もしものときに「とりあえず避難所に行けば大丈夫」と思っていませんか?
避難所生活は、命を守るために欠かせない場所ですが、快適な暮らしが用意されているわけではありません。体調管理の難しさ、人との距離によるストレス、食事のかたよりなど、実際に過ごして初めて気づく困りごとはたくさん。守るべきルールやマナーもあり、それを知っているかどうかで過ごしやすさが大きく変わります。
ここでは、
「避難所生活って実際どうなの?」
「何を備えておけばいい?」
と気になるあなたへ、1日の流れや実際の環境、困りやすいポイントなどをまとめてご紹介。避難所での生活が具体的に想像でき、あなたや家族にとって必要なものがわかる情報です。
サンデーマウンテンが扱うアウトドア用品も参考にしながら、いざという時に慌てず落ち着いて行動できるようになりましょう!
避難所生活の困りごとを減らしておこう!

避難所生活は安全確保が最優先
避難所生活で最も優先されるのは、快適さよりも安全。発災直後は余震や二次災害の可能性が残っていることも多く、落ち着かない状況が続きます。そんな中で、自己判断で動いてしまうと思わぬトラブルに。避難所に到着したら周囲の状況を確認しつつ、決められたルールや指示の把握が大切です。
安全確保が後回しになると、次のような困りごとが起きやすくなります。
- 避難所の仕組みが分からず、情報や支援を受け取りにくくなる
- 非常口や共有スペースの場所を把握できず、移動が不安になる
- 体調不良やケガなどを伝えそびれ、無理をして悪化してしまう
- 貴重品や私物の管理があいまいになり、紛失や行き違いが起きやすい
避難所は多くの人が同じ空間で過ごす場所。1人ひとりが安全を意識して行動すると、周囲とのトラブルも起きにくくなります。
知識と備えで快適さを確保する
避難所生活の困りごとは、気持ちの持ちようだけではどうにもならないことが多いです。理由は、眠りにくさ・衛生面の不便さ・音やニオイによるストレスなど、避難所という環境そのものから生まれやすいため。「がんばる」よりも「知っているかどうか」で感じ方に差が出ます。
避難所では、時間の経過とともに環境が整っていくのが一般的ですが、発災直後から十分な設備が用意されるとは限りません。以下のように、どんな困りごとが起きやすいのかを知っているだけでも、心構えが変わり戸惑いを減らしやすくなります。
- 眠りにくいのは珍しいことじゃない
- 体調を崩しやすい環境になりやすい
- 気分が落ち込むのは自然な反応
こうした前提を理解しておくと「自分だけがつらいわけではない」と受け止めやすくなります。知識と備えは、避難所生活を特別なものにしすぎず、落ち着いて向き合うための支え。大切なのは、完璧を目指すことではなく、困りごとが起きやすい状況だと知っておくことです。
避難所生活ってどんな暮らしができるの?

