風わたるススキ野原にひらひらと着流しの裾をなびかせる素浪人。

モノクロ映画のそんな情景を思い浮かべ、こんな風に絵になる着こなしをしたいものだとデザインしたのがこのフタエズボンです。

前後のフラップがアクセントのまるで着物の様な見た目ですが、インナーはゆったりした九分丈のズボンです。

日本の伝統的な意匠と高機能素材を融合させた凌ならではのアイテムです。

ナイロンでありながら自然な風合いの素材は薄すぎず厚すぎないちょうどいい塩梅で、ズボンにフラップを重ねて生地が二重になることでほど良い保温性が得られ、秋から春のシノギングにピッタリのアイテムです。

ナイロンベルトを排除してスッキリしたウェストまわり、手を下ろした位置に配置したポケットなど、使いやすさにもこだわっています。

凌の美学でデザインされた着物フラップに素材の柔らかさがマッチすることで独特のシルエットを作り出すだけでなく、前後の裾を端折ってスナップボタンで止めてば、急斜面や露岩帯を含むようなテクニカルなシノギングにも対応し、悪場での足元確認もできる他、風が強い時のバタつきも押さえます。

自然な風合いのタッサーナイロンは、適度な防風性と通気性を備えているのでオーバーヒートしにくく、撥水性と速乾性を備えているのでちょっとした雨でも慌てる必要はありません。

急斜面では自分で裾を踏んでしまうことがあるので、裾を端折るようにスナップボタンで止めてください。