便利な防災グッズですが、実際に備えようとすると「これは大丈夫なの?」「どうやって使うの?」といった疑問が出てきます。ここでは特に質問が多いポイントをQ&A形式で解説します。初心者でも分かりやすいように具体例を交えて紹介するので、購入前や使用時の参考にしてくださいね。

Q:海水でも良い?

A:いいえ

携帯浄水器のほとんどが海水の塩分を取り除けません。中空糸膜や活性炭フィルターは細菌や臭い物質が除去できますが、塩分は分子が小さいのでフィルターをすり抜けてしまいます。

海水を飲料水に変えるなら「逆浸透膜(RO膜)」を使った専用の海水淡水化装置が必要。携帯浄水器を防災用として準備するなら「川や雨水を飲めるようにする道具」と考えるのが現実的です。

Q:どんな水が浄水できない?

A:工業用廃水、農薬が大量に混ざった水、化学薬品や油が含まれた水、泥や砂が多すぎる水

携帯浄水器は万能じゃなく、フィルターの対象外の水はろ過しても安全とは言えません。また、泥や砂など目に見えるものが多すぎる水はフィルターがすぐに詰まってしまい、寿命を縮める原因になります。

安全に浄水できるのは「自然の水源(川・池・雨水)」や「水道水が止まったときの給水所の水」などです。泥や砂などが入った不安な水を使うときは、事前に沈殿させておくという工夫も有効です。

Q:どれくらいでフィルターを交換する?

A:一般的には1000リットル前後

フィルターの寿命は製品ごとに異なります。例えば、カタダイン BeFreeは約1000L、MSR MiniWorksは約2000L。ソーヤー MINIは最大38万Lもあり長寿命です。

ただし、使用する水の質によって寿命が変わるので製品が記載している使用量はあくまでも目安。泥や濁りが多い水を頻繁にろ過すれば、寿命が短くなります。フィルターは消耗品と考え、替えを準備しておくことが大切です。

Q:凍結したらどうすればいい?

A:新しいフィルターに交換

フィルター内部に水が残ったまま凍結すると、膨張で内部が破損するおそれがあります。目に見えるヒビがなくても性能が落ちており、細菌を除去できなくなるリスクも。1度凍結したフィルターは基本的に安全性が保証できないので、新しいフィルターに換えてください。

冬場の使用では、就寝時にシュラフの中に入れて凍結を防いだり、室内に持ち込んだりする工夫が有効。凍結リスクを減らすことが、長く安心して使うコツです。

Q:災害用とアウトドア用は同じで良い?

A:はい

多くの製品は「防災用」と「アウトドア用」で兼用できます。例えば、登山で使う浄水器をそのまま防災バッグに入れておけばいざというときにも大活躍。ただし、災害時は家族全員分の水を確保する必要があるので、選ぶときは容量や処理速度を意識してください。

ストロー型やボトル型のようにアウトドアで1人ずつ使うタイプは、防災シーンでは人数分を用意しておくのがおすすめ。一方、家族用には吊り下げ型やポンプ型などの大容量モデルが適しています。つまり「同じ浄水器でも、シーンごとに合った容量やタイプを選ぶこと」が安心につながります。

今日から始める“水の安心”とアウトドア防災の備え

携帯浄水器は「災害時に命を守る道具」でありながら、キャンプ・登山・海外旅行・海外出張でも役立つ便利なアイテム。備蓄水だけに頼らず、必要なときに安全な水が確保できるという安心感は、あなたや家族の暮らしを守る大きな力になります。

でも、万能じゃないからこそ、正しい選び方や使い方の理解が欠かせません。ろ過方式・処理量・浄水スピード・お手入れのしやすさなどを意識し、あなたにとって本当に役立つ携帯浄水器を選んでくださいね。

モデル浄水速度フィルター寿命特長
BeFree AC 1.0 L約2L/分中空糸膜 1000L /
活性炭 200L
高速浄水
洗浄簡単
味改善効果あり
BeFree AC 0.5 L同上同上コンパクト
超軽量
HydraPak UltraFlask+ 500 ml1L/分約1500L圧縮可能
ベスト対応
バックフラッシュ対応

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」では、防災にもアウトドアにも活用できる厳選の携帯浄水器や関連グッズを取りそろえています。どのメーカーも、正規品なので信頼性は抜群!

「水を確保する安心」と「自然を楽しむ自由」を両立できるアイテムを、この機会にぜひチェックしてみてください。

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