避難所生活は、助け合いの場である一方で、普段の暮らしよりも不便なことがたくさん。自宅のように自由に動けるわけではなく、決められた空間とルールの中で過ごすためです。もしもの時にギャップによるストレスを感じないよう、避難所生活の1日の流れと、実際に多い環境を知って「どんな暮らしになるのか」をイメージしてみましょう。
1日の主な過ごし方
避難所生活の1日は、学校や仕事のある日常とはかなり違います。時間割が決まっているわけではなく、支援物資の配布やアナウンスを軸に動くのが主流。朝は周囲の人の動きや明かりで自然と目が覚め、身支度や簡単な片付けからスタート。その後、決められた時間帯に食事や物資が配られることがあり、そのほかの時間は待機や休憩が中心です。
日中は、情報掲示板を確認したり、体調を見ながら座って過ごしたりする人が多く、長時間同じ姿勢になりがち。夜は消灯時間があって早めに静かな時間に入りますが、周囲の物音や照明の影響で思うように眠れないことも珍しくありません。避難所生活では「何もしない時間」が長く感じやすく、精神的な疲れもたまりやすいのが特徴です。
実際の環境
避難所生活の環境は、体育館・公民館・学校の教室などが中心。床は硬く、冷えやすいことが多いので直接座ったり寝たりすると体への負担が大きくなります。仕切りは簡易的なものが多く、隣の人との距離が近い状態で過ごすケースも少なくありません。
自分自身やまわりの音・ニオイも気になりやすいポイント。話し声・足音・いびき・トイレ周辺のニオイなどが重なり、落ち着きにくく感じることがあります。照明は消し切れない場合があり、常に薄明るい空間で過ごすことも。トイレや洗面所は共有で、混雑する時間帯ができやすく、衛生面に気を配る必要があります。
避難所生活で困りやすいこと
避難所生活では、日常では意識しなくてもよかったことが一気に表に出てきます。設備や環境の制限、人との距離の近さ、先が見えない不安などが重なり、心と体の両方に大きな負担に。
心構えが少しでもできるように、避難所生活で特に多く聞かれる困りごとを知っておきましょう。
睡眠不足・疲労・体調管理の難しさ

避難所生活で多くの人が最初に困るのが、十分に休めないこと。体育館や公民館などの避難所は自宅と大きく異なり、落ち着いて眠るのが難しくなります。
- 照明が完全に消えず、明るさが残ることが多い
- 人の出入りによる足音や話し声が続きやすい
- いびきや物音が重なり、静かな時間が少ない
- 床が硬く、体を伸ばして眠りにくい
このような環境では、寝たつもりでも体が休まらず疲労がたまりやすくなります。睡眠不足が続くと、だるさや集中力の低下を感じてしまい体調も悪化。避難所生活では「眠れないのは特別なことじゃない」と知っておくだけでも、焦りや自分を責める気持ちが和らぎます。
人間関係・ニオイ・音によるストレス

避難所生活は、多くの人が同じ空間で過ごす暮らし。そのため、人との距離の近さが大きなストレスになりやすくなります。
- 仕切りが少なくプライベートな空間がほとんどない
- 話し声、足音、アラーム音などが常に聞こえやすい
- トイレ周辺や生活臭が混ざり、気になりやすい
- 周囲に気を遣い続け、精神的に疲れやすい
これらは性格の問題ではなく、環境によって誰でも感じやすい負担。避難所生活では、小さな刺激が積み重なりやすいので「気になる自分がおかしいわけではない」と理解しておくことが心の余裕につながります。
非日常の環境から起きる健康トラブル

避難所生活では特別な持病がなくても、非日常の環境に置かれることで体調が崩れやすくなるのが特徴。普段より体を動かす機会が減り、同じ姿勢で過ごす時間が増えやすくなります。
- 寒さや暑さを調整しにくい
- 長時間座ったままになりやすい
- 換気が十分じゃない時間帯がある
- 手洗いや入浴が思うようにできない
このような状態が続くと、体のこわばり・違和感・肌の不調などが出やすくなります。
支援物資や食事の不足による落ち込み

避難所生活では、支援物資や食事が十分にそろうまで時間がかかることも。以下のような状況が続くと「ちゃんと生活できていない」という感覚が強まり、気持ちが沈みやすくなります。
- 配布の時間や内容が安定しない
- 同じような食事が続きやすい
- 必要な物がすぐ手に入らない
- 温かい食事が取りにくい
支援物資や食事に関する不安や落ち込みは、とても自然な反応。避難所生活では、心の状態が食事や物資の状況に左右されやすいことを知っておくことが大切です。
避難所生活で配慮が必要な人が困りやすいこと

避難所生活で感じる困りごとは、年齢・立場・家族構成によって差が出やすくなります。見た目では分かりにくい負担も多く、周囲に遠慮して声を上げにくいケースも少なくありません。
女性・子ども・高齢者・ペットがいる人たちがどんな時に困りやすいのかも詳しくお伝えしますね。
女性
避難所生活では、女性ならではの困りごとが表に出にくくなりがち。体調のことを後回しにしてしまう人も多く、無理を重ねやすいのが特徴です。
- 着替えや就寝時に人の視線が気になりやすい
- トイレや衛生面で不安を感じやすい
- 体調の変化について相談しづらい
- 暗い場所や移動で緊張しやすい
プライバシーが限られた環境では、常に周囲を気にしながら行動することになり、気が休まりにくくなります。女性は、見えない疲れがたまりやすい立場だと理解しておくことが大切です。
子ども
子どもにとって避難所生活は、理由が分からないまま制限が増える暮らしに。いつもの生活と大きく変わる環境に戸惑い、気持ちをうまく切り替えられないことも少なくありません。
- 遊ぶ場所が限られ、体を動かす機会が少ない
- 静かにする場面が多く、我慢が続きやすい
- 周囲の不安や緊張を敏感に感じ取りやすい
- 夜に眠れず、不安定になりやすい
環境の変化にうまく順応できず、落ち着きがなくなったり、突然泣き出したりすることもあります。こうした行動はわがままではなく、非日常の中で起きやすい自然な反応。保護者も、周囲の目を気にしてしまい強い気疲れを感じやすくなります。
高齢者
高齢者にとっての避難所生活は、環境そのものが体の負担になりやすい暮らしに。自宅とは違う空間で過ごす時間が続くことで、体力や調子に影響が出やすくなります。
- 生活リズムの乱れに順応しにくい
- 床での生活や長時間の座位がつらい
- 慣れない環境で体調が変化しやすい
- 持病や服薬について伝えにくいことがある
元気そうに見えても、疲れが内側にたまりやすく、体調を崩してから気づかれるケースもあります。避難所生活では、無理をしやすい点に周囲が気づきにくいことが、高齢者の困りごとを深くしています。
ペットがいる人
ペットがいる人は、人だけじゃなく愛犬や愛猫などの存在も同時に気にかける必要がある立場。心の支えになる一方で、強い気遣いの対象にもなります。
- ペットと同じ空間で過ごせないケースがある
- 鳴き声やニオイが迷惑にならないか気を遣う
- ペットの体調やストレスが心配になる
- 世話のために行動が制限されやすい
周囲への遠慮とペットへの心配が重なり、精神的に疲れやすくなる点がこの立場ならではの困りごとです。
避難所生活のルールとマナーを守って気持ちよく過ごそう!
避難所には必ず守るべき「ルール」があり、それとは別に、知っておくとトラブルを減らしやすい「マナー」もあります。避難所生活を穏やかに続けるために、基本的な考え方を見ていきましょう。
守る必要がある「ルール」一覧
避難所のルールは、安全確保と公平性を保つために設けられています。自分だけじゃなく、全体の秩序を守るための決まり事で、守らないと混乱が起きやすくなり支援が滞るおそれもあります。
- 受付や名簿への登録を済ませ、指示を受ける
- 避難スペースや共有場所の使い方を確認する
- 消灯時間や静かに過ごす時間帯を把握する
- 支援物資や食事は案内に従って受け取る
- 立ち入り禁止区域には入らない
避難所生活では「知らなかった」では済まされない場面もあるので、掲示板やアナウンスはこまめに確認。分からないことは運営側に聞く姿勢が大切です。
トラブルが減らせる「マナー」一覧
マナーは「良い人に見られるため」ではなく、同じ場所で長く過ごすための知恵として意識することが大切。すぐに注意されることは少なくても、積み重なると人間関係のストレスにつながりやすくなります。
- 音を立てすぎないよう意識する
- 共有スペースを独占しない
- ニオイの強い物の扱いに気をつける
- 他人の持ち物やスペースに不用意に触れない
- 困っていそうな人に目を向ける
慣れない暮らしは、誰もが余裕を失いやすくなるのが主流。ちょっとした配慮があると周囲との摩擦が減り、自分自身の居心地もよくなりす。
避難所生活にあると本当に助かるものは?
避難所での生活中に、多くの人が「あって助かった」「これは必要だった」と感じやすいものを見ていきましょう。支援物資が十分にそろうまで時間がかかることもあり、その間は手元にある物が日々の負担を支える場面も少なくありません。
生活の基本アイテム

避難所生活を続けるうえで、まず支えになるのが「生活を回すため」の基本アイテム。目立たない存在ですが、不足すると不便さを強く感じやすくなります。
- 夜間や暗い場所で手元が確認できる明かり
- 情報を確認するためのスマホ周りの備え
- 飲み物を安定して確保できる容器
- 手や口が清潔に保てる衛生用品
これらがそろっていないと、日々の小さな動作が負担になりやすく疲れもたまる一方。特別な物よりも「毎日使う物」があるかどうかで快適性がぐんと高まります。
快適さ重視アイテム

避難所生活が数日以上続くと、心と体の負担をどう和らげるかが大きなテーマに。そこで役立つのが、快適さを高めるためのアイテムです。
- 体を休めやすくする寝具類
- 音や光などの刺激を和らげるための道具
- 気分を切り替えやすくする身の回りの持ち物
- 体温の変化に対応しやすい防寒・温度調整用の装備
これらは「なくても過ごせるが、あると助かる」存在。避難所生活では、気持ちに少し余裕があるだけで同じ環境でも受け止め方が変わるので、快適さを考えた備えが長引く暮らしを支える助けになります。
困りごと別|避難所生活向け防災グッズ12選
避難所生活では「何がつらいか」によって役立つものが大きく変わります。そこで、よくある困りごとごとに避難所生活と相性のよい防災グッズをご紹介!限られた環境でも使いやすく、普段のアウトドアでも活用しやすいものをピックアップしました。
睡眠・疲労・体調管理
避難所での暮らしは、環境の変化によって睡眠の質が落ちやすく疲れが抜けにくい状態が続きます。体調が崩れると気力まで落ちやすくなるので、まずは「体を休めること」を支える備えが大切になります。
ブランケット
ブランケットは、体を直接包むことで熱を逃がしにくくするアイテム。体育館の床から伝わる冷えや、夜間の気温低下による体力消耗を抑えます。
- 軽くて持ち運びやすい
- コンパクトに畳める
- 速乾性があり汚れても扱いやすい

避難所の限られたスペースでも使いやすいのが大きな魅力。床に敷いて断熱対策に使ったり、肩に羽織って体温調整をしたりと用途が広く、1枚で複数の困りごとに対応できます。寒さで眠れない、体がこわばるといった悩みを減らしたい人に向いた備えです。
断熱マット
断熱マットは、床から伝わる冷気や衝撃をやわらかく遮り、体を休めやすい状態をつくるアイテム。床に直接座ったり横になったりする時間が長くなったときに、冷えや硬さによる体への負担を軽くします。
- 薄くても断熱効果を発揮できる
- 軽量で持ち運びしやすい
- 設置や片付けが簡単

ブランケットよりは大きめですが、避難所の限られたスペースでも扱いやすいのが魅力。床に直接寝るよりも体の負担を感じにくくなり、腰や背中のつらさが和らぎやすくなります。床での生活がつらく感じやすい人や、少しでも体をラクに休めたい人に向いた備えです。
寝袋
寝袋は、全身を包み込むことで体温を保ちやすくし、冷えによる目覚めや眠りの浅さを減らすアイテム。支給される毛布だけで過ごす生活の中で、寒さや寝心地への不安を和らげてくれます。
- 保温性と収納性のバランスが良い
- 軽量で持ち運びしやすい
- 体にフィットしやすい

包まれる感覚があることで安心しやすく、周囲の視線が気になる場面でも落ち着いて休みやすくなります。寒さが苦手な人や、少しでも安心して眠りたい人に向いた備えです。
人間関係・ニオイ・音
人との距離が近い避難所生活では、自分では調整できない音やニオイと向き合う場面が増加。こうした刺激は積み重なるほど負担になりやすいので、周囲と無理なく過ごすための工夫が大切です。
ネックピロー
ネックピローは、首元を支えて姿勢を安定させることで周囲を気にし続ける状態から離れやすくし、体の緊張をゆるめるアイテム。人との距離が近く、周囲の音や動きが気になり続けたときの首や肩の緊張を和らげ、ちょっとしたことでも気疲れしにくくなります。
- 空気量が調整でき、自分に合った高さで使いやすい
- 小さく折りたためて、周囲の邪魔になりにくい
- 軽くて持ち運びしやすい

短い休憩時間でも首を預けやすくなり、体が楽になることで気持ちにも余裕が生まれやすくなります。避難所で人との距離感に疲れやすい人や、少しでも自分のペースを保ちたい人に向いた備えです。
ネックゲイター
ネックゲイターは、首元や口元を覆うことで不快感を和らげ、気持ちを落ち着かせるアイテム。人が集まる環境で感じやすいニオイや空気の乾燥による不快感を、やわらかく和らげてくれます。
- 通気性がある
- 速乾性が高い
- 長時間使っても負担になりにくい

気温や湿度の違いで着けたり外したりしやすく、屋内外への移動時も首元の状態をすぐに調整できるのが魅力。周囲への配慮にもつながり、自分自身のストレスも減らしやすくなります。刺激に敏感な人や、空間のニオイが気になりやすい人に向いた備えです。
アイマスク・耳栓
アイマスクや耳栓は、光や音の刺激をやわらかく減らし、休息を取りやすくするアイテム。照明が完全に消えなかったり話し声や物音が続いたりする避難所で、気持ちを静かに整えてくれます。
- 装着感がやさしい
- 必要な時間だけさっと使える
- 周囲の音や光との距離を取りやすい

刺激を完全に遮断するのではなく、自分にとって気になる部分だけを和らげることで、眠りやすさを保ちやすくなります。光や音に敏感な人に向いた備えです。
非日常の環境
避難所生活は、普段の暮らしとは行動の流れや過ごし方が大きく変わります。そのズレが続くと、体も気持ちもボロボロに。生活リズムを整えてくれる道具が支えになります。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは、必要なタイミングに自分の判断で充電できるようにするアイテム。スマホが情報収集や連絡手段として手放せなくても、周囲の状況に左右されにくくなり、情報を確認する、家族と連絡を取るなどの行動が安定して続けられます。
- 何回かフル充電できる容量
- 持ち歩きやすい重さとサイズ感
- 電源が少ない場所でも頼りになる

避難所に充電スポットが設置されても、順番待ちになればストレスの原因に。モバイルバッテリーがあれば、必要なときに情報を確認できる安心感が生まれ、気持ちの落ち着きにつながります。災害の最新情報や連絡手段を確保しておきたい人に向いた備えです。
折りたたみチェア
折りたたみチェアは、姿勢を保ちやすくし、体をラクに休ませるアイテム。避難所生活では、床に座ったまま過ごす時間が長くなりやすく、知らないうちに腰・背中・脚に負担がたまっていきます。体を預けられる場所があるだけで、休憩の質が変わり、疲れの残り方も変わりやすくなります。
- 床に直接座らずに過ごせる
- 立ち座りの動作が楽になる
- 必要なときだけ出して使える

床から体を離せることで姿勢が安定し、長時間同じ体勢でいることによるつらさが軽減。立ち座りの動作も楽になり、体力の消耗を抑えやすくなります。床生活がつらく感じやすい人に向いた備えです。
ボディシート
ボディシートは、体を拭くだけで簡単にさっぱりした感覚を得られ、気分がリフレッシュするアイテム。避難所では入浴できない状況が続きやすく、汗や皮脂による不快感が積み重なりがち。体のベタつきやニオイが気になると、それだけで気持ちが落ち着かなくなることもあります。
- 汗やベタつきをさっと拭ける
- 入浴できない日でも気分を切り替えやすい
- 水を使わずにケアできる

体を清潔に保つことは、周囲への配慮だけじゃなく自分自身の気持ちを整えることにもつながります。身だしなみが気になるときや、少し気分を切り替えたい場面で役立つ備えです。
支援物資や食事の不足
支援物資は十分に行き渡るまで時間がかかることがあり、避難所生活では食事や飲み物を自由に選べないシーンも。そんなときに、少しでも選択肢を持てる備えがあると気持ちの落ち込みを抑えやすくなります。
携帯浄水器
携帯浄水器は、口にするのが不安な水が活用できる場面を増やし、水に対する不安を減らすアイテム。水が配布されるまで時間がかかったり、量やタイミングにばらつきが出たりするときに、選択肢が一つ増えるので「足りるだろうか」という気持ちの負担が軽くなります。
- 軽量で持ち運びやすい
- 電源を使わずに使える
- 操作がシンプル

飲み水を気軽に使えない状況が続くと、喉だけじゃなく、心の渇きも安定しません。水の確保に不安を感じやすい人や、支援物資が届くまでの間を少しでも安心して過ごしたい人に向いた備えです。
保温保冷マグ
保温保冷マグは、飲み物やスープの温度をキープし、少量でも満足感が得られるアイテム。温かい物を口にすることで、体だけじゃなく気持ちも落ち着かせてくれます。
- 保温保冷力が高い
- フタ付きでこぼれにくい
- 持ちやすく安定感がある

避難所生活では、飲み物をゆっくり味わう時間が取りにくく、気づかないうちに水分補給が雑になりがち。また、冷たい飲み物や常温の飲み物が続くと、体が冷えやすくなることもあります。冷えが気になる人や、飲み物でほっと一息つきたい場面を大切にしたい人に向いた備えです。
折りたたみ式カトラリー
折りたたみ式カトラリーは、慣れた使い心地で食事を取りやすくなり、食べること自体のストレスを減らすアイテム。食事がスムーズに進むだけでも、気持ちの余裕につながります。非常持ち出し袋からサッと出し入れできるのも魅力です。
- 丈夫で折れにくい
- 洗って繰り返し使える
- コンパクトに収納できる

避難所では、支給される食事や非常食が食べにくく感じることがあります。割り箸や簡易的なスプーンでは使いづらかったり、数が足りなかったりする場面も少なくありません。食事の時間を少しでも落ち着いて過ごしたい人や、食べ物を食べやすくしたい人に向いた備えです。
避難所生活をラクに過ごす工夫をしよう
避難所生活では、用意した防災グッズがあるだけでは十分とは言えません。大切なのは、それらを「どう使い」「どんな気持ちで」向き合い続けるかです。これまで紹介してきた防災グッズを無理なく活かし、負担を少しずつ軽くするための考え方をお伝えしますね。
無理せず力を抜く
避難所生活では、「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎるほど疲れがたまりやすくなります。防災グッズも、すべてをフル活用しようとしなくて大丈夫!
- 今日はブランケットだけ使えれば十分
- 床がつらいときだけ断熱マットを敷く
- 眠れない日は横になるだけでも良しとする
このように、その日の体調や気分に合わせて使い分けることが大切。無理をしない使い方を自分に許すと、体だけでなく気持ちの消耗も抑えやすくなります。避難所生活では、力を抜くこと自体が大切な工夫のひとつです。
できる範囲で気分転換をする
避難所生活が長引くと、同じ景色や行動の繰り返しで気持ちが沈みやすくなります。そんなときに、防災グッズが気分を切り替えるきっかけに!
- 保温保冷マグで、いつもよりゆっくり飲み物を飲む
- ボディシートで体を拭き、さっぱりした感覚を作る
- アイマスクやネックゲイターで、一時的に周囲と距離を取る
小さな行動でも「いつも通り」に近い感覚に。大きな気分転換を目指さず、できる範囲で切り替えることが避難所生活を続けるうえでの支えになります。
アウトドアでアイテムを使い慣れておく
防災グッズは、避難所で初めて使うより、普段から触れておいたほうが安心して使えます。その練習にちょうど良い環境なのがアウトドア!
- 寝袋やマットをキャンプや自宅で試してみる
- 折りたたみチェアを日常の休憩で出して座ってみる
- 保温マグやカトラリーを自宅や外出先で使ってみる
使い慣れている道具は、避難所生活でも戸惑いが少なく、自然に手が伸びます。アウトドア用品を日常に取り入れておくことは、特別な準備ではなく、避難所生活への備えを続けやすくする工夫です。
避難所生活に備えるために今できること

避難所生活は、災害が起きてから考えると精神的な衝撃もあり負担が大きくなりやすいです。一方で、事前に少しだけ視点を変えておくと、困りごとの量がぐんと減らせます。あなたが今日から見直せる備えに絞って、わかりやすくお伝えしますね。
非常持ち出し袋を避難所生活目線で見直す
避難するときの相棒「非常持ち出し袋」は、命を守るための中身になりがち。でも、避難所生活を想像すると見直したい点がいくつも出てきます。
- 床で過ごす時間が長いことを想定できているか
- 数日以上続く非日常の暮らしを前提にしているか
- 人の気配・光・音が多い環境を考えられているか
水や食料だけでなく「休む」「気持ちを落ち着ける」「清潔を保つ」といった視点を足すこと、避難所生活の負担がぐんとダウン。中身を増やすより、避難所での使い道を想像しながら入れ替えておきましょう。
アウトドア用品で続けやすい状態に整える
避難所生活に向いた防災グッズは、アウトドア用品と重なるものが多くあります。その理由は、使いやすさと繰り返し使えるため。
- 寝袋やマット
→ 体を休める姿勢や感覚に、普段から慣れておける - モバイルバッテリー
→ 情報確認や連絡の流れを、普段と同じ感覚で保てる - 折りたたみチェアやマグ
→ いつもの姿勢や飲み方に近い時間を作りやすい
いずれも、収納や持ち運びを前提に設計されたものが多く、必要なときにすぐ取り出しやすいのも魅力。日常やアウトドアで使い慣れていれば、避難所生活でも迷わず使えます。備えを続けやすくするために、特別な防災用品としてしまい込まず「普段も使う物」として整えておきましょう。
ほかの避難方法も知っておく
避難と聞くと避難所生活だけを思い浮かべがちですが、実際には状況によって選べる行動は一つではありません。次のような視点から判断し、在宅避難や車中泊などほかの避難方法のほうが命や暮らしを守れるケースがあります。
- 自宅が安全な状態を保てているか
- 家族構成や体調に合った過ごし方ができるか
- 電気や水道など、使えるライフラインはどこまであるか
避難所生活が必要になる場面もあれば、別の方法を選ぶことで心身の負担を抑えられることも。いざという時の判断を遅らせないためにも、あらかじめ複数の避難方法を頭に入れておきましょう。
避難所生活は事前の準備で大きく変えられる
避難所生活は、始まってから工夫するのが難しい暮らし。どんな困りごとが起きやすいかを知り、少しでも備えておけば心と体の負担が軽くなります。
大切なのは、特別な我慢をすることではなく「少し休める」「少し整う」という状態を作っておくこと。その備えとして相性がいいのが、普段も使えるアウトドア用品。寝袋やマット、保温マグなどは、非常時だけの道具ではなく、使い慣れているからこそ避難所生活でも役立ちます。

国内最大規模のアウトドアショップ「サンデーマウンテン」では、避難所生活にも活かしやすいアウトドア用品を日常目線で選べます。防災のために構えすぎず、普段使いしながら備える。それが、無理なく続く準備につながります。
避難所生活は、知っているかどうか、備えているかどうかで感じ方が変わります。今日できることから、少しずつ整えていきましょう。

























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